cTraderとは?メリット・デメリットや使い方、対応している海外FX業者、MT4/MT5との比較
cTraderは、海外FXのプラットフォームの1つです。
MT4/MT5に次いで知名度があることから、「cTraderがどんなプラットフォームか気になる」という方も多いでしょう。
今回の記事はcTraderのメリットやデメリットをはじめ、基本的な機能や使い方、MT4/MT5との違いなどをまとめています。
cTraderとは
ここでは、cTraderについて以下の順番で解説していきます。
高機能トレードツール
Mac・Windowsに対応
スマホ用アプリに対応
高機能トレードツール
cTraderとは、2011年にロンドンの「Spotware System」という会社が開発したFX用のプラットフォームです。
ECN方式専用に開発された高機能なプラットフォーム(取引ツール)として知られています。
2010年にリリースされたMT5とほぼ同時期にリリースされたこともあり、MT5と比較されることも多いです。
MT4/MT5に比べると対応している海外FX業者は少ないものの、多機能ということもあって一部のFXトレーダーから支持されています。
ソフト版は Mac非対応
ソフト版cTraderはMacに非対応です。
Windowsのみ、ソフト版cTraderが使えます。
対応しているOSは、Windows7、Windows8、Windows10、Windows11です。
MacでcTraderを利用する場合は、後述するWebトレーダーの利用が必要になります。
Webトレーダーに対応
cTraderはWebトレーダーに対応しています。
Webトレーダーとは、インターネット上にあるプラットフォームです。
取引用ログインIDとパスワードとネット環境があれば、どこからでもWebトレーダー用のURLにアクセスして海外FXができます。
ソフト版Webトレーダーと同じように使えます。
ちなみに、WebトレーダーはMT4/MT5も提供を行っているサービスです。
Webトレーダーの仕様は、MT4/MT5のWebトレーダーとほとんど変わりません。
PC、タブレット、スマホなどからアクセスして使えます。
スマホ用アプリに対応
cTraderはスマホ用アプリを開発・リリースしています。
アプリは、AndroidとiPhoneに対応です。
板情報や一括決済できるなどの機能が実装されています。
cTraderは全口座に自動ログインできるなど利便性が高いアプリです。
ただし、スマホ用アプリを使うためには、対応している海外FX業者で事前に口座開設を行う必要があります。
cTraderの基本的な機能と使い方
cTraderの基本的な機能と使い方を以下の順番で紹介します。
cTraderのダウンロード方法
基本的な機能
画面構成
cTraderのダウンロード方法
cTraderのソフトは、公式サイトや対応している海外FX業者でダウンロードができます。
MT4/MT5と同様で、ダウンロードに費用はかかりません。
「公式サイト」の下部にダウンロードページがあります。
英語表記になっているため、Googleの翻訳機能などを使いましょう。
「Download cTrader」のバナーをクリックしてダウンロードページに移行すると、以下の5種類のダウンロード画面が表示されます。
Desktop
Web
Google Play
App Store
Amazon Appstore
あとは取引したい端末に適したものを選び、緑のバナーをクリックすると自動的にダウンロードが始まります。
基本的な機能
cTraderの基本的な機能は次の通りです。
発注機能
決済機能
入出金機能
チャート機能
自動売買機能
テクニカル分析機能
cTraderで注文、分析、決済、入出金の指示などが可能です。
FX売買に必要な基本的機能がすべて搭載されています。
画面構成
以下の画像はcTraderを起動したときのデフォルト画面です。
cTraderは、基本的に5つのパネルを操作してトレードを行います。
中央のパネル:
チャート画面、アラート、左側のパネル:
銘柄選択、新規注文、お気に入り銘柄をウォッチリストにまとめる右側のパネル:
マーケット情報、板情報、銘柄情報の取得上部のパネル:
時間足の設定、インジケーターの選択下部のパネル:
保有ポジションの管理、取引履歴の確認
cTraderの画面はMT4/MT5のようにカスタマイズすることも可能です。
cTraderのメリット
cTraderには以下のようなメリットがあります。
板情報が見れる
pips表示ができる
コピートレードに対応している
バックテストに対応している
日本語に対応している
スキャルピングとの相性がいい
それぞれ解説します。
板情報が見れる
cTraderのメリットは板情報が見れることです。
市場に出されている指値注文の数量や価格を示す情報を板情報と言います。
cTraderには、以下の3つの板情報が搭載されています。
Standard DoM(全体的な注文量)
Price DoM(価格ごとの注文量)
VWAP DoM(取引量ごとの約定価格)
板情報は、投資家の動向や相場の方向性などの把握を行うのに便利です。
MT4/MT5においては、MT5に板情報が搭載されています。
pips表示ができる
cTraderは、デフォルトでpipsが表示されています。
注文画面のスプレッド記載もpipsです。
また、クロスヘアという機能を使うことによって、チャート内での価格差やpips差を確認することもできます。
