#21 音楽を聴くだけで暗号通貨がもらえるサービス「PENTA」が始動 / Tyler, The Creatorの最新作がレコードのリリース後にチャート1位に返り咲く ほか
「CATCH WHAT'S NEXT」はシンガーソングライター、音楽プロデューサーとして活動しているYonYonと音楽ブロガー、HIPHOPライターのアボかどが 話題のテックニュースから最新ガジェット情報、音楽ニュース、HIPHOPスラングなどの豆知識まで、 普通のニュースプログラムでは聴けないカルチャーニュースを毎週月曜日、水曜日、金曜日の朝にリスナー目線で分かり易く解説していくPODCASTです。
面白いと思った方は #世界のカルチャー をつけてシェアしてみてください!
4月29日の「CATCH WHAT'S NEXT」で取り上げたトピックは以下の4つです。
音楽を聴くだけで暗号通貨がもらえるサービス「PENTA」が始動
4月25日、音楽を聴くだけで暗号通貨がもらえる新たなWeb3ミュージックプレイヤー「PENTA」の制作がアナウンスされました。
これはSpotifyのアカウントとウォレットを接続して音楽を再生することで、その再生時間に応じてトークンを獲得することができるというもの。専用のヘッドフォンNFTと連動しており、トークンの獲得可能量はヘッドフォンNFTのレアリティ、レベル、ジャンルと再生時間に応じて増減します。このヘッドフォンNFTを育てることで、1秒間に獲得できるトークンの量を増やすことができるという仕組みです。
プロトタイプ版はEthereumのRinkeby Testnetで5月7日にリリースされる予定。現時点では本格リリースの日付は発表されていませんが、続報に期待です。
NikeとRTFKTが共同でデジタル・スニーカーを発表
メタバース上のスニーカーNFTなどを制作する「RTFKT」は23日、親会社である大手スポーツブランド「Nike」とのコラボしたデジタル・スニーカー「CryptoKicks」を公開しました。今年初頭に販売されたメタリックキューブ型のNFTコレクション「MNLTH」を購入した人限定で入手できます。
CryptoKicksはNikeを象徴するモデルの一つ「Dunk」のシルエットをもとにデザインされたもの。ユーザーは8つのスキンでカスタマイズできます。CryptoKicksは今後も続々とリリースを予定しており、早ければ来月には第2弾が発表されるとのことです。
NikeがRTFKTを買収したのは昨年12月。多くのファッションブランドがNFTへの参入を表明する中、この買収は大きな話題を集めました。今後もNikeとRTFKTの動きには要注目です。
ピコ太郎が親子NFTユニット「Zombie Zoo Keeper」とコラボ
「PPAP」のヒットで世界中の注目を集めたエンターテイナーのピコ太郎が、日本在住の親子NFTユニット「Zombie Zoo Keeper」とコラボしたミュージックビデオを制作することが報じられました。5月のリリースを前にMVにアクセスできるNFTも4月26日から1000個販売されています。
Zombie Zoo Keeperは、日本在住のアーティストの草野絵美さんと、小学生の息子で構成するユニットです。プロジェクトをプロデュースしたのは、ロサンゼルスのWeb3企業「OP3N」です。オープンはアジアのアーティストと世界中のファンをNFTで繋げるスマートフォンアプリを開発しており、NFT購入者は今回のミュージックビデオのフルバージョンもオープンのアプリ上で見ることができます。
なお、Zombie Zoo Keeperのメンバーである草野絵美さんは、別プロジェクト「新生ギャルバース」の制作メンバーとしても活躍しています。
Tyler, The Creatorの最新作がレコードのリリース後にチャート1位に返り咲く
ロサンゼルスのラッパー、Tyler, The Creatorが新たな快挙を成し遂げました。
グラミー賞の最優秀ラップアルバム部門など多くの賞を獲得しているTylerの最新アルバム「CALL ME IF YOU GET LOST」ですが、このほどレコードでの販売がスタート。その結果、リリースから10か月近く経った今、再びビルボードチャートでの1位に返り咲きました。
また、今回Tylerが売り上げた49,500枚という記録は、1991年以降にリリースされた男性ソロアーティストのレコードとしては最大の数字です。なお、レコードのリリース後に再び1位に返り咲いた作品としては4つ目の例となります。
なお、「CALL ME IF YOU GET LOST」のレコードはTylerのウェブサイトにて現在も購入できます。
今回の解説
メンターのアボかどがリスナー目線でわかりやすく解説。
今回はTyler, The Creatorの最新作がレコード化を機に再びヒットしたことについて話しました。先日4月23日のレコードストアデイの話も少ししています。
PODCASTはこちらから⇩