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【断言】FXはパーフェクトオーダーだけで勝てる!正しい使い方やトレード手法を解説
パーフェクトオーダーは、テクニカル分析では広く知られている移動平均線を使ったチャート分析手法で、トレンドの傾向を深く掴めます。
形がシンプルなので見た目からも読み取りやすく、初心者でも理解しやすいのが特長です。
しかし分かりやすさの反面、実際に活用しようとすると中々うまくいかず、思ったような結果を残せないこともよくあります。
そこでこの記事では、パーフェクトオーダーを使いこなすための方法や、注意しておくべき点などを詳しくご紹介いたします。
パーフェクトオーダーとは?特徴は?
「パーフェクトオーダー」という言葉は、初心者の方にはあまり耳慣れたものではないかもしれません。
しかし形状自体は非常にシンプルなチャートパターンです。
FXで広く知られている移動平均線を複数使い、下図のように方向が揃った状態がパーフェクトオーダーです。
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短期の傾向を示す線から長期の傾向を示す線まで、全てが上向いているなら、相場は強い上昇傾向にあると読めるのです。
逆に下向きになっているなら、相場は強い下降傾向です。
大きなトレンドで順張りするのが前提条件
パーフェクトと言われるだけあって、この形が持つ力は大きく、形が崩れない限りトレンドが持続していくというサインです。
この勢いに乗ってエントリーして手元の資金を増やすのが、基本的な活用方法になります。
パーフェクトオーダーには、覚えておくべき特徴が2つあります。
1つは、あくまで大きな流れを示すものであり、短期相場や小さなトレンドでは見られないこと。
仮に発生したように見えた場合、それが本物かどうか疑ってかかる必要があります。
もう1つは、発生したトレンドに逆らわず、必ず順張りでエントリーすること。
間違っても逆張り勝負に出るのは厳禁です。
多くのチャート分析には、順張りと逆張り、両方の活用法があります。
しかしパーフェクトオーダーでは「逆張りが狙えるかも?」と思ってはいけません。
「人と同じことをやったら負けだ」などと言わず、素直にトレンドに乗りましょう。
3本以上の移動平均線が揃ったら完成!
あらためて、パーフェクトオーダーが完成した状態をチャートで見てみましょう。
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ここでは上昇トレンドが発生しており、上から順に短期線(赤)、中期線(青)、長期線(黄)、の平均線です。
このように、パーフェクトオーダーでは、長期・中期・短期の移動平均線が同じ方向に並びます。
上昇トレンドの場合は上から「短期・中期・長期」、下降トレンドの場合は「長期・中期・短期」という順番です。
パーフェクトオーダーでは、平均線が並ぶ順番が決まっています。
そもそもパーフェクトオーダーの「オーダー」には、「順番」という意味があります。
つまり移動平均線が「完璧な順番」で並んだ状態をそう呼ぶわけです。
これらの移動平均線は、期間が短いほどチャートの動きに敏感です。
まずは短期の線から相場の方向性に追従し、次いで中期、最後に長期の線が揃っていきます。
そうして全ての線が同じ方向に揃ったら、パーフェクトオーダーの完成です。
線の向きが揃うには、一定期間、同じ方向に相場が動いていく必要があります。
そのためパーフェクトオーダーの完成は、強いトレンド発生の判断材料になるのです。
そして3本の平均線の角度が急になるほど、トレンドの勢いは強く、長くなります。
なお、移動平均線の本数は、絶対に3本でなくてはならないわけではありません。
ただ、2本ですと、「パーフェクト」と呼ぶには情報量が少なくなります。
一方、4本以上では逆に情報量が増え、使い勝手が悪くなる可能性があるのです。
多くの人の経験則として、3本が最もバランスが良い本数とされています。
3本で勝てるようになったら、4本や5本など、本数を増やして補助としても良いでしょう。