MT4/MT5ではpipsではなくポイント表示になっていますが、インジケーターを使ってpips表示にすることも可能です。
コピートレードに対応している
cTraderは、コピートレードに対応しています。
コピートレードとは、自分の口座をプロのトレーダーに運用してもらうトレード手法です。
初心者でも勝てる可能性が高い一方で、コピーするトレーダーに手数料を支払う必要があります。
勝率が高いトレーダーになるほど、コピーする際の手数料も高くなります。
cTraderでコピートレードを行うためには、コピートレードに対応している海外FX業者選びが必要です。
cTraderが使える海外FX業者でも、コピートレードに対応していないケースがあるので注意しましょう。
バックテストに対応している
cTraderは、MT4/MT5と同じくバックテストの機能を標準搭載しています。
バックテストとは、過去から現在のチャートに自動売買プログラムを当てはめて、自動売買プログラムの成績を判断するテストです。
ちなみに、cTraderにも自動売買機能が搭載されていますが、MT4/MT5は「EA」と呼ばれるプログラムが使われているのに対して、cTraderは「cBot」と呼ばれるプログラムが使われています。
「EA」と「cBot」に互換性はありません。
そのため、EAやcBotのバックテストはそれぞれ対応しているプラットフォームで行う必要があります。
日本語に対応している
cTraderは日本語表示に切り替えることができます。
日本語表示にする方法は設定画面に進んで以下の手順で行います。
「Application」の「General」をクリック
「Language」の「Japanese」をクリック
再起動をクリック
これで日本語表記になります。
Webトレーダーの場合は起動したタイミングで日本語対応しています。
スキャルピングとの相性がいい
cTraderはスキャルピングとの相性が抜群です。
インターバンク市場の価格を参考にしているため、リクオートや約定拒否は基本的に発生しません。
業者がレート操作することもできないため、不当な価格操作で被害を受けるリスクも小さくなっています。
インターバンクに直結しているため、約定スピードも速くスキャルピングに最適なプラットフォームです。
また決済注文もワンクリック対応なので、何度も注文・決済を繰り返すスキャルピングに適しています。
実際、cTraderを使っているのはスキャルピング目的のトレーダーが大半です。
cTraderのデメリット
cTraderを利用するデメリットを以下の順番で紹介します。
自動売買のプログラムが少ない
カスタムインジケーターが少ない
対応している業者が少ない
海外FX初心者には使いにくい
自動売買のプログラムが少ない
cTraderのデメリットは、自動売買のプログラムが少ないことです。
MT4/MT5とはプログラムのタイプが異なるため、cTrader専用の自動売買プログラムを使用する必要があります。
cTraderはMT4/MT5に比べると利用者が少なく、自動売買プログラムを開発・提供している会社やトレーダーも多くありません。
ちなみに、cTraderの自動売買プログラムは「公式サイト」でダウンロードすることができます。
英語表記になっているため、翻訳機能などを使って説明や仕様を確認しなければなりません。
自動売買を行うのであれば、プログラムの種類が多く日本語対応しているMT4/MT5の方がおすすめです。
カスタムインジケーターが少ない
cTraderはMT4/MT5に比べてカスタムインジケーターも少なめです。
インジケーターは、「公式サイト」でダウンロードすることができます。
自動売買プログラムと同じで、すべて英語表記になっているため翻訳機能を使って説明や仕様を確認する必要があります。
cTraderには標準で60以上のインジケーターが搭載されています。
基本的なテクニカル分析であれば、標準搭載されているインジケーターだけで十分です。
ただし、複雑な分析を行うときはカスタムインジケーターが必要になるため、インジケーターの種類が多いMT4/MT5を利用するのもよいでしょう。
対応している業者が少ない
cTraderのデメリットは、対応している海外FX業者が少ないことです。
cTraderで取引するためには、cTraderに対応している業者を選ぶ必要があります。
プラットフォームはトレーダーが自由に選ぶことはできません。
対応している業者が少ないため、MT4/MT5に比べると情報も少ないというデメリットがあります。
海外FX初心者には使いにくい
cTraderのデメリットは、海外FX初心者には使いにくいことです。
cTraderは多機能である一方、MT4/MT5に比べて情報は多くありません。
プラットフォームの仕組みが十分に分からない初心者にとって、情報が少ないことは大きなデメリットと言えます。
海外FXのプラットフォームに慣れるためには、情報が多いMT4/MT5の方が最適です。
海外FX初心者はMT4/MT5から始めることをおすすめします。
cTrader が使いにくいと言われている理由
cTraderは一部のトレーダーから使いにくいと言われています。
その理由として、以下のような内容が挙げられます。
MT4/MT5に比べて情報が少ない
高機能ゆえに覚えるのが大変
自動売買やインジケーターの設定が面倒
cTraderは情報が少ない分、トラブルが発生したときにネットで調べて解決するハードルは高いです。
