6月から要注意!猫の熱中症対策・エアコンは何度から?応急処置は?
人が暑い時は、猫も暑い
猫は家の中で快適な場所を見つける名人。
とは言え、夏の暑い中でもひなたぼっこをしていたり
見ていて少し心配になることも。
猫の熱中症、一体どのような症状が起きるのか・
防ぐためにはどうしたら良いか・なってしまったらどうすれば良いのか
等、一つ一つ書いていこうと思います。
全ての猫ちゃんが健康に、この夏を乗り切ることが出来ますように。
猫が過ごしやすい温度を知って、見守ってあげよう
猫にとって過ごしやすい温度とは、一体どのくらいなのでしょうか。
実は、人と変わらず25度前後なのです。
つまり、人が暑いと思うときは猫にとっても暑いのです。
ならば何故、暑い日にひなたぼっこする猫ちゃんがいるのでしょうか?
何とこの理由については「良く分かっていない」らしいのです。
その猫ちゃんがそうしたいからそう、なのでしょう。
何とも猫らしい話ではありますが、そうは言っても心配になるものです。
そんな時は、一旦猫ちゃんを移動させてみましょう。
猫ちゃんが自ら前の位置に戻れば、「好きで居る場所」に他なりません。
逆に、子猫やシニア猫ちゃんの場合は、その場所から
「暑いけれど動けなくなってしまった」「暑いけれど動くのが面倒」
という場合がありますので、定期的に注意深く見守ってあげましょう。
クーラーは何度からつけるべき?温度設定はどれくらい?
先述の通り、猫と人の過ごしやすい温度はほぼ近しい為、
人が暑いと思った時はエアコンをつけ、室温25℃前後を心掛けましょう。
特に外気温が30℃を超す日は絶対に欠かさないよう気を付けて下さい。
実は、ここで気を付けなければいけないことが3点あります。
エアコンの温度設定と室温は別物!
「エアコンを28℃に」とはよく言われていますが、
エアコンの設定温度と室温は別である上に
本来は「室温を28℃に」という意味合いなのです。
更に熱中症の危険は、25℃以上の気温であれば
人にも起こりうるものです。
猫の為・人の為、「室温が25℃前後になる設定」を心掛けましょう。暑さを感じにくい方は気を付けて!
女性の方・シニアの方等、元々余り暑さを感じにくい方の中には
クーラーを余り好まない方もいらっしゃるかと存じます。
風通しが良ければ、網戸や扇風機で夏を過ごす方もいるかもしれません。
猫は汗をかかない為、風では十分に体温が下げられない事があります。
また、網戸には防犯上及び脱走の心配もつきもの。
猫を守る為、計画的にクーラーを利用することをおすすめします。冷やしすぎにも気を付けて!
夏の暑い中、冷えた室内で毛布を被りながら食べるアイスはサイコ~…
という背徳的な気持ちも分かりますが、
猫にとっても人にとっても、冷やしすぎた空間は体によくない物です。
サーキュレーター等で室内の空気を循環させたり、
室内で猫ちゃんが上下に移動できるよう、キャットタワーを設置する他
猫ちゃんに直接冷風が当たりすぎないように気を付けてあげましょう。
猫ちゃんにお水を"飲んで頂く"工夫をしよう
人も、暑い日は「喉が渇いた」と感じなくても、意識的に水を飲もう!
と言われているのと同じく、猫ちゃんにとってもそうなのですが
なかなか猫ちゃん、思ってるほどにお水を飲んでくれませんよね。
そこで、人間が出来る
「猫ちゃんにお水を飲んで頂くための一工夫」について
いくつかご紹介します。
水が飲める場所を複数用意する
できれば、暑さが本番を迎える前から
(猫ちゃんが新しい水飲み場に対して警戒しなくなるよう期間をおいて)
お水が飲める場所を複数用意してあげましょう。
最低でも1日1回はお水を取り替え、新鮮なお水を用意してあげる他、
食事場所から少し離しておいてあげると良いでしょう。
どうしてもお気に召さない場合、お水の容器を変えてみるのも手です!