中にはそれ以上の本数を使って、多角的に分析している人もいます。
ここではひとまず、一般的な3本線で説明を続けていきましょう。
ゴールデンクロスとデッドクロスに注目しよう
パーフェクトオーダーは3本の平均線の向きが揃った状態ですが、単に揃っただけでは、エントリーの指標としては弱くなります。
トレンドが発生しているとは言え、既に終盤の可能性もあるからです。
エントリーが早いほど大きな利幅を狙えますが、見切りが早すぎても、ダマシに遭う可能性が出てしまいます。
そこで参照したいのが、ゴールデンクロスやデッドクロスです。
これらはトレンドの方向が変わる時、短期と長期の移動平均線がクロスしていく状態を示しています。
このうち、下降から上昇に移る状態がゴールデンクロス、上昇から下降に転じる状態がデッドクロスです。
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これらの出現後、そのままパーフェクトオーダーの状態に移っていけば、トレンドが明確に変わった可能性が高いと判断できます。
逆にゴールデンクロスやデッドクロスの出現後、すぐに平均線が乱れてパーフェクトオーダーにならない場合は要注意です。
下図の場合、デッドクロス後はパーフェクトオーダーですが、その終端では平均線が交錯しています。
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そのためスッキリとしたゴールデンクロスとはならず、ここからパーフェクトオーダーに移るという確信が持てません。
明確に反転する相場であれば、ゴールデンクロスの後にパーフェクトオーダーが出現します。
そしてトレンドの終わりにはデッドクロスが起き、今度は逆方向にパーフェクトオーダーが出現するでしょう。
一方、レンジ相場に陥る場合は切り替えがゴチャゴチャして、規則性が読み取れません。
なお平均線が3本あると、クロスの数は増えて少し煩雑です。
実践上は下図のように、パーフェクトオーダーの並びになった瞬間や、崩れた瞬間を見るとシンプルです。
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それぞれ、エントリーと決済の目安ポイントにもなっています。
おすすめの移動平均線は「EMA」、期間はバランス重視で
多くの人にとって何が正しいのか気になったり、決め難くて困ったりするのが、移動平均線の組み合わせでしょう。
パーフェクトオーダーで使う3本の平均線には、絶対的な正解がありません。
しかし、一定の基準や共通する考え方はありますので、順に説明していきましょう。
まず、一言に移動平均線と言っても種類があります。
対象期間の時間足をシンプルに平均した「SMA」、直近の数値を重視し補正をかけた「EMA」や「WMA」などです。
これらの中で人気が高いのは「EMA」になります。
次に、期間についてはどうでしょうか?
これも絶対的な正解はありませんが、3本の線が「短期・中期・長期」を示すことが必要です。
例えば「19・20・21」のような3本では期間が近すぎ、サインの根拠としては弱すぎます。
目安としては、それぞれの間隔が2倍から4倍程度になるようにしましょう。
それより離れるとトレンドを追いかけきれず、小さすぎても紛れが大きくなります。
例えば短期線が「20」なら、中期線は「40〜80」、長期線は「80〜320」程度が目安です。
逆に長期線を200程度で収めたいなら、中期線は「50〜100」、短期線は「12〜50」が目安になります。
中間を取った「25・75・200」なども妥当な組み合わせと言えるでしょう。
MT4でのインジケーターの設定方法
実際にチャート上に3本の移動平均線を出してみましょう。
今回は、世界の多くのFX業者で採用されている高機能取引ツール、MT4での設定方法です。
なお、筆者がオススメしているFX会社「BigBoss」と「XM」はどちらもMT4/MT5を採用しています!
特にBigBossは現在、特大級のボーナスキャンペーンを開催しています!
