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FXの移動平均線とは?見方やMT4/MT5での設定方法、他の指標を組み合わせた手法を紹介

FX取引において最も有名なインジケーターである移動平均線。
移動平均線はシンプルなインジケーターが故に、種類や使い方が豊富にあります。
種類や使い方が豊富にあるということは、どうやって使えば良いかわからない人がほとんどでしょう。

この記事では、計算方法や種類など移動平均というインジケーターついて徹底的に深掘りしていきます。
また、移動平均線の具体的な見方や使い方、他の指標と組み合わせたトレード手法まで解説しますので、移動平均線を使ってみたい人は参考にしてみてください。


FXの移動平均線とは

移動平均線とは、金融記者であるジョゼフ・E・グランビル氏が考案した、ある一定期間の価格の平均値を線で結んだトレンド系のインジケーターです。
例えば、20日移動平均線であれば、直近のローソク足20本終値を平均化したものを算出して線で結びます。

移動平均線はFXの分析において最も有名なインジケーターと言っても過言ではありません。
移動平均線の「向き」や「傾き」、「ローソク足との距離」などを見て、相場の方向性や勢いを判断するのに活用します。

移動平均線で分かること

移動平均線はトレンド系のインジケーターということもありトレンド相場で力を発揮します。
FXで人気のインジケーターである移動平均線を使うことでわかることは主に以下の3つです。

  1. トレンドの方向性

  2. トレンドの強さ

  3. トレンドの転換点

トレンドの方向性

移動平均線は現在の相場が上昇傾向にあるのか、下降傾向にあるのかといったトレンドの方向性を把握することができます。
具体的には以下のように判断します。

  • 移動平均線が右肩上がり:上昇傾向

  • 移動平均線が右肩下がり:下降傾向

  • 移動平均線が横ばい:レンジ相場

トレンドの強さ

移動平均線の傾きを見ることでトレンドの強さを把握することができます。
具体的には以下のように判断します。

  • 傾きが急:強いトレンド

  • 傾きが緩やか:弱いトレンド

移動平均線の期間を短くすれば短時間の値動きに敏感に反応し、期間を長くすれば長期的なトレンドの強さを見極めることができます。

トレンドの転換点

複数の移動平均線を組み合わせて使うことによってトレンドの転換点を分析することができます。
移動平均線を2本使いゴールデンクロスとデッドクロスから転換点を見極めます。

  • 短期線が長期線を下から上に抜ける
    下降から上昇への転換

  • 短期線が長期線を上から下に抜ける
    上昇から下降への転換

ゴールデンクロス・デッドクロスについては記事の後半で詳しく解説します。

移動平均線の種類

移動平均線は以下の3種類があります。

  1. 単純移動平均線(SMA)

  2. 加重移動平均線(WMA)

  3. 指数平滑移動平均線(EMA)

それぞれの移動平均線の種類の区別をつけられるようにしておきましょう。

単純移動平均線(SMA)

単純移動平均線(SMA)は、「Simple Moving Average」の略で、ある一定の期間の終値を単純に平均化して作られた移動平均線です。
単純移動平均線(SMA)の計算式は以下の通りです。

単純移動平均線(SMA)= (nの価格の合計) ÷ n日
※n:対象期間

例えば、5日間移動平均線の場合、5日間の価格を単純に平均化したものを線で結びます。
他の種類の移動平均線もこのSMAから派生して作られました。

加重移動平均線(WMA)

加重移動平均線(WMA)は、「Weighted Moving Average」の略で、単純移動平均線(SMA)よりも直近の価格に重点を置いた線になります。
加重移動平均線(WMA)の計算式は以下の通りです。

加重移動平均線(WMA)= n × 価格 + (n – 1) × 価格 ・・・ + 価格(n – 1) / 1 + 2 + ・・・+n
※n:対象期間

例えば、5日加重移動平均線の場合、5日目の価格を5倍、4日目の価格を4倍、3日目の価格を3倍、2日目の価格を2倍にして、合計を5で割ります。

このような計算をすることで、値動きに敏感に反応することができます。

指数平滑移動平均線(EMA)

指数平滑移動平均線(EMA)は、「Exponential Moving Average」の略で、直近の価格を2倍にして計算しているため、単純移動平均線(SMA)や加重移動平均線(WMA)と比べて、より直近の価格に重点を置いた線になります。
指数平滑移動平均線(EMA)の計算式は以下の通りです。

指数平滑移動平均線(EMA)= EMA ( n – 1 ) + a × { 価格 – EMA ( n – 1 )}
※n:対象期間

指数平滑移動平均は(EMA)は、他の移動平均線よりもかなり敏感に反応するため、トレンドの初動を狙ったトレードでも活用することができます。

因みに、EMA > WMA > SMAの順で値動きに敏感に反応します。

MT4/MT5で移動平均線を表示設定・期間変更

では、MT4とMT5の各プラットフォームで、移動平均線の表示設定・期間変更方法をご紹介します。

MT4の場合

まずはMT4で移動平均線の表示設定・期間変更方法をご紹介します。
MT4を起動後、以下のような手順となります。

「挿入」→「インジケーター」→「トレンド」→「Moving Average」を選択

移動平均線の期間や種別を確認して「OK」をクリックすれば表示完了

MT5の場合

次はMT5で移動平均線の表示設定・期間変更方法をご紹介します。
MT5を起動後、以下のような手順となります。

「挿入」→「インジケーター」→「トレンド」→「Moving Average」を選択

移動平均線の期間や種別を確認して「OK」をクリックすれば表示完了


なお、筆者がオススメしているFX会社「BigBoss」と「XM」はどちらもMT4/MT5を採用しています!

