FXの自動売買は本当に儲かる?勝てるストラテジーの選び方をプロが教えます
自動売買は時間のない人でも取り組みやすいため、FXでも人気の取引方法です。
特に、取引プラットフォームとして有名なMT4やMT5に自動売買機能が搭載されているため、あとはEAと呼ばれるストラテジー(自動売買プログラム)を用意すれば誰でも簡単に自動売買が始められます。
FXの自動売買で勝つためにはストラテジー選びが重要なポイントです。
この記事では、自動売買で現実的に勝てるストラテジーの選び方や検証方法を紹介します。
FXの自動売買は本当に儲かるのか?
結論から言うと、FXの自動売買は儲かります。
かくいう私も、FXの運用資金の半分以上はEAに割り当てています。
そもそも自動売買に使っているストラテジーなどのプログラムは、FXのプロトレーダーが自身の取引実績などに基づいて作成しています。
自動売買を運用するのは、いわばプロのトレーダーが運用するのと同じです。
FXの知識がない素人が裁量取引するよりも自動売買の方が勝てる確率は高くなります。実際、自動売買だけで儲けているトレーダーもたくさんいます。
ただし、相場はどんどん変化します。相場に合わなくなったストラテジーは適切なタイミングで交代させないと、長期的に自動売買で利益を上げることは難しいです。
自動売買で継続的に利益を出すためには「ストラテジー選び」が非常に重要です。
自動売買でFX取引をするメリット・デメリット
自動売買でFX取引をするメリット・デメリットは次の通りです。
メリット:取引時間を大幅に増やせる / 感情を入れずにFXができる
デメリット:大損の危険がある
それぞれのメリット・デメリットを解説します。
メリット:取引時間を大幅に増やせる
自動売買のメリットは、取引時間と利益のチャンスを増やせることです。
裁量取引はチャートを見ながら取引しなければならないため、当然ですが、日中は仕事をしている会社員は取り組みにくいと言えるでしょう。
しかし、自動売買は稼働し続ける限り、自動でエントリーや決済を行うため、仕事や用事があるときでも取引を継続して行うことができます。
また、空いている時間は裁量取引をメインに行い、並行して自動売買を常時稼働させるといった運用も可能です。
私も現在は、裁量と自動売買の二刀流でトレードをしています。
メリット:感情に振り回されずにFXができる
FXの自動売買のメリットは、感情に振り回されずに淡々と取引ができることです。
トレーダーの多くは、裁量取引において含み損が増えるたびに落ち込んだり、含み益が増えるたびに喜んだりと小さな損益の変化に一喜一憂します。
この感情に振り回されて損切りや利確のルールを途中で変えてしまい、それがきっかけで負けてしまうことも少なくありません。
特に初心者は損失を確定することに抵抗感を覚え、損切りラインに達しても「価格が戻るかもしれない」と思ってポジションを放置しがちです。
やがて含み損がどんどん増えてロスカットやゼロカットで資金を大幅に減らします。
自動売買は決められたルールで取引を行うため、含み損が大きくなっても含み益が大きくなっても感情に左右されることはありません。
デメリット:大損の危険がある
FXの自動売買は正しく運用しないと大損のリスクがあります。
大損する原因としては、次のことが挙げられます。
勝率が低いストラテジーを選んでいる
自動売買詐欺に遭う
適切な資金管理ができていない
自動売買はプログラムさえあれば誰でも簡単に始められますが、リスクを考えずに取引すると大きな損失を出して取引に再起できなくなる可能性もあります。
勝てるストラテジーを選んで資金管理を行うことが自動売買で負けないためのコツです。
また、自動売買は投資初心者にもハードルが低いため、詐欺の商材として使われがちです。詐欺商品に惑わされずにEAを選ぶことも重要です。
自動売買に向いている人の特徴
自動売買に特に向いているのは以下の人です。
裁量取引でスランプになっている人
裁量取引できる時間が少ない人
FX初心者
それぞれの特徴を紹介します。
裁量取引でスランプになっている人
自動売買に向いているのは、裁量取引の勝率が下がっている人やスランプに陥っている人です。
スランプになっているということは、気持ちに余裕がなく間違った分析をしていることが考えられます。
こんな状態のときは取引しても負けるだけです。
一方、決められたルール通りに行う自動売買にはスランプがありません。
裁量取引で上手くいかないときは自動売買に切り替えて様子を見るのもよいでしょう。
裁量取引できる時間が少ない人
自動売買は24時間いつでも自動で稼働ができるため、サラリーマンや主婦のようにトレードの時間がなかなか作れない人にもおすすめです。
この場合は、裁量取引と自動売買取引を組み合わせて運用することをおすすめします。