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詳細は以下の記事で詳しく解説しています。
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BigBossもXMも、ハイレバレッジやボーナスが充実していて、小さな資金から大きく稼ぐのに最適なFX会社です。ぜひチェックしてみてください。
まず「ナビゲーターウィンドウ」から「インティケータ」フォルダを選択。
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メニューの「挿入」からでも選択できます。
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この中にある「トレンド」から「Moving Average」を選択。
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設定から「Simple」を選べば「SMA」に、「Exponential」を選べば「EMA」になります。
同じ設定画面で期間を決定。
これを3回繰り返すことで、チャートに3本の移動平均線が表示されます。
それぞれ色も分けておきましょう。
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パーフェクトオーダーで出来ること
パーフェクトオーダーを活用すると具体的に何が出来るか、もう少し詳しく見ていきましょう。
相場の流れの把握が出来る
トレンドへの順張りが出来る
余裕を持ってエントリーが出来る
通貨ペアに関係なく使うことが出来る
相場の流れの把握が出来る
移動平均線はもともと相場の方向性を可視化しますが、パーフェクトオーダーは更にそれを明確なものにしてくれます。
1本の平均線では不確かに留まる判断も、3本の線を束ねれば、分かりやすくなるのです。
目の前でトレンドが起きていると判断できれば、後はそれに乗れば、資産を増やすことが出来るでしょう。
相場の7割は、方向性のないレンジ相場だと言われています。
上下に小刻みに動くだけの環境で、利益を取るのは大変です。
レンジ相場の中では、3本の移動平均線は互いにバラバラに動きます。
時には秩序なく交差し、ローソク足とも絡んでいくような状況では、取引を見送る方が正解です。
トレンドへの順張りが出来る
FXにおける基本的な手法は、安く買って高く売る(ロング)、もしくは高く売って安く買う(ショート)。
そこで、トレンド相場になるのを待って、勢いのある方向に順張りするのが王道です。
パーフェクトオーダーを活用すれば、この王道的な手法を用いたトレードが可能になります。
ローソク足だけを見ていると、トレンドの最中でも局地的に下げの場面が出てきます。
今が本当にトレンド中なのか、そうでないのか、不明瞭です。
しかしパーフェクトオーダーを見れば、そうした迷いから距離を取れます。
トレンド相場であるなら、エントリーの場所さえ間違わなけれれば、後は相場に乗って決済ポイントを決めるだけ。
パーフェクトオーダーでは逆張りの可能性を考える必要もないので、考えるべき内容もシンプルになり、想定外に負ける確率も減るでしょう。
余裕を持ってエントリーが出来る
理想論では、トレンドの発生直後にエントリーするのが最善です。
しかしリアルタイムの市場で、それを見極めるのは簡単なことではありません。
そのため現実的には、トレンドの発生を確認してからエントリーするのが確実です。
移動平均線を見ると、トレンドの発生時点では長期線などの反映が間に合わず、多くの場合パーフェクトオーダーの完成に至りません。
一定の時間差を待ち、時には第二波以降が生じる頃になって、パーフェクトオーダーの形になることが多いのです。
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相場の名言で「頭と尻尾はくれてやれ」という言い回しがあります。
リスクを負って慌ててエントリーせずとも、しっかり方向性が出てから、押し目買いを含めてエントリーしても遅くはありません。
そうした余裕を持てるのがパーフェクトオーダーです。
通貨ペアに関係なく使うことが出来る
FXでは多くの通貨ペアが利用できます。
しかし通貨ペアによって相場の動き方が異なるため、共通して使える手法には一定の限界があるのも確かです。
同じ分析手法でも通貨ペアが変わると数値に対する判断評価が変わったり、特定の通貨ペアでは良い成績が出るが、違うペアではそうでもない場合もあります。
