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Fashion × Business × Technology. 生成AI、NFT、XR・メタバース関連を中心に発信します。

最近の記事

ファッションブランド&関連企業による、クリエイティブ領域での生成AI活用事例(ユースケース)

生成AIとファッションデザイン(前編)では、生成AIがどのような変化をもたらす可能性があるかについて、(後編)では、生成AIを利用する上でのリスクについて書きました。 この記事では、ファッションブランドとその関連企業による、生成AIを活用したクリエイティブ・プロジェクトに焦点を当てます。 紹介する事例の内訳は、「広告キャンペーン」が6例、「一般ユーザーとの共創」が3例、「製品(プロトタイプ含む)・コレクションのデザインプロセスでの利用」が3例、「その他」が4例の計16例。

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    • [2024年6月・ファッションテックニュース]

      Sykyが“Syky Drops”をスタート、第一弾では「Xtended Identity」とコラボ デジタルファッションプラットフォームの「Syky」は、Web2.5ブランド「Xtended Identity」とのコラボレーションを発表。 アーティスティック・ディレクターのNicola Formichetti(ニコラ フォルミケッティ)氏によるキュレーションの下、毎月数量限定のカプセルコレクションをリリースする“Syky Drops”の第一弾として、実物とデジタルピー

      • [2024年5月・ファッションテックニュース]

        ニューヨークの「The Met」で最新テクノロジーを活用した展覧会がスタート 米国のメトロポリタン美術館(The Met)で、展覧会「Sleeping Beauties: Reawakening Fashion(眠れる美への追憶──ファッションがふたたび目覚めるとき)」がスタート。 生成AIや3Dデザイン、ホログラムといったテクノロジーが取り入れられており、ファッション史に名を刻んだ作品の数々を観るだけでなく、嗅覚、聴覚まで使い体験できる。 2024年9月2日まで開催

        • [2024年4月・ファッションテックニュース] NIKEの新プロジェクト「A.I.R」、Metaのスマートグラスなど、AI関連のニュースに注目!

          Gucci(グッチ)がApple Vision Pro用のアプリをローンチ、没入型のドキュメンタリー映像を公開 「GUCCI(グッチ)」は4月3日、昨年9月に行われた同ブランドのクリエイティブディレクター・Sabato De Sarno(サーバト・デ・サルノ)氏のデビューショーまでの数週間を追ったドキュメンタリー映像「Who is Sabato De Sarno?  A Gucci Story」の没入型バージョンをリリース。 AppleのVision Pro用に特別に

        ファッションブランド&関連企業による、クリエイティブ領域での生成AI活用事例(ユースケース)

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          Virgil Abloh(ヴァージル アブロー)の軌跡を振り返る。「OFF-WHITE」の成功の要因と、世のデザイナーが学ぶべき点とは?

          ラグジュアリーストリートブランド「OFF-WHITE(オフホワイト)」の創設者であり、「LOUIS VUITTON(ルイ ヴィトン)」のアーティスティックディレクターにも抜擢されたVirgil Abloh(ヴァージル アブロー)氏。 ストリートのトレンドを牽引し、ファッションの領域で2010年代に最も輝いたクリエイターでありながら、2021年に惜しまれつつもこの世を去りました。 この記事では、Abloh氏がファッション界の頂点へと駆け上った軌跡とその凄さを改めて振り返り、

          Virgil Abloh(ヴァージル アブロー)の軌跡を振り返る。「OFF-WHITE」の成功の要因と、世のデザイナーが学ぶべき点とは?

          [2024年3月・ファッションテックニュース] Maison Margiela初のフィジタルNFTからDressXの生成AIを取り入れた新ツールまで、注目ニュースが目白押し!

          StockXがApple Vision Pro用の没入型ショッピングアプリをローンチ スニーカーやストリートウエアを中心に取り扱うオンラインマーケットプレイス「StockX」が、Apple Vision Pro用の没入型ショッピングアプリをリリース。 ユーザーは、手と目の動きを使い、(全製品の)カタログや自分以外のユーザーがアップロードしたコンテンツを閲覧することができるほか、リアルタイムのインタラクティブな市場データにアクセスすることも可能。 Maison Mar

          [2024年3月・ファッションテックニュース] Maison Margiela初のフィジタルNFTからDressXの生成AIを取り入れた新ツールまで、注目ニュースが目白押し!

