中東日記

アラビア半島のウエストコーストから。

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最近の記事

引越し - Moving

ほぼ突発的に転居することにして、1週間くらいで転居先のアパートメントを決めた。 ↑ これが1件目に見たところ。ひとつだけ空きがあるということで内覧すると、現在事務所で使われている2階のユニットだった。「これじゃない」感。 ↑ 2件目。当地には珍しくバスタブがあって、浴室自体もちょっとした小部屋くらいの広さ。ユニット全体に開口部が多く内部も明るく印象がいい。ちなみに当地では窓の多さはさしてポイントにならない。窓が多いほど熱伝導で外気温の影響を受けやすく、差し込む日射も増えて

    • マダインサーレ - Madain Saleh - (2)

      以前書いた(1)からの続き。 正午近くの出発になったため8月22日はYanbuで一泊。翌朝は早朝からの出発でマダインサーレを目指す。  タイトル上の写真は2日目の出発の朝のYanbu。港町でもありコントロールタワー(?)が目立ちます。 目的地まで内陸に向け残り400kmほどの道のり。 砂砂漠というより砂礫。岩盤がそのまま隆起した印象の大地の造形が延々と続く。砂漠というと風紋映える砂丘が連なっている光景をイメージしますが、半島全域がそういう均一な砂漠なのではなくエリアに

      • 近所の公園

        近所と言っても車で30分くらいあるけど、感じのいい公園があって、週末ときどき気晴らしに行く。 夏はほとんど人を見ない公園だけど、この時期は驚くほど来場者が多い。  絨毯を広げてまったりしたり、薪で湯を沸かしてお茶を飲んだり、BBQをしたりしている。 車が列をなしている。こんな人出は夏場には見られない。 彼らは、外で時間を過ごすことが好きで、いろんな公園で絨毯を広げて家族で寛ぐ様子を見る。それはかつての砂漠での生活から来ている習慣なのだろうか。 ただ、歴史的な習慣とは別

        • マダインサーレ - Madain Saleh - (1)

          前から行きたいと思っていて後回しになっていたマダインサーレ。 紀元前1世紀ころのナバテア人 (Nabataeans) の古代集落らしい。 Wikipediaによると、ヨルダンのペトラ遺跡はこのナバテア人の国の首都だった。ペトラ遺跡からマダインサーレまで最短ルートで540kmですから、東京-大阪と同じくらいの距離感。そのくらいのスケールの古代国家が紀元前1世紀ころこの地にあったんですね。 ナバテア王国の最大版図。Wikipediaから。王国自体はBC168年–AD106年ま

          "あけおめ" と社会システム

          ご来光を撮ってみました。日が昇ってくるその上の空にまだ月が残っていますね。 「あけおめことよろ」って今でも言うのかな? 新年の始まりの喧騒と恒例行事を、SNSを通して思い出しているような次第です。 紅白の「変わろうとしていろいろやるけど滑っている様子」は「いい家育ちのお坊ちゃんが擦れた世間に馴染もうと無理してる感」があって微妙だったなぁ、とか。 見る価値があるかどうかは別にして見てしまうんですね。「あけおめ」も「何がおめでたいのか?一日跨いで2018年から2019年になっ

          "あけおめ" と社会システム

          イスラミック カレンダー (Hijri Calendar)

          今日で2018年は終わり。ただ全世界がそうではない、というのは日本にいたときはあまり意識しなかった。つまり太陰暦(Hijri)のことだけど、翌年の年間スケジュールを考えるうえで整理しておきたい。 当地でもビジネス ワールドは世界に歩調を合わせてGregorian Calendarを使っているが、宗教ベースの祝日や家賃の支払いはいまだにHijri Calendarが用いられている。 Wikipediaによると、年間11日ほどズレが生じる(Hijraの方が短い)とのこと。Hi

          イスラミック カレンダー (Hijri Calendar)

          Body Of Lies

          What if I like the Middle East.  (もし俺が中東が好きだったら?) というような意味ですね。 それに対して、 Ain’t nobody likes the Middle East, buddy. There’s nothing here to like. (おいおい中東好きなんて誰もいないぜ。ここには好きになれるようなものなんて無いからな。) 結構好きなやり取りです。この映画のコンセプトを凝縮していると言ってもいい。このラッセルクロウの屈

          アラビアのKATO建設重機

          東南アジアを初め海外で、日本からUsedで輸入された建設重機や運送用車両を見ることはよくありますが、このように大胆にペイントされたものを見たのは初めて。 ホイールカバーの装飾も凝っています。作業が細かい。 後ろ姿。作業用車両に対する愛さえ感じます。 書かれている文字はアラビックだと思いますが、デザインとしてはアラブ風というより、ヒンズー寺院を思い出させるようなインド テイストに感じます。  もしかすると、インドからの出稼ぎワーカーさんによる作品かもしれません。 加藤製

          アラビアのKATO建設重機

          羊肉の一頭買い

          たまにだけど、スーパーの精肉売り場で一頭丸ごとの売出しを見る。いつもはグロいな、と思いながらの素通りだけど、今回初めて手を出してみた。 理由は、グラム当りの割安感と、パッとBBQに使えば長期に冷蔵庫の容量を取ることもないだろう、という目論見があったからですね。 399-SRということは、ざっと1,200円くらい、 解体 で、買うとその場でカットされて、頭やレバーを含めて7パックほどになった。以外とコンパクトになります。一頭で見たときの印象とは全然ちがう。 調理 全

          羊肉の一頭買い