主に英語圏で使われているプラットフォームなので、日本語に翻訳する作業や手間もかかります。
また高機能ゆえにすべての機能を使いこなすのは大変です。
デフォルト画面でも数十を超えるアイコンやメニューが並んでおり、1つ1つのアイコンやメニューを覚えるのは簡単ではありません。
自動売買やインジケーターの種類も少なく、相場にぴったりと合うプログラムや自分の分析スタイルに合うインジケーターが見つからない場合もあります。
cTraderそのものは非常に優れたプラットフォームです。
しかし、海外FXで一般的に普及しているMT4/MT5の方が使いやすいという声も多く、cTraderがなかなか普及しない原因になっています。
cTraderが使える海外FX業者
ここでは、cTraderが使える海外FX業者を以下の順番で3社紹介します。
AXIORY
FXPro
Tradeview
AXIORY
AXIORYは2015年に設立した海外FX業者です。
cTraderが使える業者として高い知名度を誇ります。
スプレッドも狭いことからスキャルピング目的のトレーダーが多く利用している業者です。
最大レバレッジは400倍とやや小さめに設定されています。
常時提供しているボーナスもなく、cTraderを含む取引環境に力を入れている業者です。
FXPro
FXProは2006年に設立した海外FX業者です。
ソフト版、アプリ版、WebトレーダーすべてのcTraderに対応しています。
約定力の高さや取引銘柄の多さなどが人気の業者です。
最大レバレッジは200倍とやや小さめに設定されています。
AXIORYと同様にボーナスはなく、取引環境を重視している業者です。
Tradeview
Tradeviewは2004年に設立した海外FX業者です。
cTrader専用の口座を提供しています。
Tradeviewはスプレッドの狭さに定評があり、cTraderを使ったスキャルピングが人気です。
cTrader口座の最大レバレッジは400倍とやや小さく、スプレッドの狭さや約定力の高さなどに力を入れている業者です。
cTraderとMT4/MT5のスペック比較
ここでは、cTraderとMT4/MT5のスペックを比較しています。
また、おすすめのプラットフォームやおすすめの業者なども紹介しています。
MT4/MT5のスペック比較表
海外FXにはMT4/MT5がおすすめ
MT4/MT5で取引するならBigBossがおすすめ
MT4/MT5とcTraderのスペック比較表
3つのプラットフォームの中でもっとも使われているのはMT4です。
リリースしてから20年以上が経過しても多くのトレーダーに使われているのは、EAやカスタムインジケーターの数が多いことが理由として挙げられます。
また他のプラットフォームに比べて軽量であるため、動作が軽いことや落ちにくいことなども人気の理由です。
現在はMT4/MT5を開発しているMetaQuotes(メタクォーツ)社が、MT4からMT5への移行を促していることもあってMT5の利用者が増えています。
それに伴い、MT5対応のEAやカスタムインジケーターも増えています。
cTraderはMT5と同時期にリリースされたものの、MT5に比べて自動売買のプログラムやカスタムインジケーターは少ないです。
ただし、デフォルトインジケーターの数は他のプラットフォームよりも多くあります。
海外FXにはMT4/MT5がおすすめ
海外FXにはMT4/MT5のプラットフォームをおすすめします。
MT4/MT5を利用しているトレーダーが圧倒的に多く、EAやカスタムインジケーターの種類がたくさんあるためです。
MT4/MT5もcTraderと同様に優れたプラットフォームであり、スキャルピングやデイトレード、スイングトレードなど、さまざまな取引スタイルに対応しています。
自動売買はもちろん、裁量取引にも申し分ないスペックです。
また、MT4/MT5はほとんどの海外FX業者で利用しているため、他の海外FX業者で口座開設する場合にも操作を覚え直す必要がありません。
Webトレーダーにも対応し、Mac用のソフトも提供しています。
操作も簡単なので、海外FX初心者でもすぐに慣れて取引を始めることができます。
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cTraderに関するよくある質問
ここでは、cTraderに関するよくある質問をまとめています。
cTraderは必要ですか?
cTraderは取引ツールなので、MT4/MT5があれば特に必要ではありません。
cTraderは日本語に対応していますか?
設定で日本語表示にできます。
ただし、公式サイトやcBot、カスタムインジケーターのダウンロードページは英語表記になっているので注意してください。
cTraderは自動売買に対応していますか?
対応しています。
cBotと呼ばれるプログラムを使って自動売買を行います。
cTraderとMT4/MT5に互換性はありますか?
ありません。
自動売買プログラム、カスタムインジケーター、その他の機能を他のプラットフォームで使うことはできません。
cTraderは初心者向きですか?
中級者〜上級者向きです。
機能が多いことやcTraderに関する情報が少ないことから、初心者が使いこなすのは難しいプラットフォームです。
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