          ラグジュアリーファッションブランド・企業の2023年10-12月期 & 通期の決算

          要旨・全体として、各カテゴリーのリーダー的なブランド、最高級ブランドが強い印象で、中でも「Hermes」の強さが際立つ。 ・Kering傘下の「Bottega Veneta」を除き、「Brunello Cucinelli」、「Ermenegildo Zegna」、OTBの「JIL SANDER」、Prada Groupの「Miu Miu」、LVMHの「Loro Piana」などクワイエットラグジュアリー系ブランドは総じて好業績。特に「Miu Miu」の成長率は圧倒的。

          ラグジュアリーファッションブランド・企業の2023年10-12月期 & 通期の決算

          [2024年2月・ファッションテックニュース]Apple Vision Pro発売、Fashion Weekではフィジタルファッションが急浮上

          Apple Vision Proが発売、J.Crew, Mytheresaなどが没入型ショッピングアプリをリリース 2月2日、米国でApple Vision Proが発売。Appleによると、発売日時点で600以上のVision Pro向けアプリが利用可能に。 J.Crew、Mytheresaなどの企業は、没入型ショッピングプラットフォームを提供するObsessと共にVision Pro向けのバーチャル店舗を開発。 商品を実物以上の大きさで見ることができ、没入感のあ

          [2024年2月・ファッションテックニュース]Apple Vision Pro発売、Fashion Weekではフィジタルファッションが急浮上

          専門家の考える画像生成AIプラットフォームの適性、ファッションデザイナーに求められるスキルの多様化などについて

          先日、米国のオンラインファッションメディア「The Business of Fashion」が、どのようにアパレル企業は生成AIを業務に取り込むことができるかというテーマで作成したレポート「Incorporating Generative AI Into the Fashion Workplace」を公開しました。 その中から、画像生成AIに関連した箇所や求められるスキルなど、デザイナーに役立つと思われる部分を抽出して紹介します。 専門家の考える画像生成AIプラットフォー

          専門家の考える画像生成AIプラットフォームの適性、ファッションデザイナーに求められるスキルの多様化などについて

          【2024年1月・ファッションテックニュース】今年はメタバースやデジタルファッションへの注目が再興するか!?

          これから定期的に、ファッションテック(主にAI、NFT、XR・メタバース )関連のニュースをまとめた記事を出していこうと思います。 もう二月も半分過ぎてしまいましたが、まずは先月のニュースを振り返ってみたいと思います。 Gmoney氏のブランド「9dcc」が “フィジタルブランド・オブ・ザ・イヤー” を受賞 Web3領域でのインフルエンサーであり、NFTコレクターとしても知られるGmoney氏が手がけるフィジタルブランド「9dcc」が、ダボスで開催された2024年世界経

          【2024年1月・ファッションテックニュース】今年はメタバースやデジタルファッションへの注目が再興するか!?

          生成AIとファッションデザイン(後編)〜リスクを考える〜

          前回の記事では、クリエイティブプロセスにおいて生成AIがもたらす可能性のある変化について考察しました。 画期的で、クリエイティブ面においても非常に大きな変化をもたらすことが予期される生成AIですが、その反面、リスクも未知数です。 ここでは、ビジュアル表現関連のリスクに焦点を当て、現時点で専門家やメディアによって指摘されているリスクについて整理し、考えてみたいと思います。 著作権の問題 生成AIのリスクを考えるときの一番の悩みの種が、著作権の問題です。 何故かと言うと

          生成AIとファッションデザイン(後編)〜リスクを考える〜

          生成AIとファッションデザイン(前編)

          昨年は年明け早々、ChatGPTが大きな話題となり、様々なメディアが生成AIを特集するなど、正に生成AI一色の年でした。 マッキンゼーの分析によれば、生成AIは今後3~5年で、アパレル、ファッション、ラグジュアリーの分野の営業利益に1500億ドルから2750億ドル(慎重に見積もって)を加える可能性があるとのことです。 さらに、ファッションの領域において生成AIがもつ潜在価値の四分の一は、デザイン・企画での利用によって解き放たれるとのことです。(出典元:The state

          生成AIとファッションデザイン(前編)

          AI、NFT、XRが融合する世界で、ファッションブランド、クリエイターが手にする機会

          はじめに ここ数年で、AI、NFT、XR(クロス・リアリティ)といった新しいテクノロジーが急速に進化していて、情報量があまりにも多く、ついていくだけで精一杯とさえ感じています。 ファッションメディアは数多くありますが、こうした新しいテクノロジーとファッションに焦点を当てているような日本のメディアを見かけないため、一個人として発信していこうと決めました。 AI、NFT、XRというテクノロジーは、ファッションビジネスを根本的に変える可能性を秘めていると個人的には考えています

          AI、NFT、XRが融合する世界で、ファッションブランド、クリエイターが手にする機会