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15年という歳月

 ほぎゃあほぎゃあと泣いていた赤ん坊が中学校を卒業するくらいの年月。
 「ママー!」って泣いてた赤ん坊が「クソババア!」って言い出すくらいの年月。

 そのくらいの間、わたしは一次創作小説HPを運営してきた。
 これだ。

 10/23にめでたく、15周年を迎えた。

 ここに至るまでいろいろあった。
 サイト名を2回変え、HNを1回変え、サイトの移転を3回くらいした。
 仮閉鎖というか、休養も取った。病みすぎて作品全消しもした。webだけで飽き足らず製本の同人活動も始めた。
 いろいろあった。ほんとうにいろいろあった。

 それでもここまで続けてこられたのは、やっぱり、来てくれている人がいるということと、わたしがそれだけ書くことが好きだったからなんだろう。

 いろんな人に感謝があったり、物申したい気持ちがあったり、出会いや別れがあったりしたし、今でもする。
 15年か。と考える。
 長かったような短かったような…。あっという間だったような…。

 12周年くらいのときに、「15周年のときはいっぱいイベントとか企画したい!」とか言っていたような気がする。
 気概だけは認めてやるが、現実問題仕事とか原稿とかいろいろあって、そんな企画なんかやってる余裕はなかった。
 なので、とりあえずアンケートだけとっている。
 サイトに行けばトップページから飛べるんだけど、「あなたがいっぱいちゅきな作品はどれ?」というやつである。

 ちなみに、これに投票すると、一番とかになった作品で何らかの何かがあるかもしれない。
 ないかもしれない。
 ただわたしが「お、あなたたちはこの作品のことちゅきちゅきだいちゅきあいちてるなんですね?」ってニヨニヨするだけかもしれない。

 作者が喜ぶ仕組みしかないアンケートなのである。

 15年という歳月について考えると、だいたいわたしの年齢もバレそうだが、別に大っぴらにはしてないけど隠してるわけでもないので別によい。
 とりあえず高校生ではないことがバレてしまった。(?)

 基本的に、わたしは書くことが好きなので、おそらく反応がなくてもずっと書き続けるとは思う。
 だけど、反応がないならネットにアップする意味はないなと思う。
 なので、感想はほんとうにうれしいし、わたしがいいなと思って書いたものをいいなと思ってその気持ちを共有してもらえるのはすごくうれしい。

 今はサイトからのコメントをシャットダウンしているし、マシュマロなどの匿名メッセージのたぐいもやっていないので、わたしにメッセージを送ることはとてもハードルが高いと思う。
 まあ、投稿サイトのメッセージは開けているので、そこからとか、ツイッターとかからもコメントができるのだが、けっこうハードルが高いと思う。
 どうしても、匿名性が半分くらい消えちゃうからね。

 でも、それでもメッセージを送ってくれる人、には感謝しかない。
 別に匿名で応援のメッセージをくれていた人たちに感謝がないというわけでは決してないけど、でも今は匿名からのメッセージを受け付けていないので、仕方ない。
 今までにもらったコメントも、これからもらうかもしれないコメントも、当たり前にわたしの力になっていく。

 あと15年先、わたしはどうなっているんだろうなあと考える。
 あんまり遠い未来のことって考えないようにしてるし、今を生きることに精一杯すぎるし、将来のビジョンも見えてないんだけど。
 でも、15年先も書くことを楽しめているわたしでいられればいいなあとは思う。
 できれば、HPが今年で30周年なんですよ! ドンパフ! とやれているとなおよい。

 トップ画像は、作業通話をしていた人たちに、「思ってたキラキラ感と違う」「何かが違うけど面白いことだけは分かる」って言われた、15周年を表すキメラ画像。

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宮崎笑子
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