#18 国内で新たなメタバース関連団体が設立 / グラミー賞最多受賞のJon Batisteのセールスが急上昇 ほか
「CATCH WHAT'S NEXT」はシンガーソングライター、音楽プロデューサーとして活動しているYonYonと音楽ブロガー、HIPHOPライターのアボかどが 話題のテックニュースから最新ガジェット情報、音楽ニュース、HIPHOPスラングなどの豆知識まで、 普通のニュースプログラムでは聴けないカルチャーニュースを毎週月曜日、水曜日、金曜日の朝にリスナー目線で分かり易く解説していくPODCASTです。
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4月22日の「CATCH WHAT'S NEXT」で取り上げたトピックは以下の4つです。
Kendrick Lamarがニューアルバムのリリースをアナウンス
現代屈指の人気ラッパー、Kendrick Lamarがニューアルバム「Mr. Morale & The Big Steppers」を5月13日にリリースすることを発表しました。
Kendrick Lamarは2017年のアルバム「DAMN.」を最後にソロアルバムをリリースしておらず、5年ぶりの作品となります。2020年には一度アルバムのレコーディング終了が報じられたものの、そこからリリースされることがなく二年が経過していました。しかし、今年に入ってからKendrick Lamarが出演を予定している大型音楽フェス「Rolling Loud」がアルバムリリースを示唆し、今年こそ出るのではないかと噂されていました。
なお、Kendrick Lamarは今回のアルバムを最後に所属レーベル「Top Dawg Entertainment」を離れることが報じられています。
国内で新たなメタバース関連団体が設立
任意団体として活動していた「メタバース推進協議会」が4月18日、3月末に一般社団法人として正式に発足したことを発表しました。メタバースを巡る文化やコミュニティーの形成、ビジネス促進に向けた業界ルール作りを目指していくとのことです。
代表理事には、東京大学名誉教授で脳科学者の養老孟司さんが就任。日本におけるメタバースの研究と啓発、法律に関する研究と政策提言などの活動を行っていく予定です。
ブロックチェーン事業者を中心に設立された「日本メタバース協会」など、メタバースに関する業界団体はこれまでにもいくつか立ち上がっています。しかし、仮想空間におけるルール作りが不十分だという声もあります。ルール作りを目標の一つに定める「メタバース推進協議会」には要注目です。
DJでグラフィティライターのDJ Kay Slayが死去
多大な功績を残したニューヨークのDJでグラフィティライターの、DJ Kay Slayが4月17日に亡くなっていたことが報じられました。享年55歳です。
DJ Kay Slayは80年代からヒップホップに携わり、日本にヒップホップが伝わったきっかけとして指摘されることの多い映画「ワイルド・スタイル」にもグラフィティライターとして出演していた人物です。DJとしての活動も行い、現在のDJ Khaledのように多くのアーティストをフィーチャーしたアルバムもリリースしています。昨年には110人ものラッパーを迎えたシングル「Rolling 110 Deep」をリリースし、大きな話題を呼びました。
DJ Kay Slayは今年の1月に新型コロナウィルスで入院し、その闘病生活が伝えられていました。ご冥福をお祈りします。
グラミー賞最多受賞のJon Batisteのセールスが急上昇
先日行われたグラミー賞で最多5部門を受賞したニューオーリンズのアーティスト、Jon Batisteの最新アルバム「WE ARE」のセールスがグラミー賞以降急上昇していることが報じられました。「最優秀アルバム部門」を受賞した同作は、グラミー賞後に2700%以上の伸びを記録。デジタル時代における史上最もグラミー賞以降にセールスが伸びた作品となりました。
Jon Batisteは、アメリカの人気トーク番組での音楽ディレクターを務めているほか、2020年には音楽を題材にしたピクサー映画「ソウルフル・ワールド」でのピアノ演奏を担当するなど、多方面で活躍してきたアーティストです。昨年リリースしたアルバム「WE ARE」は、ジャズやソウルなど多彩な音楽を詰め込んだ壮大かつポップな作品です。グラミー賞で披露したパフォーマンスも評判を呼んでいました。
今回の解説
メンターのアボかどがリスナー目線でわかりやすく解説。
今回はJon Batisteがグラミー以降にセールスが急上昇したことについて話しました。なお、Jon Batisteについてはアボかどが構成を担当したこちらの記事で詳しく解説されています。
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