それに比べて、パーフェクトオーダーに関する判断基準は、通貨ペアを問わず共通です。
価格の変動幅が大きくても小さくても、特定の時間に上がったり下がったりしやすくても、トレンドの強さに応じてパーフェクトオーダーは出現します。
たとえば、経済や政治の外部環境から分析を加えるファンダメンタルズ分析では、通貨発行国や世界情勢に関する知識が欠かせません。
パーフェクトオーダーならそうした条件も一切なく、ただ3本の線の向きを見るだけです。
パーフェクトオーダーのメリット
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取引のスムーズな実践や、トレーダーとしての成長促進という面でも、パーフェクトオーダーには多くのメリットがあります。
相場環境から始める所作が身に付く
簡単かつ確実にラインが引きやすい
ローソク足の解釈から解放される
相場環境から始める所作が身に付く
先ほども述べたように、ひと目でトレンドが掴めることが、パーフェクトオーダーの特徴です。
これは、誰でもひと目で相場環境が認識出来るとも言えるでしょう。
FXでの取引で真っ先に必要となるのが、相場の現状認識です。
それを省いて取引を始めてしまうと、勝ちようがありません。
しかし初心者にとって現状認識は難しかったり手間だったり、なかなか取っ付き難い問題です。
何となくあやふやにしたまま放置し、目の前の動きに飛び乗ってしまうこともあるでしょう。
ですから現状認識が簡単に出来る点だけ取っても、十分にメリットがあると言えるのです。
また、パーフェクトオーダーには「パーフェクトオーダーのようだが、パーフェクトオーダーではない」という状態が殆どありません。
多くのチャートパターンや分析手法では、「本当に○○に当てはまるのかどうか分からない」「当てはまると思ったのに裏切られた」ということが見られがちです。
パーフェクトオーダーならば、出現を確認できた時点で、迷いなく自然と正しい環境分析ができています。
そうした習慣が早いうちに身に付けば、多くの分析手法を使いこなす基盤になるでしょう。
簡単かつ確実にラインが引きやすい
FXではライン分析も重要ですが、パーフェクトオーダーからラインを引くのが簡単です。
ライン分析ではトレンドに合わせて斜めのラインを引いたり、同じ価格のポイントをつないだ水平ラインなどから、次の相場の流れを予測します。
パーフェクトオーダーでは同じ方向に平均線が3本並ぶので、それらと角度を合わせることで、信頼性の高いトレンドラインを引けるのです。
強いていうと、長期線が最も直線に近い形になるので、引用元にしやすいでしょう。
そうして引いたラインは、価格の反発点となるレジスタンスラインやサポートラインとしても使えるので、以後の分析に広く役立ちます。
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実際に、黄色の長期線に沿ってラインを引いたのが上の図です。
いい感じでトレンドラインが引けています。
その終端でローソク足がラインを割り込んだ地点(白い丸)が、決済のペストポジションになるでしょう。
ローソク足の解釈から解放される
シンプルな移動線を見ることで、無数のローソク足の分析から解放されるのも、地味ながら捨て難いメリットです。
通常の相場分析の多くは、ローソク足を見ることから始めます。
しかしローソク足は、その形状だけでも、細かく分類したら数十種類。
さらに互いの連続性や長さなど、考えるための材料が無数にあるでしょう。
現実のチャートではリアルタイムにローソク足が生成され、その中で価格が上下します。
次は上に行くのか下に行くのか、不穏な動きをする度、振り回されることもあるでしょう。
例えば急に長いローソク足が出現したら、どうしてもそこに目が行ってしまいます。
ローソク足から受け取れる情報が多いため、どうしても惑わされてしまうのです。
その点パーフェクトオーダーなら、単独で相場の状況を把握でき、余計な悩みが膨れることもありません。
いっそ、チャートの中からローソク足を全て消し去ってしまっても良いほどです。
何十本も並んだローソク足を見ながら悩むより、たった3本の線を見るだけの方が楽でしょう。
情報量が減るので全体像を捉えやすくなり、考えるポイントも集中できます。
そこで考えることは、ただ1つ。
相場がパーフェクトオーダーなのか、そうではないのか、です。
あるいはトレンドは始まりそうか、始まっているのか、始まっているが終わりに近そうなのか?など。
