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カウンセリングで対話を円滑に進める方法
カウンセリングでは、相談者がかかえている問題や
悩みを相談者とカウンセラーとで検討して、
悩みの根本原因を探していきます。
その中で、対話が円滑に進まないこともあります。
1.カウンセラー=質問する人という流れになってしまう
![](https://assets.st-note.com/img/1661653931369-6ipJwhV2v3.jpg?width=1200)
質問をしながら話をきいているうちに、
一問一答のように、カウンセラーは質問する人、
相談者は答える人になっていることがあります。
そして、カウンセラーも相談者も
一問一答をテンポよくすすめようと
してしまうことがあります。
この場合、悩みの根本原因を探る目的ではなく、
質問すること、答えることが目的に
なってしまいがちです。
質問と答えのみに集中すると、
言葉の裏側にある感情によりそうことなく、
顕在意識から発せられた表面的な内容だけにフォーカス
してしまいます。
言葉を味わうこともなく、
悩みの根本原因に気づきにくいのです。
別の質問を作るのではなく、
相談者の答えから次の会話の流れを作るようにすると、
一問一答の流れから抜け出せます。
2.会話が続かない
![](https://assets.st-note.com/img/1661653957219-m0TwQKh0lo.jpg?width=1200)
「今日はどのようなご相談ですか?」
そうきいても、
「特に話すことはありません」と言われることもあります。
カウンセリングを申し込んだけれど
いざ話そうとすると何を話したらいいのか
わからなくなってしまうのです。
このような場合に有効なのは事前アンケート。
アンケートに向き合っている時は、
比較的リラックスした状態で悩みのことを
書けます。
事前アンケートにお答えいただくことで、
どのようなことに悩んでいるのか整理できてきます。
カウンセラーとしても事前に悩みの概要を把握できます。
「特に話すことはありません」と言われて
会話が進まないということがなくなります。
また、カウンセリングをしていて、
会話がぶつ切り状態になることもあります。
これは、最初に質問を考えておいた場合に多いです。
あれとこれを聞こう、と質問ありきで進めてしまうため、
話の流れを無視して質問してしまうのです。
事前に用意しておいた質問を聞き終わったら、
会話が途切れてしまいます。
アンケートに基づいた質問をして、
答えがかえってきたら、
その言葉を受けた形で進めていく。
今きいたこの部分がわからないから
もっと教えてくださいという流れで
少しずつ悩みの全体像を明確にして、
その感情をきいていく。
このようにすると、会話が途切れずに
悩みの全体像をつかみ、
その裏にある価値観に気づく流れが作れます。
3.相談者が一方的にしゃべっている
![](https://assets.st-note.com/img/1661653985091-6OyV7VI8sh.jpg?width=1200)
カウンセリングを始めたら、
壊れた蛇口のように言葉があふれだし、
相談者が一方的に話していることもあります。
まずは、話を傾聴し、相談者の息継ぎのタイミングで、
要約や伝え返しをします。
一方的に話している時は、
悩んでいることの状況だったり、
悩みの対象になっている人の描写だったりします。
その言葉の裏にある感情を聞きながら、
話の方向を起きている現象だけではなく、
感情やその感情を作り出した価値観の方に
話の方向が向くようにしていきましょう。
相談者は、とにかく話さなければいけないから
話している場合もあります。
まずはしっかり聞いて、
少しずつ間をとっていくと、
カウンセラーと相談者とで、一緒に根本原因を
探していけることでしょう。
本日もお読みいただき
ありがとうございました。
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参考文献(P153)