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【2024年1月・ファッションテックニュース】今年はメタバースやデジタルファッションへの注目が再興するか!?

これから定期的に、ファッションテック(主にAI、NFT、XR・メタバース )関連のニュースをまとめた記事を出していこうと思います。

もう二月も半分過ぎてしまいましたが、まずは先月のニュースを振り返ってみたいと思います。



Gmoney氏のブランド「9dcc」が “フィジタルブランド・オブ・ザ・イヤー” を受賞

出典:https://twitter.com/9dccxyz/status/1748081964987347452

Web3領域でのインフルエンサーであり、NFTコレクターとしても知られるGmoney氏が手がけるフィジタルブランド「9dcc」が、ダボスで開催された2024年世界経済フォーラムで「Phygital Brand of the Year(フィジタル ブランド オブ ザ イヤー)」を受賞。

ブロックチェーンベースのコミュニティの創出とNFCチップ搭載の「Networked Product(=ネットワーク接続されたプロダクト)」の開発が画期的と評価されての受賞となった。


「Tommy Hilfiger」がスマホ向けメタバース・ファッションゲームをローンチ

米国のファッションブランド「Tommy Hilfiger(トミー ヒルフィガー)」が、モバイルファッションゲーム「FashionVerse(ファッションバース)」をローンチ。

ユーザーは、AIが生成したフォトリアリスティックなアバターを使用し、コーディネートを考えたりムードボードを作成。プラットフォーム上でデザインをシェアし、プレイヤーのコミュニティから投票を受けることも可能。

ゲーム内ではファッションブランドやエンタメ企業が、指定されたチャレンジをクリアすると何らかの報酬が与えられるバーチャルイベントを開催していく計画。


「Lacoste」が「DRESSX」とタッグを組み、ブランドのシグネチャーアイテムをメタバース上でリリース

出典:https://twitter.com/dressxcom/status/1752930158971912411

「Lacoste(ラコステ)」が主要なデジタルファッションプラットフォームの一つである「DRESSX(ドレスエックス)」とタッグを組み、「Lacoste」の過去のベストセラーに基づいてデザインされた10アイテムを、RobloxとZepetoにおいて5アイテムずつ販売。

両社の発表によれば、このパートナーシップは、従来のファッションと没入感のあるデジタルの世界の間にあるギャップを埋めることを目的としたものであるとのこと。


「Syky」にNicola Formichetti(ニコラ フォルミケッティ)氏がアーティスティックディレクターとして加入

出典:https://twitter.com/the_SYKY/status/1749416926311260313

Web3ファッションプラットフォーム「Syky(サイキー)」が、過去に「Mugler(ミュグレー)」や 「Diesel(ディーゼル)」といったブランドでクリエイティブディレクターを務めたNicola Formichetti(ニコラ フォルミケッティ)氏をアーティスティックディレクターに起用することを発表。

Formichetti氏は、既存のラグジュアリーブランドとデジタルデザイナーを含めた次世代のデザイナー間の新たなシナジーを意識、また創出し、プラットフォームをサポートしていく。


Bossがロンドンでホログラムを使用した大規模なキャンペーンを公開

ラグジュアリーブランド「BOSS(ボス)」が、ロンドンのランドマークであるタワーブリッジ付近において、同ブランドのアイテムを身につけたブラジルのスーパーモデル、ジゼル・ブンチェンと韓国の俳優、イ・ミンホの姿を、高さ10mのホログラムで投影する大型キャンペーンを公開。

大型ホログラムを活用した大規模グローバルキャンペーンを披露するファッションブランドはBOSSが初めて。


雑感

昨年は年始から生成AIフィーバーでしたが、今年はメタバースを含め、「デジタル3D」がキーワードとなる気がします。

特に、米国では既に販売が開始されたAppleの「Vision Pro」がメタバースを次のステージに進めるか、3Dコンテンツやアプリが多く生まれるかという点はポイントだと考えています。

ファッションに関しては、フィジタル(=phygital)ファッションがどの程度浸透するかという点に注目です。

BOSSのキャンペーンのニュースもインパクトがあり、昨年話題となったNIKEの3D広告を見ても、こうした屋外広告は増えていくと考えられます。

特に資金のあるブランドやラグジュアリーブランドは、こうした3D × OOH(Out of home)広告でクリエイティブなキャンペーンを展開するのが普通となるのではないでしょうか。

東京でも今年どこかのブランドが、こうしたキャンペーンを展開するか楽しみです。


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