パーフェクトオーダーでそうした相場環境が掴めたら、初めてローソク足を表示し、少しずつ併用できるようになっても良いのです。
実際にローソク足を消して、移動平均線だけにしてみたものが下図になります。
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余計な情報が一切なく、いかにも集中しやすい値動きに見えるでしょう。
情報が少なすぎて不安になるほどですが、安定して伸びている中盤でトレンドに乗れれば、苦もなく利益が出ています。
パーフェクトオーダーのデメリット
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どんな手法にも、良い面とそうでない面の両方があります。
パーフェクトオーダーにもデメリットはあるので、お伝えしておきましょう。
そんなに頻繁に出るわけではない
パーフェクトオーダー=トレンドではない
そんなに頻繁に出るわけではない
パーフェクトオーダーは乗れれば大きなチャンスですが、残念ながら頻繁には発生しません。
大きなトレンドの発生を示すという性格上、どうしても発生する機会が限られるのです。
この問題は、「どんな通貨ペアでも通用する」という特長でカバーできます。
複数の通貨ペアをチェックし、どこかで出現していたらそこでエントリーするのです。
出現するのを待つのではなく、出現しているチャートを探しに行けば、出会える確率は高まりまるでしょう。
パーフェクトオーダー=トレンドではない
大きなトレンドが生まれると、移動平均線は同じ方向に角度を揃え、パーフェクトオーダーが出現します。
しかしその逆の場合、パーフェクトオーダーが出現したからと言って、大きなトレンドが生まれているとは限りません。
一時的にパーフェクトオーダーの状態が発生しても、すぐに線が交錯し、もみ合いに陥ることはよくあります。
これではパーフェクトオーダーが完成したとは言い難くなります。
しかし仮に完成していても、そこから大きなトレンドに向かうかどうかは、個々に見極めが必要です。
例えば、それまでレンジ相場が続いている場合。
方向性のなさを断ち切れないまま、グズグズした動きを引きずっていたら要注意です。
3本の線がスムーズに交差し、勢いよく角度を付けて伸びているか?に注目しましょう。
パーフェクトオーダーのトレード手法
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次にパーフェクトオーダーを活用した実際のトレード手法について、お伝えします。
既にトレンドが発生しているなら、後は適度な場所で順張りエントリーし、一定の利幅が取れたら決済するだけ。
と、言葉にすると簡単ですが、意外にうまくいかないことも多いのです。
エントリーと決済の目安の基本
初動エントリーにはレジスタンスラインなどの根拠が必要
上位足と下位足、マルチタイムフレームで確認しよう
スキャルピングの実例
エントリーと決済の目安の基本
まずあらためてパーフェクトオーダーのチャートを復習しましょう。
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トレンドの発生場面は、赤い短期線が下降から上昇に転じ、ローソク足が短期線や中期線を追い抜いく①付近です。
しかしここではまだ、その先どう動くか完全には読み切れません。
②に進むと、今度は短期線が長期線をも追い抜いて行き、上昇気配が濃厚になります。
そして中期線が長期線を追い抜いた③の時点で、パーフェクトオーダーが完成します。
基本は、ここがエントリーポイントです。
①や②より利幅は薄くなってしまいますが、慣れないうちは安全策を取りましょう。
この位置でのエントリーに慣れたら、次は後述の方法を使って、初動に近い位置でのエントリーにチャレンジするのがおすすめです。
③でパーフェクトオーダーが完成すると、トレンドは高い確率で一定期間、持続します。
その間、特にやることはありません。
小さな動きに反応してやたらと売り買いしても、大した成果は出ない可能性が高いからです。
なお、④や⑤の位置では相場が大きく下落し、わずかに平均線も割り込みます。
こうした調整場面は、トレンドの中でもよく発生するものです。
そのまま落ちるかと思いきや、再びトレンド方向に戻っていくのもありがちです。
ここは押し目買いのチャンスになります。
下落した時、そこでトレンドが終わったかどうかは、パーフェクトオーダーで判断します。
3本の線がどこも交錯しない限り、トレンド継続で考えましょう。
先ほども述べましたが、こういう場面でローソク足との絡みを見ると惑わされます。
