#35 DJ TATSUKIが美空ひばりの楽曲を正式にサンプリング / Doja Catが次のアルバムについて語る ほか
「CATCH WHAT'S NEXT」はシンガーソングライター、音楽プロデューサーとして活動しているYonYonと音楽ブロガー、HIPHOPライターのアボかどが 話題のテックニュースから最新ガジェット情報、音楽ニュース、HIPHOPスラングなどの豆知識まで、 普通のニュースプログラムでは聴けないカルチャーニュースを毎週月曜日、水曜日、金曜日の朝にリスナー目線で分かり易く解説していくPODCASTです。
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6月1日の「CATCH WHAT'S NEXT」で取り上げたトピックは以下の3つです。
DJ TATSUKIが美空ひばりの楽曲を正式にサンプリング
日本を代表するラッパーの一人、ZORNのライブDJとしても活動するDJ TATSUKIが5月27日に、新たなシングル「TOKYO KIDS」をリリースしました。美空ひばりの楽曲「東京キッド」をサンプリングし、IOとMony Horseを客演に迎えた意欲作となっています。
DJ TATSUKIはDJ CHARIとのタッグで2020年にリリースした楽曲「Innocence」で、SIAM SHADEの名曲「1/3の純情な感情」を弾き直し、許諾を得てリリースしていました。今回の新曲でもひばりプロダクションの許諾を得て正式にサンプリング。美空ひばりとヒップホップの初の公式コラボレーションを実現させました。
なお、あわせて幼い日の美空ひばりの映像も使ったミュージックビデオも公開。既に20万回以上の再生回数を獲得しています。
Freddie Gibbsが映画デビュー
人気ラッパーのFreddie Gibbsが俳優として出演する映画「Down With The King」の予告編が5月24日に公開されました。映画は6月28日に公開予定です。
Freddie Gibbsは2010年代前半に注目を集め、近年はMadlibやThe Alchemistなどとのコラボ作を発表して高い評価を集めているラッパー。映画への出演は今回が初で、音楽業界から引退して小さな農村で暮らすアーティストを演じます。
Freddie Gibbsは今回の映画について「引退したいとは思わなかったけど、俺も音楽を辞めたいと思ったことはあった。薬物や心の病との戦いも経験してきた。この映画はそのことを誰にも話すことなく表現できる良い方法だった」と話しています。
Doja Catが次のアルバムについて語る
「Say So」や「Kiss Me More」などのヒットで知られる人気アーティストのDoja Catは5月24日、女性誌「Elle」のインタビューに登場。次のアルバムはヒップホップ色が強くなることを話しました。
歌とラップどちらも聴かせるDoja Catですが、昨年頃からそのカテゴリーがラッパーに入るのか議論が交わされています。リスナーだけではなくラッパーがそれに参入することも多く、ベテラン女性ラッパーのRemy Maも今年3月に「私はDoja Catがラッパーだとは思わない。でもドープな曲を作るドープな人だよね」とインタビューで話していました。
また、以前には次のアルバムは二枚組になり、9th WonderやJay Versaceが参加を予定していると話していたこともありました。続報に注目です。
今回の解説
メンターのアボかどがリスナー目線でわかりやすく解説。
今回はDoja Catの次作についてです。アボかどは以前に何回かDoja Catについて書いているので、あわせて是非。
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