サタンの生き残りを賭けた闘い
2023年、世界は回帰不能点に片足を踏み入れた?
私たちの世代の地球…
ノアの洪水前
バベルの塔崩壊前
ソドムとゴモラの破壊前の状態に
酷似している点について……
そもそも何故
洪水が起こったか
ご存じですか?
あるいは
バベルの塔崩壊前夜の様子
ソドムとゴモラを襲った硫黄と火
厳しい裁きの原因を
ご存じでしょうか?
洪水の発端となった出来事が
創世記6章に記されています
聖書を詳しく調べてみると
それぞれに隠された
邪悪な意図が見えてきます
2020年代に入った現代社会と
これらの出来事の間に
共通項は
見出せるでしょうか
ノアの洪水の前…何があったか
一体、何があった? 神が人を造ったことを悔やみ心を痛められたという
のだから、相当のことがあったに違いない。
この記述の前を見てみると、 神の子らは、人の娘たちが美しいのを見て、それぞれ自分が選んだ者を妻としたとあります(2節)。ここでいう神の子らとは、天敵存在のことを指す言葉で、天使たち(御使い)を意味するのですが、神に従う天使たちは、神が悔やみ心を痛められるようなことをすることは、考えられないため、ここで言及されている神の子らは、神に反逆した天使たち(堕天使)であることが分かります。
彼らがやったことを詳細に見ていきましょう。前述のとおり、神の子らは、人の娘たちが美しいのを見て、それぞれ自分が選んだ者を妻としたとあります(2節)。これに続く4節では、神の子らが人の娘たちのところに入り、彼らに子ができたそのころ、またその後も、ネフィリムが地にいた。彼らは昔からの勇士であり、名のある者たちであったとあり、彼らは後にネフィリムと呼ばれる子らを生したことが明らかにされます。
つまり、これは”種を超えた交配(異種交配)”によって生まれた子たちであって、彼らは身体も大きく、力も強かったことが窺い知れます。種を超えた交配によって人為的に生まれたハイブリッドな動物には、ライガー、ウルフドッグ、ラバなどがいますが、彼らはそれぞれネコ科、イヌ科、ウマ科など同系統の雄雌を掛け合わせています。生まれた子たちはそれぞれの特徴を受け継いでいることは容易に想像できます。
が…
彼らの特徴で、あまりよく知られていないことが一つ、あります。それは人為的に作られた種間雑種は一代雑種であるため、生殖能力がないことが多いという点。交配しても一代限りとなる可能性が高いという点です。この異種交配では生殖能力がなくなるという点に着目してください。
ヘビは神から何を告げられたのか…
アダムとエバが罪を犯した直後、エバを惑わせたヘビが神に裁きを告げられる場面が創世記3章にあります。
この部分は、ヘビ(サタン)に対する裁きで、一般的にヘビは記された通りの裁きを受けています。さて問題は後半部分。これはヘビに語られた言葉ですが、キリスト教界では福音の原型という意味から原福音(げんふくいん)と呼ばれています。
話が少し逸れますが、アダムとエバの時代の人間は、この内容を信じれば救われたわけです。その内容とはいつか将来、女(エバ)の子孫はおまえ(ヘビ)の頭を打ち、おまえは彼(エバの子孫)のかかとを打つという内容でした。①エバの子孫がいつか、ヘビ(サタン)に致命的な傷を与えること、②ヘビはエバの子孫に致命的ではないが、傷を負わせること。この内容を二人とも、信じました。人類に罪を持ち込んだ二人が救われたという事実に対しては、納得できない人も多いと思いますが、実際はそのようです。ちなみに、②の出来事は二千年前、メシアが十字架上で成就されました。
原福音を聞いたのは、アダムとエバだけではありませんでした。告げられた本人、つまりヘビ(サタン)もこの情報を知っているわけです。サタンはもはや福音を信じたとしても救われる存在ではありません。彼の運命は、神に反逆した時点で決定しており(エゼ28:11-19)、回帰不能点を超えてしまった存在だからです。
