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✨fashion swapを神奈川に広めたい✨ ~10年後に全ての衣類が循環している社会に~
みなさま💕
着終わったお洋服はどうしていますか?
しまってあるかな?
売るかな?
あげるかな?
それとも・・捨てちゃう?
私は神奈川県でリユースプールという
服のswap活動をしています✨
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「好みが変わって着なくなったけど捨てるのはもったいない」
「サイズが変わって着なくなったからどうしよう」
「頂いたけど着ることがないな」
そんな あなたにとって出番のなくなったお洋服をお持ち頂き気に入った服があれば持ち帰ることの出来るイベントを定期的に開催しています。
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✨循環型ファッションイベントです✨
今日は皆さまにどうしてこの活動を始めたのか深くて長くて複雑なお話しを😂なんとか紐解いて出来るだけ簡単にお話ししたいと思います😊
よろしければ読んで頂いて
感想を頂けたら嬉しいです☺
ー見えないプラゴミとしての環境汚染ー
なぜ私たちが服の国内循環をするのか
と
この説明をする前に
服を着る というと・・・
デザインを気にして買うので
おしゃれを身につけるという感覚の人も多いですが
そもそも季節に合った服が欲しいのは?
寒かったり暑かったりする(体温調節機能)
を求めているからだし
仕事や作業での身を守る役目(安全性機能)
または遊びに行くときに裸で行くわけにはいきませんから
大切な身体を守る役目
そして雨や風などから直接身を守る機能等を求めて
暮らし方によって被服を使い分けています。
普段は忘れてしまっていますが
服を着る最大の目的はまず 機能なんですよね。
だから服は
私たちには無くてはならない衣食住の1つなのです。
その衣服が今
私たちの積み重ねた選択によって
厳しい状況に置かれているんです😭
服が溢れるほど売っていてたくさん買えるようになったけれど
家の片付けや整理をするタイミングで
着終わった後の服をどうしようと思うことはありませんか。
そんなときの頼りになるのがリサイクルショップです。
私も何年か前まで利用していました。
いらない服を持って行くと値段がつくか付かないかにかかわらずすべて引き取ってくれるお店でした。
値段が付かないのに受け取ってくれるなんて親切だけど
お店に並ばない服はどこに行くんだろう?
それにこれだけの服が販売されていて、もしも売れ残ったらどうするんだろう?
お友達ともよくそんな話をするようになり
いろいろと疑問に思ったことを調べてみました。
すると 国内での
服のリサイクルやリユースに関する事が
いろいろとわかりました。
最初にわかったのは2点です。
☆日本ではゴミとして捨てられた服の
リユースやリサイクルの流れが確立されていないので、
ほとんどが焼却処分されていて、その量はとっても多いと言う事。
そして
☆リユース(服としてもう一度利用する)をして欲しくて
個人が何らかの形で預けた服の行き先が
不透明になっている
ということです。
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問題①
服が焼却処分
1,990年代からの30年で服の平均価格は6,000円から3,000円と半値になり
一方 生産量は倍になりました。
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私たちに必要な枚数以上の服が流通し
安いが故に寿命が短く 捨てられてしまう衣服が続出!
例えば安い服と言われるファストファッションも、一つ一つ 人の手で生産されるています。それらが
あたかも機械で簡単に生み出されたように、愛のない方法で毎日のように簡単に捨てられてしまうのが今の時代です。
埋め立て焼却されている その数はなんと国内だけで
一日にトラック120台分!
この中にはどれだけの
きれいな服があるでしょう😭
年間
生産量 36億着
80万トン
手放される量 73万トン
内
リサイクル量 13万トン
リユース量 13万トン
廃棄量(焼却埋め立てされる服) 47万トン
一日にトラック120台分
※2023年3月矢野経済研究より
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一度作られた衣類は人の心を動かし豊かにする大切なもの。
多少デザインが古くなっても被服としての役目を果たしてくれるなら無駄にしてはいけないし、そもそも作られるまでに多大なエネルギーをかけて作られるのに簡単に燃やしてしまっては もったいない!