ウォーターファウンテン型など、いわゆる
「自動給水器」と呼ばれるタイプを設置する場合、
こまめに掃除を行い、清潔な状態を保つよう心がけましょう。食事の際の水分量を増やしてみる
水分はお水からのみならず、食事からも日々摂取しています。
ウェットフードやスープタイプのご飯は、元々水分量が多いのですが
ドライタイプの場合、食事からの水分摂取が難しくなってきます。
その場合、おすすめなのが
ドライタイプのご飯をぬるま湯でふやかす方法です。
香りが立つので、猫ちゃんも喜んで食べてくれるかもしれません。
ドライタイプのご飯の上にスープタイプをかけるのもおすすめです。
ご家族の猫ちゃんの舌にあい、尚且つ水分も十分に摂取できる
最適なお食事を見つけてあげましょう。お水におやつを混ぜるor水分補給用のおやつをあげる
みんニャが大好きな、可愛いCMでお馴染みの"あの"おやつです。
お水に混ぜる(=おやつを薄める)のもおすすめですが、
実は「水分補給」に特化したタイプが存在します。
検索エンジンで「水分補給 (おやつの名前)」等検索すると
簡単に見つかるかと思います。
世界の猫を喜ばせて下さる企業様に、足を向けては寝られません。
猫ちゃんの熱中症のリスク、こんなところにも
ここまで、室内で過ごす猫ちゃんに対しての
暑さ対策についてお伝えして参りましたが、
それ以外の場所では、どんなリスクが潜んでいるのでしょうか?
夏の屋外は猫ちゃんにとって更に危険
夏休みにプールや砂浜へ出向いた際、裸足で歩いたら
地面がとても暑かった経験を覚えていらっしゃるでしょうか?
そうなんです、猫ちゃんは常に裸足なのです。
地面からの熱と、太陽からの熱…
2方向からの熱に挟まれているというのが、
夏の外猫ちゃんが晒されている実態なのです。
当然、外気温も高く、熱中症のリスクは室内と比になりません。
どうか皆様、猫ちゃんの健康と安全・諸々のリスク回避の為に
猫ちゃんとは完全に室内で一緒に暮らすよう、お願い申し上げます。
短時間でも車内に置き去りにするのは絶対にNG!!
獣医さんの帰り道、ちょっとだけ…と
キャリーバックに入った猫ちゃんを車内に置き去りにしたまま
エンジンを止め、何処かへ寄り道…
危険ですので絶対におやめ下さい。
お子様の置き去りが社会問題にもなりましたが
エンジンを切られた夏の車内は、短時間でもすぐに高温になります。
窓を数cm開けてあっても、
5分程度で車内温度が5℃上昇したというデータもある程です。
猫ちゃんの命に関わりますので、絶対にやめましょう。
猫ちゃんの熱中症サインと応急処置
人間が色々気を付けていても
特に子猫ちゃん・シニア猫ちゃんの場合は
熱中症になってしまう場合があるかもしれません。
猫ちゃんが熱中症になった場合、どのようにすればよいのでしょうか。
その場で出来る応急処置を知っていると、
予後が良くなる可能性がグンと上がりますよ。
こんな動作は熱中症のサインかも!
犬のように、口を開けて荒い呼吸をしている
元気がなく、ふらふらしている
食欲がない
目や耳・口の中等が普段より赤い
嘔吐や下痢をしている
応急処置を施したら「必ず獣医さんへ」!!
まずは涼しい場所へ移動!
濡れタオルで全身を包み、うちわなどで風を送り
気化熱を利用して全身をゆっくりと冷やす
(急激に冷やしてしまうと、血管が収縮してしまい
逆に体温が下がりにくくなってしまいます)お水を飲めそうな場合は、飲んでもらいましょう。
簡単な応急処置の後、早急に獣医さんに診察して頂きましょう。
応急処置をした場合と、しなかった場合では
人間の熱中症と同様、予後が変わってくる場合があります。
万が一の時のために、普段から手順を頭に入れておきましょう。
もし応急処置を施し、症状が良くなったように見える場合でも
後に遅れて現れる症状もあるため、
必ずしっかりと獣医さんで診て頂いて下さい。
猫も人も、夏を元気に乗り越えよう
電気代も一部地域ではまた値上げすると聞きます。
節約も大事ですが、猫も人も何より命が最優先。
適切にクーラーを利用し、皆が元気で夏を乗り越えられますように。
また、猫ちゃんも人と同様に、
室内が冷えすぎてしまうと
逆に胃腸をはじめとした、体調を崩す恐れがあります。
クーラーの冷気は部屋の下の方に溜まる為
キャットタワーを設置するなどして、
「室内の上下移動」を猫ちゃんが自由にできる環境がおすすめです。
夏は通気性が良く・冬は暖かい
完全国産材料を使用し、職人が1つ1つ手作りで作る
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宜しければこちらからご覧下さい。
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