アダムとエバにとっては福音(=喜ばしい知らせ)であっても、ヘビ(サタン)にとっては死刑宣告に等しかったわけです。この日以降、ヘビは自らの裁きを免れるため、生き残りを賭けた闘いを開始します。具体的にはエバの子孫を絶やすこと。これが叶えば、エバの子孫が将来、ヘビ(サタン)に致命的な傷を負わせることはできません。ヘビに従って神に反逆した堕天使たちも同様、エバの子孫に狙いを定めて、この地上から消し去ろうと暗躍します。
そうした暗躍の一つが創世記6章の出来事でした。
堕天使たちは人の娘たちが美しいという理由だけで、それぞれ自分が選んだ者を妻としたわけではありません。彼らは明らかに、異種交配では生殖能力がなくなることを知っていました。地表が彼らの子たちで埋め尽くされれば、エバの子孫はその時点で途絶えます。
堕天使と人間の女の間の異種交配によって生まれた子たち…。彼らは最早人間とは呼べない存在だったのかもしれません。彼ら自身、エバの子孫から生まれるはずのメシアを、文字通り生まれさせないための策略となったわけです。神はこの策略のことで怒り、洪水によって地表の全存在を消すという方法をとられました。これがノアの洪水です。
あの注射からミドリザルのDNAが検出されたことが判明
先日Twitterで、以下のような記事が出回っていました。真偽はともかく、別の情報ソースからも、一部の注射の内容物に、別の生き物のDNAが含まれていたという内容を耳にしたことがあったため、耳ダンボになってしまいました。以下はその要約です:
微生物学者ケビン・マッカーナン(MITヒトゲノムプロジェクトの元研究員兼チームリーダー)は、例の注射において、SV40のプロモーターを含む大量のDNA汚染を確認。
SV40は、中皮腫、リンパ腫、脳や骨の癌など、人間の癌との関連が指摘されている。2002年、科学雑誌Lancetは、SV40に汚染されたポリオワクチンと非ホジキンリンパ腫を関連付ける証拠を発表。筆者によると、毎年診断される55,000人の非ホジキンリンパ腫のうち、最大で50%の案件について、この注射が原因である可能性があるという。
DNAの混入は、測定するプラットフォームによって異なるが、どの方法を使っても、欧米両国の規定値を大幅に上回ることが分かっている。検出されたDNAの混入の最高レベルは30%だった。
DNAが見つかったということは、注射がヒトゲノムを改変する可能性があることを意味する。
遺伝子組み換えが起こらないとしても、自分の細胞に外来のDNAを入れるということ自体がリスクとなります。部分的な発現が起こるかもしれないし、すでに細胞内にある他の転写変換に干渉するかもしれない。細胞へのトランスフェクション技術は、細胞分裂の際に核が分解して細胞質との間で細胞成分を交換するため、遺伝子操作を行うことも可能である
※引用:グリーンモンキーのDNAが発見された!より
注目すべきは、4.の内容。DNAが注射されるのだから、これが事実だった場合、危険性は周知の事実となります。ただし、すべてのショットで確認できたわけではなく、それが一部だったこと。どうして一部の注射にだけ含まれていたのでしょう?
ヒトゲノムを改変するとはどういう意味でしょう? これは、人の細胞に含まれるDNA配列を変えることを意味します。これによって、人間としての形状や機能を変化させることが可能になります。改変する技術のことをゲノム編集と呼びます。これはDNAを切断・結合する酵素を用いて、特定の塩基配列を切ったり貼ったり入れ替えたりできるようになります。
ゲノム編集と遺伝子組み換え技術の違いは、細胞が元来持っている性質を細胞内で変化させる(ゲノム編集)か、外部の別の生物から取り出した遺伝子を細胞に挿入して、新しい性質を加える(遺伝子組み換え)という違いがあります。今回の記事の内容が本当だった場合、ゲノム編集というより、遺伝子組み換えに近いことが起こりかねないということになります。そう、トウモロコシや大豆のように、です。真実なら、人間を馬鹿にしすぎですよね。注射打った皆さん、ホントなら怒っていいところですよ。