使い終わっても他に使いたい人がいれば譲る事が出来て
循環していけばいいのに。。。そう
服の寿命は延ばした方が良いって思いました。
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問題②
見えないプラスチック汚染を海外に持ち込んでいる
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次に焼却を免れた衣服はどうなっているでしょうか。
ゴミとして出すと焼却や埋め立て処分されてしまう服。
それを知って
ゴミにするのはもったいないと思って行動する人も増えてきました。
さまざまな場所で増えているリサイクルボックスという衣服の回収システム。ここに持って行けばなんらかの形で服の再利用(リユース)を叶えてくれる。そう思って持ち込む人はたくさんいると思います。
とても有り難いし、夢のようなBOXだと思います。
ただそこに1歩入ると服達は
まるでトイストーリーのおもちゃ達ように様々なルートで命からがらの旅が待っていることもあります。
すんなりと次の人に袖を通してもらえる服はほんとにわずかのようです。
そして長い旅を終えた後に辿り着くのは
ほぼ95%が海外です。
企業によって再利用の用途は様々で複雑なのですが
少しでもわかりやすく説明出来たらと思います。
衣類を集めているのは
アパレル店舗
ネットショップ
寄付できる片付けサイト
慈善団体による寄付の募集
自治体の資源回収
などなど
たくさんの窓口があります。
アパレルが回収している服は、染め直したり、アップサイクルされたり、難民に届けられたり、企業によって目的が違いますのでよく調べて、気に入る場所へ預けることが大切です。
そして
リユース出来る衣類と出来ない衣類の判別の後は
大概 同じ道を辿ります。
リユース出来ないモノは
繊維としてリサイクルされて、工業用のウエスや反毛などに生まれ変わります。反毛は自動車用防音材・保護マット・カーペット・軍手・ぬいぐるみの中綿などに利用されます。国内で行われる場合と、海外にリサイクル処理施設があってそこに運ばれる場合があります。
そして再利用できると判断された衣類のリユース先は
95%が海外へ送られています。
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衣類の大量廃棄が世界中で問題になっている
服の墓場が出来て土壌汚染や発火による環境破壊が進んでいます。
服の墓場のある国はチリ・ガーナ・ケニアなどのアフリカ諸国
世界中に溢れた衣類が関税率の低い国を目指して運ばれる内に今では世界中から集る衣類の最終処分場のように扱われてしまっているのです。
問題なのは
焼却施設が追いつかなかったり選別処理の出来ない地域に集まっているということ。化繊の服には今問題になっているマイクロプラスチックも含まれているので、山や河川敷へ山積みにされた衣服は環境汚染をおこしています。
石油系の服は野外に積まれていると発火したり溶け出して土壌を汚染します。砂漠に積まれても同じ事。
『服は見えない環境汚染』とも言われているのです。
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調べていて ややこしいなと思ったのが
日本から直接服の墓場に辿り着くことは少ないようなのです。
マレーシア・フィリピン・カンボジア・ベトナムなど多岐にわたり善意の寄付や販売・転売等でリユースが試みられていくなかで、上記のような服の墓場へ辿り着いてしまうのです。
古着を輸入して販売することが増えた地域では、自国での服の生産産業を衰退させてしまうことがある。そして売れ残った衣類は別の国へ送られて服の墓場を積み上げてしまう。
現在はEUでは服の廃棄に関する法律が出来てアパレル産業に作りすぎないように求めています。
そしてアフリカ諸国ではゴミになるような衣類が入ってこないように服の輸入に関する関税率を上げようとしていますが、アメリカからの反発などによって叶わないところが多いようです。
これらのことを調べてみて 素直に感じたのは
アパレル産業も大変な時期にきているなあということです。
需要があるから服を作り
安さを求められていくうちに
ここまでになってしまった。
服を作るのも廃棄するのも環境に悪くなったからといって
服が作られなくなったら困ります。
私たちの生きていく上で衣服は大切なパートナーなのですから。
私たちはアパレル産業を応援しながら
楽しくおしゃれも楽しみたいと思いました。
そうだ!
複雑な世界を人の繋がりでシンプルにしていこう!