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移動平均線の見方・使い方

実際に移動平均線の見方・使い方をご紹介します。
移動平均線の一般的な使い方は以下の3つです。

  1. ゴールデンクロス・デッドクロス

  2. パーフェクトオーダー

  3. 移動平均乖離率

それぞれの見方・使い方について詳しく解説していきます。

ゴールデンクロス・デッドクロス

移動平均線の一般的な使い方として、ゴールデンクロスとデッドクロスがあります。
ゴールデンクロスとは、短期MAが長期MAを下から上に抜けたところを指します。

ゴールデンクロスは、上昇トレンドの予兆のサインです。

デッドクロスとは、短期MAが長期MAを上から下に抜けたところを指します。

デッドクロスは、下降トレンドの予兆のサインです。

ゴールデンクロス・デッドクロスは、トレンドの初動を見極めることができるため、トレンドに乗れば大きな利益を狙えます。
ただし、必ずしも上図のようなきれいなトレンドになるとは限りません。

レンジ相場でもゴールデンクロス・デッドクロスが起きることがあるので、他のテクニカル指標と組み合わせて使うことが大切です。

パーフェクトオーダー

パーフェクトオーダーとは、短期線・中期線・長期線が同方向になることを指します。
上から短期線 → 中期線 → 長期線の順になっていれば上昇のパーフェクトオーダーです。

上から長期線 → 中期線 → 短期線の順になっていれば下降のパーフェクトオーダーです。

パーフェクトオーダーは、トレンドの初動で取引することはできませんが、理想的なトレンドが発生している状態なので、大きな利益を狙えます。

確かに結果的にパーフェクトオーダーの場面でトレードできることが理想ですが、取引の根拠にしては物足りません。
ゴールデンクロス・デッドクロス同様、他のテクニカル指標と組み合わせて使うことが大切です。

移動平均乖離率

移動平均乖離率とは、現在の価格が移動平均線からどれだけ乖離しているか(離れているか)を割合で示した数値です。

乖離率 = ( 当日の終値 – 移動平均値 ) ÷ 移動平均値 × 100

移動平均線に対して価格が離れすぎた(乖離した)場合は、上下に行き過ぎた状態であり、価格は移動平均線の慣性力に引き戻され、移動平均線の価格に戻ろうとするという考えに基づいています。

下図のチャートをご覧ください。
これUSD/JPYのチャートで50日移動平均線を表示させたものです。

このように、移動平均線から価格が離れすぎると、移動平均線の価格に戻ろうとするので、相場の転換点になることを予想して主に逆張りで使われます。

移動平均線と他の指標を組み合わせたトレード手法

では、実際に移動平均線と他の指標を組み合わせたトレード手法をご紹介します。

  1. ゴールデンクロス・デッドクロスを活用した順張り手法

  2. ローソク足と移動平均線の乖離を使った逆張り手法

移動平均線1本だけを表示させても取引根拠としてはそこまで強くありません。
複数の移動平均線を使ったり、他のテクニカル指標と組み合わせることで、取引根拠が強くなり勝率が高くなります。

さまざまな使い方を試して自分に合ったトレード手法を見つけていきましょう。

ゴールデンクロス・デッドクロスを活用した順張り手法

ゴールデンクロス・デッドクロスを活用した順張り手法はかなり有名です。
先程軽く解説しましたが、より具体的なトレード方法をご紹介します。
まずは上昇トレンドでの買いトレードです。

短期移動平均線と長期移動平均を表示させて、ゴールデンクロス時に買いエントリーを行います。
その後、逆に短期線が長期線を上から下に抜けるデッドクロス時に買いポジションを決済します。

次に、下降トレンドでの売りエントリーです。

短期移動平均線と長期移動平均を表示させて、デッドクロス時に売りエントリーを行います。
その後、逆に短期線が長期線を下から上に抜けるゴールデンクロス時に売りポジションを決済します。

ADXとパーフェクトオーダーを活用した順張り手法

次はトレンド系のインジケーターであるADXを組み合わせた順張り手法です。
ADXはトレンドの強さを数値化できるという移動平均線にはないメリットがあります。
そのため、ADXと移動平均線を組み合わせて、強いトレンドでの大きな利益を狙うことができます。

まずは上昇トレンドでの買いトレードです。

上昇のパーフェクトオーダーである、上から短期線・中期線・長期線の順になるまで待機します。
上昇のパーフェクトオーダーが完成してADXが40を超えた時に買いエントリーを行います。
決済タイミングは、ローソク足が中期線(赤色)にタッチした時です。

パーフェクトオーダーはトレンドの中でも最も理想的なトレンドなので、大きな利益を狙えるチャンスになります。

次に、下降トレンドでの売りエントリーです。

下降のパーフェクトオーダーである、上から長期線・中期線・短期線の順になるまで待機します。
下降のパーフェクトオーダーが完成してADXが40を超えた時に売りエントリーを行います。
決済タイミングは、ローソク足が中期線(赤色)にタッチした時です。

この手法は、ポジションの保有期間が比較的長いので、忙しい方でも十分にチャンスがある手法です。

移動平均線を使うときの注意点

移動平均線を使うときの注意点は「だまし」です。
というのも、移動平均線はFX取引において最も使われているインジケーターですが、だましを回避できなければ、本来の力を発揮できずに損をしてしまうかもしれないからです。

移動平均線のゴールデンクロス・デッドクロスを活用したトレード手法をご紹介しましたが、売買のタイミングではない時にゴールデンクロス・デッドクロスが出現する時があります。
つまり、ゴールデンクロスやデッドクロスが出現したからといって、必ずしもトレンドになるとは限らないということです。

だましに遭わずに、トレンドになる場面だけトレードできることが理想ですが、現実的ではありません。
もし、だましに遭った場合はできるだけ早めに損切りをして損失を最小限に抑える工夫をすることが大切です。


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