起業の天才
こんにちは。村田です。
今回は、おすすめの読書をご紹介します。
起業の天才
リクルートの創業者のことはこの本を読むまで知らなかったです。
リクルートを8兆円企業にしたのは、敏腕な創業者抜きでは語れないと思う。その創業者が江副氏。
先見性が極めて高く、彼はいち早くIBMからパソコンを会社に導入。会社の資本金すべてを費やすほどに先行投資をしたとか。
リクルートって広告系や人材系のイメージが強かったけど、もちろん会社にパソコンを導入した日本で一番最初の会社だったし、驚きは、ジェフべゾスが部下だったこと。
何より、江副氏は「ベンチャー企業」のパイオニアで日本の先頭をいくはずだったのに、戦後最大のリクルート事件がきっかけで罪人に。日本の経済界から姿を消しました。
この事件を深く知れば知るほど、日本でベンチャー企業が育ちにくいルールがたくさんあることに気づきます。きっと、世界が江副氏に追いつけなかったんだと思う。1987年、バブル経済の絶頂の時点で彼は、クラウドやグーグルのような会社を作る構想がすでにできていたのだから。
皮肉にも、今を生きるジェフベゾスが江副氏が思い描いていた世界を実現しています。
当時二人が将来を語る機会があれば、いったいどんな会話をしていたのか興味が沸いてしかたがないです。