たとえば、サラリーマンなら朝の出勤時に自動売買を行い、帰宅してから裁量取引に切り替えれば時間をムダなく使って利益を狙えます。
FX初心者
自動売買はFX初心者にもおすすめの取引です。
自動売買に使用するストラテジーには、プロのトレーダーのノウハウが詰まっています。
FXの経験が少ない初心者でも、自動売買ならプロと同等のレベルのトレードができるわけです。
「FXで上手く勝てない」「もっと効率よく利益を増やしたい」という初心者は自動売買から取引を始めてみるのもよいかもしれません。
自動売買で現実的に稼ぐコツとは
自動売買で稼ぐためにはコツが必要です。
ここでは自動売買で勝てているトレーダーが実践している対策や勝つコツなどを解説します。
安定性の高い通貨ペアで自動売買を行う
フォワードテストでストラテジーの性能を検証
スプレッドが狭い業者や口座を利用する
無料のストラテジーを使う
単利運用ならポートフォリオを組む
安定性の高い通貨ペアで自動売買を行う
自動売買で稼ぐコツは、ドル円やユーロドル、ユーロ円などレートの動きが小さく安定性の高い通貨ペアで取引できるストラテジーを使うことです。
ストラテジーの成績を見ていると、高い利益を出している通貨ペアにはポンドやオーストラリアドルなど値動きが大きい通貨ペアも少なくありません。
値動きが大きな通貨ペアは利益も大きい反面、レートが飛びやすくなるためロスカットやゼロカットなどのリスクが高まります。
スリッページも起こりやすくなるため、損切り注文を入れていても損切りが間に合わず予想外の損失が出やすいです。
そのため、安定性の高い通貨ペアの方が損失のリスクを抑えながらコツコツ利益を増やせます。
まずはドル円やユーロドルなどの通貨で自動売買を行い、安定した利益が出るようになって自動売買にも慣れたら他の通貨ペアに挑戦していきましょう。
フォワードテストでストラテジーの性能を検証
自動売買で勝つコツは、フォワードテストを行いストラテジーの性能を検証してから本格的な運用に切り替えることです。
フォワードテストとは、現在の相場やチャートにストラテジーが対応できるかどうかを実際に運用して検証するテストになります。
海外FXだとフォワードテストはデモトレードや少額トレードで行うのが一般的です。
デモ口座が用意されているFX業者ならデモトレードでストラテジーの性能を試しましょう。
「デモ口座がない」「デモ口座の有効期限が切れた」「本番とまったく同じ条件でテストしたい」という場合は、数百円〜数千円の少額資金や口座開設ボーナスなどを活用してフォワードテストをしましょう。
フォワードテストで安定して勝てるようなら現在の相場にマッチしていると言えるため取引資金を増やせば大きな利益が望めます。
テストで結果が出ないようなら他のストラテジーに変えてみましょう。
スプレッドが狭い業者や口座を利用する
自動売買で勝つためにはスプレッドが狭い業者や口座の利用をおすすめします。
自動売買も裁量取引と同様のスプレッドが発生します。
スキャルピングやデイトレードのように取引回数が多いトレードスタイルや1回の取引あたりの利確や損切り幅が小さい取引は、スプレッドの少しの違いが勝敗に大きく関係します。
スプレッドの広さが命取りにならないためにも、狭いスプレッドで取引できるFX業者選びが重要です。
無料のストラテジーを使う
自動売買で稼ぐためには、有料ではなく無料のストラテジーをおすすめします。
「有料の方が性能はいいのでは?」と思うかもしれませんが、有料も無料も性能はそこまで変わりません。
有料でストラテジーを購入してしまうと、そのストラテジーを手放すことがもったいなく感じます。
その結果、相場に合わなくなったストラテジーを使い続けて負けてしまいます。
その点、無料のストラテジーなら元手がかかっていないため、相場に合わないと感じたときはパッと手放して新しいストラテジーを探せます。
ストラテジーは1つものを大事に使い続けるよりも、複数のストラテジーを使い分けて運用する方が勝率も高まります。
自動売買で使用するストラテジーの選択肢を広げるという意味でもストラテジーは無料のものがおすすめです。
単利運用ならポートフォリオを組む
単利でEAを稼働させるなら、ポートフォリオを組むのがオススメです。
EAでポートフォリオを組むことで、リスク分散が分散され、収益を安定化させることができます。
具体的には、異なる通貨ペアや取引戦略を持つEAを組み合わせることで、相場の変動や特定のEAの不調による損失を軽減できます。
複利の場合は資産配分が難しくなるのでポートフォリオはオススメできませんが、単利運用であればポートフォリオを組んだほうが、より低リスクで運用が可能です。
ポートフォリオの組み方については、以下の記事で詳しく紹介しています。
なお、筆者がオススメしているFX会社「BigBoss」と「XM」はどちらもEAの自動売買が許可されています!
