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[2024年4月・ファッションテックニュース] NIKEの新プロジェクト「A.I.R」、Metaのスマートグラスなど、AI関連のニュースに注目!



Gucci(グッチ)がApple Vision Pro用のアプリをローンチ、没入型のドキュメンタリー映像を公開

「GUCCI(グッチ)」は4月3日、昨年9月に行われた同ブランドのクリエイティブディレクター・Sabato De Sarno(サーバト・デ・サルノ)氏のデビューショーまでの数週間を追ったドキュメンタリー映像「Who is Sabato De Sarno?  A Gucci Story」の没入型バージョンをリリース。

AppleのVision Pro用に特別に制作されたもので、Gucciアプリから利用可能となった。


Gmoney氏の「9dcc」がNFT.NYCのイベントに合わせてポップアップストアをローンチ

画像の引用元:https://twitter.com/9dccxyz/status/1775562442820464953

4月3日〜5日の間、Gmoney氏の手がけるブランド「9dcc」は、ニューヨークのSOHO地区に同ブランド最大規模のポップアップストアをオープン。

2月のParis Fashion Weekで発表した“Collection 01を展示、販売した。

さらに、ポップアップと並行して、フィジカルな体験をデジタルトークンへと変える“proof of presence“システムを導入した「NINES」というプログラムもローンチ。


NIKE(ナイキ)が新プロジェクト「A.I.R(Athlete Imagined Revolution)」を披露

画像の引用元:https://nike.jp/nikebiz/news/2024/04/18/5968/

NIKEは、パリで開催したイベント「Nike On Air」において、新プロジェクト「A.I.R(Athlete Imagined Revolution)」を発表。

ランニング、フットボール、バスケットボール、テニスの分野で世界的に活躍する13人のアスリートと共創したスニーカーを披露した。

スニーカーのデザインプロセスには生成AIを取り入れ、プロトタイピングには3Dプリンターが利用されている。


「Stepn(ステップン)」がAdidas(アディダス)と提携し、限定スニーカーをリリース

“Move-to-earn”アプリ(ゲーム)「Stepn(ステップン)」は、Adidas(アディダス)との長期的な提携を発表。

コラボレーションの第一弾として、Adidasの3本線とStepnの稲妻ロゴをあしらった1000個限定のNFTスニーカーをローンチ。

Stepnの提携NFTマーケットプレイスであるMooar上で、抽選を経て販売された。


LOUIS VUITTON(ルイ ヴィトン)が4つ目のNFTをリリース

画像の引用元:https://eu.louisvuitton.com/eng-e1/magazine/articles/men-fall-winter-2024#looks

LOUIS VUITTON(ルイ ヴィトン)は4月22日、同ブランドのアーティスティックディレクター・Pharrell Williams(ファレル ウィリアムス)氏による2024年秋冬コレクションのファッションショーで登場したレザージャケットのデジタル版をNFTとしてリリース。

昨年発表した“VIA トレジャー・トランク”の所有者を対象に、200着限定で販売された。

価格は€7,900で、購入者は年末頃に実物のジャケットを受け取ることになっている。


Metaが第2世代のスマートグラスに追加する新機能を発表

4月23日、米国のMeta社は、Ray-Banと共同開発し、昨年9月に発売した第2世代のAI搭載スマートグラスの新機能を発表。

新機能は、マルチモーダルAI機能「Meta AI with Vision」とビデオ通話での映像共有機能の2つ。

「Meta AI with Vision」は、ユーザーが見ているものやテキストをAIが認識し、AIアシスタントを提供する機能で、例えば、ユーザーは鏡を見ながら、自分の服装についてスマートグラスにフィードバックを求めることができるほか、特定のアイテムに合う服を提案させることもできる。


雑感

4月は、久しぶりにAI関連のニュースが目に留まりました。

特に気になったのは、Ray-Ban Metaスマートグラス(日本未発売)の新機能発表のニュース。

「没入感」がキーワードのVision Proが、エンタメ領域や特定の職業におけるツールとしての用途に大きな可能性を感じさせるのに対して、Ray-Ban Metaスマートグラスは「実用性」を重視した、常に携帯・着用するアイテムとしての可能性を感じさせます。

また、Humaneのウェアラブルデバイス「AI Pin」も注目を集めているようで、AI搭載デバイスを開発する各企業の動向には注目です。

Humaneの創業者によるTEDでのプレゼン動画↓

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