ローソク足が移動平均線を超えるかどうかは、チャートにおいては無視できません。
しかし適切な位置でエントリー出来ていれば、④や⑤の場面で慌てなくても、マイナスに陥ることはないはずです。
危険なのは⑥でしょう。
平均線はまだ交差していませんが、ここから利益を取るのは難しい位置です。
それでも損切り設定をしておけば、大きな損失にはなりません。
最終的にこのトレンドは、⑦の時点で終了を迎えます。
短期線が中期線を下回り、パーフェクトオーダーの形が崩れるからです。
その前の⑥の時点で相場的には上がり目がなくなっているので、早めに決済しても良いのですが、そこからまた上がっていく可能性も残っています。
④や⑤でのエントリーでも、⑦まで持っていれば、十分な含み益があるはずです。
それほど焦る必要はありません。
ただし⑦を過ぎても「また上がるかも」と期待するのはやめましょう。
勢いのあるトレンドほど、終わった途端に一気に反転するものです。
利益確定の機会は逃さないようにしましょう。
初動エントリーにはレジスタンスラインなどの根拠が必要
パーフェクトオーダーでよくある問題は、トレンド発生の初動から時間差ができ、利幅を薄くするケースが多いことです。
そのため、可能な限り早い段階でエントリーしていくことも望まれます。
しかし初動の時点ではダマシの可能性もあるため、確信を得るには、異なる視点の根拠が必要です。
例えば、先ほど上げたライン分析の手法も有効でしょう。
トレンドの発生局面では、レジスタンスラインがサポートラインに変わることもよくあります。
例えば三角保ち合いでは一定の価格(レジスタンスライン)で上げ止まり、そこを突破できると一気に上昇するのがセオリーです。
そこでパーフェクトオーダーの形が出現していたら、その後の流れを待たずとも、合わせ技で「トレンド発生」と判断できます。
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上の図では、前のトレンドの終盤で三角保ち合いが発生、そのレジスタンスラインを上抜けして新しいトレンドの起点になりました。
その後1回はもたついたものの、再びの三角保ち合いからレジスタンスラインを突破、上昇トレンドが確定しています。
中でもレジスタンスラインやサポートラインは協力な指標で、多くのトレーダーが注目します。
チャートの中でこれらのラインが引けるかどうか意識し、判断材料にしてください。
上位足と下位足、マルチタイムフレームで確認しよう
環境分析の一環として、異なる時間足で相場を確認するのも大切です。
特に重視したいのは、取引しようとしているチャートの上位足。
15分足でエントリーするなら1時間足や4時間足、1時間足でエントリーするなら4時間足や日足などを確認しましょう。
そこで見るのは、トレンドの発生状況です。
上位足の状況は、それより下の時間足に影響します。
複数の時間足での環境確認は「マルチタイムフレーム」とも言いますが、理想は全ての時間足の方向が揃うことです。
もしそうなれば、大局が大きく動いていることになり、トレンドの持続性を信用できます。
そうではなく、例えば大局がレンジ相場に陥っていたなら、要注意です。
もちろん100%完全な予測は無理ですが、少しでも確率の高い予測を立てて、取引することを目指してください。
スキャルピングの実例
パーフェクトオーダーには、発現頻度が少なく、始まるとそのトレンドは持続するという特徴があります。
そのためタイミングよく初動に出会えず、もう始まっているトレンドに途中から乗るしかない、という場面も少なくありません。
そこでは「果たして今からエントリーして利幅が取れるのか?」という問題に直面するでしょう。
その場合、より短い時間足で小刻みな取引をすれば、トレンドの途中からでもチャンスを増やせます。
具体的には、初動を掴めなかった場合、1分足などを使ったスキャルピングが有望です。
まずは1時間足で相場環境を把握し、パーフェクトオーダーやトレンドの発生を確認します。
その上で、トレンド中の小さな反転を利用し、スキャルピングを行うのです。
先ほど押し目買いのポイントでもお伝えしましたが、トレンド中でも相場はジグザクに進み、時に大きく値を戻します。
よくあるのは移動平均線などに近づき、そこにタッチした途端、再びトレンド方向に反転していくパターンです。
そのタイミングを見逃さず、短い時間足を使って順張りでエントリーします。
逆張りはせず、「安くなったら買う、高くなったら売る」を実践しましょう。
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