MT4/MT5の両方を採用しているので、どんな種類のEAも利用することができます。
おすすめFX会社①:BigBoss(ビッグボス)
レバレッジ:最大2,222倍
ボーナス:最大200万円
≫BigBossの公式サイトへ
BigBossは現在、特大級のボーナスキャンペーンを開催しています!
「まだBigBossで口座を持っていない人」
「既にBigBossで口座を持っている人」
どちらも対象です!
詳細は以下の記事で詳しく解説しています。
おすすめFX会社②:XM(エックスエム)
言わずと知れた「日本で最も利用者の多い海外FX会社」です!
レバレッジ:最大1,000倍
ボーナス:最大136万円
≫XMの公式サイトへ
BigBossもXMも、ハイレバレッジやボーナスが充実していて、小さな資金から大きく稼ぐのに最適なFX会社です。ぜひチェックしてみてください。
ストラテジー選びで注意すること
自動売買には注意点もあります。
失敗しないためにもストラテジー選びで気を付けるポイントを覚えておきましょう。
口コミに騙されないようにする
勝てないときはストラテジーを入れ替える
リピート系ストラテジーは初心者に不向き
自動売買ツールやストラテジーの口コミに騙されないようにする
自動売買に関する情報はネット上に数多くあります。
中には有料の自動売買ツールやストラテジーもありますが、マルチ商法や詐欺業者などが関わって販売・提供しているものも少なくありません。
ついつい買ってしまいたくなるような良い口コミが書かれていても、騙されて購入しないように気をつけましょう。
また知人、友人、家族、SNSなどで「この自動売買ツールは儲かる」「このストラテジーは絶対勝てる」と誘ってくる場合はマルチ商法の可能性が高いので気を付けてください。
自動売買ツールやストラテジーを購入するならFX会社が提供しているものがおすすめです。
特に海外FX会社は顧客のスプレッドが主な収入源になっているため、優秀な自動売買ツールやストラテジーを提供して顧客に勝ってもらうことにメリットがあります。
取引を検討しているFX会社に自動売買ツールやストラテジーの提供があるか確認しておきましょう。
想定より損失が出たらストラテジーを入れ替える
長期間のバックテストを行うと、そのストラテジーが調子が悪い時、どれくらいの損失が出るのかがわかります。
これはMT4・MT5のバックテストレポートの「相対ドローダウン」という項目を見ると一目瞭然です。
相対ドローダウンは運用中の資産減少の割合を示す指標です。最大資産額(ピーク)から損失が発生した際の最安値までの下落幅を、ピーク時の資産額で割って算出します。
実際にEAを稼働させているときに相対ドローダウンを大きく下回るような損失が発生したタイミングが「EAの止め時」です。
リピート系ストラテジーは初心者に不向き
自動売買のストラテジーの中にはリピート系と呼ばれるものがあります。
リピート系とは、複数の指値注文を出して注文が通ったときに一定の利幅で利食いというプログラムがベースになっているストラテジーです。
リピート系の自動売買は手数料がかかることや、短期間で大きく稼げないなどのデメリットがあります。
また「価格が下がったら新しいポジションを持つ」というナンピンを繰り返していくため、証拠金が増大しやすく十分な資金がない初心者には不向きです。
初心者には、いわゆる「単ポジEA」と呼ばれるような、ナンピンをしないEAを使うことをオススメします。
高勝率のオリジナルEA「YamadaScalper」を無料配布中です!
ちなみに、私が開発したEA「YamadaScalper(ヤマダスキャルパー)」を無料配布しています。
YamadaScalperは海外FXでの利用を想定し、資金効率重視の安定運用を目標に開発したEAです。勝率は平均で70%以上!
デフォルトの状態で稼働させても安定的に利益を生むように設計しています。
また、ロットを上げてボーナスを活かした短期決戦にも使用可能です。
最低で有効証拠金2万円から稼働させることができるので、自動売買に興味のある方はぜひ試してみてください。
利用に一定の条件はありますが、完全無料です。
詳細は以下の記事で詳しく解説しています。