見出し画像

GW日本ワインイベント参戦記

先日は豪徳寺ワインステーション+で行われた日本ワインのイベントに参加。甲信越から中国、九州のエリアのワインを中心に15種類+αをテイスティングという名目でフリーフロー。目玉は熊本の菊花シャルドネの飲み比べ。

贅沢な菊鹿シャルドネの飲み比べは樽発酵&樽熟成、タンク発酵&樽熟成、タンク発酵&タンク熟成と樽熟成のブレンドの3種。それなりにワインをかじった人なら樽発酵&樽熟成が樽熟成のニュアンスが強いと想像されるかもしれないけれど、実は一番樽熟成の強さを感じたのはタンク発酵&樽熟成。

多分、発酵から樽を使うと、樽が果汁に馴染んで樽からの成分抽出が控えめになるためじゃないかと思う。はるか昔、小諸のマンズワインに研修に行ったときに、当時、醸造担当のトップにいた現マンズワイン社長の島崎さんに同じような事を聞いた覚えがある。

他にはローヌ帰りの大岡さんのグランドコリーヌや、小布施のソガさん、新潟のカーヴドッチさんなど、いまや非常に評価の高いワインが並ぶ中、徳島のNantanさんや岡山のコルトラーダさんというマニアックな造り手さんもあって目がパチパチ。

実はこれ、ユーザーさんが揃えられたもので、日本ワイン愛をひしひしと感じます。

ちなみに個人的に印象深かったのが丸藤さんで長年勤められていた安蔵正子さん(メルシャンの安蔵さんの奥様)が立ち上げたカーブ・アンの万力ルージュ。

タナ、プティ・ヴェルド、メルローという「ここ山梨じゃなかったっけ?」というぐらいのセパージュ。

正直、開けてから美味しくなるまで少し時間かかるけど、開いた時は抜群に美味かった!だけど、その時間も短い感じである意味「儚さを感じた」ワイン。

実はこの万力ルージュ、ヴィンテージが2021年。カーヴ・アンの設立が2022年だから、ワイナリー設立前に準備していた畑のブドウを丸藤さんで作ったんじゃないかと、だってキャップセルがルバイヤートだもの。

他にセパージュ非公開の國津果實酒さんの菅野紫壇という面白いワインがあったけど、おそらくマスカット・ベーリーAと食用ブドウのブレンドかなと予想、正解はいかに!

この後、南アフリカの泡飲んだり、白百合さんの赤飲んだり、結局20種類以上飲んだんじゃないかと、よくよく考えたら7時間ぐらい立ち飲み、ようやるなと反省しきりです。

いいなと思ったら応援しよう!