子どもと感情を生き直すって楽しいと知った日々のこと
結婚後、子どもが生まれたらいいなと思っていた。
ただ、それから流産もしたので、子どもを授かることができなくても、夫婦それぞれが楽しく暮らせたらいいかなとも思っていた。
そんな矢先に第一子を授かり、息子はこの世に生まれてきた。
とても敏感で、よく泣く子だった。
家でも、外でも、車の中でも、電車でも、とにかく泣く。毎晩寝る直前まで転げまわって大泣きし、力尽きてようやく眠りに落ちるというサイクルだった。
寝かしつけに夜泣きも加わり、日を追うごとに自分の体力がそぎ落とされてい