ゲノム編集は、医学分野、農業分野で応用されています。病気の原因となる遺伝子の変異を修正したり、治療用の細胞や臓器を作ったり。あるいは、農作物や家畜の品種改良、病気などへの耐性を上げるなど便利な側面がある一方、これには危険性や倫理的な問題が内在します。改変した場所以外のDNAが変異してしまったり(奇形など)、改変された生物が自然界に流出(病気など)、拡散してしまって生態系に悪影響を及ぼす危険性を常にはらんでいます。ヒトゲノムの改変は、人間の尊厳にかかわる重要な問題です。
今回のパンデミック初期の頃、あるドクターがDNAが混入されていることを突き止め、こんな風に警鐘を鳴らしていました。「皆さん、遺伝子組み換えのトウモロコシが身体のために何故よくないか、ご存じですか? DNAを組み替えるということは、もはやそれがトウモロコシとは呼べない何かに変わっているからです。見た目はトウモロコシでも、トウモロコシではない何かです。食べたいと思いますか?」と。
(2023/8/1追記)日本語でも専門家による【村上康文先生と荒川央先生が語るコロナワクチンDNA混入疑惑】が公表されています。興味深い内容なので以下にリンクを載せておきます。併せてご覧ください。
意図的だとするなら、そこには"圧倒的な悪意"が存在するし、百歩譲ってそれが事故だったとしても、注射に他の生物のDNAが混入していたとするなど、「単なる事故」で済ませてよい問題でしょうか。上の論理でいくなら、打った人は、人間のように見えて人間でないものに遺伝子が組み替えられてしまったことになります。人が人でなくなるか否かは別にしても、生殖能力の低下はデータにも表れています。
日本における過去数年間の出生数の推移:
| 年度 | 出生数 |
| 令和4年 | 79万9,728人 |
| 令和3年 | 81万1,604人 |
| 令和2年 | 86万5,234人 |
| 令和元年 | 86万1,241人 |
| 平成31年 | 92万4,153人 |
| 平成30年 | 94万6,977人 |
| 平成29年 | 94万8,396人 |
キリスト教国であれば、このような事実が確認されれば、キリスト教でも保守層に属する人たちは、烈火のごとく怒るでしょう。神に対する冒涜だ!とばかりに。ところが、この実験?が日本という非キリスト教国で、製造工場まで建設され、今なお国民に接種が推奨されているところに、筆者はそこはかとない悪意を感じるのです。人口の1%にも満たない人たちが怒りの声を上げたとしても、封殺されるのは明白。「宗教狂いが騒いでるぞー(棒読み)」くらいにしか捉えられないのでしょう。大半の日本人は、科学の発展のためだし、何より「いのちを守るためだから」仕方ないんじゃない?で納得しそうな勢いだし。海外の製薬会社が何故、日本に製造工場を作るのか? こんなところに理由があるのかも。
ついでに日本の死者数の推移も下に載せておきましょう。出生数は下がり、死者数が上昇する。分かりやすく人口が減っています:
創世記6章では、堕天使と人間の女との異種交配によって、人は生殖能力を低下を余儀なくされました。そして2020年。パンデミックを装ったショックドクトリンを用いて、人は遺伝子を組み換える可能性のある注射を打たされました。それもかなりの数の人間が。日本では今でも子供たちを中心に推進されています。
意図的であれ、事故であれ、筆者はそこはかとない悪意を感じてしまいます。「周りの人のために」打った人たちの心情を思うと尚更に。「科学の発展のために」「未来の病気を撲滅するために」「未来の子供たちのために」…後付けでどんな理由をこじつけようと、そこに正当性の欠片も見出すことはできません。
創世記3:15以来、ヘビはずっと、自らの生き残りを賭けた闘いを闘っています。彼は神の裁きを回避するためなら手段を選ばないでしょう。それともヘビは、私たち人間のいのちを少しでも気にかけてくれるでしょうか?