そこで出来たのが
国内で服を循環するという活動です。
2年間活動してきて
私たちは神奈川県の厚木市を中心に
地域の施設を借りたり、独自にマルシェの企画開催を行ってきました。
fashion swapでは
持ってき服を自分でディスプレイして、他の方の持ってきた服の中にお気に入りがあれば持ち帰ることが出来ます。
学生から子育て世代を中心にご来場頂いています。
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最初は大学や企業や行政に行き、貸してもらえる場所を探しましたが、
swapのイメージが伝わらなくて、国内で服は循環されないと言われました。
けれど実際にイベントを行ってみると、たくさんの方が関心を寄せて参加して下さり、この活動を始めてから3年足らずで
現在までに11,686枚のswapが叶いました!
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これは環境の面から言っても
廃棄の際に排出されるCo2を5,843㎏削減したことになるそうです✨
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大人の服は誰にもあげられないから捨ててしまっていた。
リサイクルショップに売っても値段が付かなくてがっかりした。
そんな服達もswap会なら楽しく循環されます。
持ってきた服がすぐに誰かに気に入ってもらえるのが直接見えるのも良いところで
持ってきて良かった
捨てなくて良かったと言って頂けます。
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まだ着られる服をゴミ袋に入れられてしまうことがなくなるようにするにはどうしたら良いだろう。遠く海外に運ばれて、エネルギーを使って結局廃棄されないようにするにはどうしたら良いのだろう。
私たちには応えのようなモノが見えてきました。
ここなら服に喜んでもらえるなって
持ち主さんに感じてもらえる場所にする
顔の見える循環だから 自分の服も安心して並べられるし
誰かの想いを受け取って温かい気持ちも巡る場所
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新品なのは買いたての1回だけ・・ということに気がつく
セカンドハンドの良さ
新品の服が欲しいと思っていた
または新品しか買ったことがないと言う方に
セカンドハンドを手にしてもらった感想を聞いてみると・・
あれ?新品じゃなくても良いかも・・
です✨
何度も洗われている服は着心地が良い。
いろんな種類がどれも一点物で選ぶのが楽しい。
普段は同じお店で買い物をするけれど、ここはジャンルレスで新鮮。
新しい系統の服にチャレンジできる。
新品だと洗った後に生地がほつれたり失敗があるけれど、全部一度は洗ってあるので生地の良さがわかる。
もともと古着が好きだから楽しい。
一度しか着ないかもしれないセレモニーやスーツは助かる。
子どもが大人の服を選んだり、知らなかった好みがわかって新鮮。
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学生は・・
なんで買う必要があるのか考えると、誰も譲ってくれないからだった。
服はいつも欲しいし、気軽に着たい。
1枚買うのも考えてしまうから、シェア出来るのは嬉しい。
古着にまったく抵抗はない。
誰のでも嬉しい。古着屋さんやリサイクルショップに行くけど、ここは自分の服もSWAP出来るのが良い。
昔の服がかわいい。
普通に楽しい。
服は毎日着る、なくてはならない存在です。
環境に悪いからといって作るのをやめてしまっても大丈夫な贅沢品ではなく
日常の暮らしに必要な衣食住の1つです。
日本で流通している衣服の90%は海外製。
海外で作ってもらった服を買い、着終わったあとも最終処分を海外に任せていて
世界中が服だらけになって悲しい😭
それならば国内でもっと服の循環をして
国内リユース率を5%から100%にしたい!
そんな想いで リユースプールを始めました。
「再利用のために集められた服はどこに行くんだろう」
「辿り着いた世界のどこかで環境汚染に加担ていないかな」
「遠くに運ばれるために多大なエネルギーを費やしていないかな。」
そう考える人がひとり、また一人と連鎖していくきっかけになるために活動していきます。
読んで頂きありがとうございました💕
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\あなたのお気に入りが誰かのトキメキに/
をコンセプトに
服のswap会を行っています!
国内での服の循環をしましょう!
循環する場所をプールと見立てて、洋服がぐるぐると遊んでいる様子を表し
「リユースプール」と名付けました👗
みなさまの服に対するコメントお待ちしています😊