一方、聖書の神は「産めよ。増えよ」と言われる神です。私たち人間がいずれ死に、土に還る存在であることを知りながら「私の心だ。きよくなれ」と病いを癒される神です。
聖書で「多様性の享受」が尊重されていた地域と時代
これと時を同じくして、主に西側諸国では加速度的にLGBTQ教育が進んでいます。医学的見地に基づく内容やLGBTQの性的嗜好、健康に関する内容が義務付けられている国や州はまだまだ少数。それでも、さまざまな文化や価値観を尊重し、それらを自分のものとして受け入れる「多様性の享受」を目指した結果が、今の西側陣営を形作っているようです。どこぞの大統領の前世紀的理想主義「偉大なアメリカを取り戻す」など、もっての外。国も人も独りよがりを止めて、自分の利益は後回しにして、気高い倫理観を掲げること……これこそ今やるべきこと!と、意気込みが伝わってきます。
日本でも2023年6月16日、LGBTQ理解増進法案は、参院本会議で賛成多数で可決され、成立しました。この法案は、政府が基本計画を策定し、LGBTQの人々への理解を増進する施策を行うことを定めました。この法案は、公布後3カ月以内に施行される予定です。
LGBTQ法案の与党案には「性的指向やジェンダーアイデンティティを理由とする不当な差別はあってはならない」という文言が盛り込まれていますが、あくまで努力義務であり、罰則や救済措置はありません。一方、野党案は、LGBTQの人たちへの差別を禁止し、差別を受けた場合は行政や裁判所に救済を求めることができると定めています。かたや努力義務のみ、かたや差別禁止の法的拘束力を認める、ということで、議論は「実効性の有無」という点に集中しています。
一方、終わりの見えない議論の最中、耳に入ってくるニュースは、耳を疑うようなニュースだったり、頭をかしげてしまうようなものも少なくありません。例えば、消える女子専用トイレの問題、共用トイレで頻発するレイプ事件、女子スポーツでメダルを総なめにする元男性アスリートたち、LGBTQを認めない親が「差別主義者」のレッテルを貼られたり…。今後、日本でも法案に法的拘束力を認めれば、身の周りでも「あの人が差別主義者?」みたいな逮捕者が続出するでしょう。国家権力が強くなり、密告を怖くてモノが言えなくなる世界がすぐ近くまで近づいてきている気がします。
でもこの光景……。既視感ありますね。確かお隣の国がそうだったような…。全体主義的な、あの国です。ジョージ・オーウェルの有名な小説でも描かれていますし。古くからある、あの本にもこうした風景が生々しく描かれていたこと、知ってました? そう、聖書です。
話は、二人の御使い(天使)がとある街に住まうロトという男の下を訪ねてくるシーンで始まります。ロトは、この二人が重要な役割を携えてきたことを悟って、しきりに自分の家に泊まっていくよう勧めます。
4節で町の名称が明らかになります。ソドムです。天からの硫黄と火で滅ぼされたという町、ソドムとゴモラのソドム。町の男たちがその家を取り囲んだ後、ロトに向かって叫びます。「今夜おまえのところにやって来た、あの男たちはどこにいるのか。ここに連れ出せ。彼らをよく知りたいのだ。」ここでいう知りたいという言葉は「友達になる」「知り合う」以上の意味、性行為の意味合いが込められています。
※参考:創世記4:1で、 人(アダム)は、その妻エバを知ったでも、同じ意味で用いられている。
ロトは、町の男たちがどういう男たちか知っていたようです。男たちが単にお近づきになりたいためでないことくらいお見通しだったわけです。だから、背後のドアを閉め、客人を守ろうとしました。中東では伝統的に、自分の家を訪ねてくれた客人に対するホスピタリティは絶対的で、それがたとえ敵であっても、いのちを賭けて守るほどだそうです。この場合も例にもれず、ロトはびっくりするような提案をします。年端もいかない自分の娘を二人、彼らに差し出したのです! 現代では考えられない暴挙ですが、彼らの文化・時代背景においては珍しくなかったのかもしれません。
この後どうなったか? 興味ある方は、ググっていただければ知ることができます。翌朝、御使いたちは、ロトとその家族を急き立てるように逃がします。この日、町が天からの硫黄と火によって滅ぼされるから、と。後ろを振り向かずに逃げろと言われますが、ロトの妻は振り向いてしまって、塩の柱に変えられてしまう……という有名な話につながります。
LGBTQはなにも昨日一昨日始まったわけではなく、人間の歴史が始まって以来、常に人間の生活の隣で見え隠れしていたわけです。その歴史の中で、こうした「性の逸脱」(ここでは対比のため敢えてこのような表現にします)は、破滅と結び付けられてきました。1980年代にも「ゲイとエイズ」が関連付けられていたわけで、歴史の中で「性の逸脱」は繰り返し繰り返し、破滅につながるのだと人間の脳裏に刷り込まれていたのかもしれません。そう、これは悪意ある人たちによる「刷り込み」かもしれません。
聖書はこの問題に関しては、立場は明白です。
27節では、同じように男たちも、女との自然な関係を捨てて、男同士で情欲に燃えました。男が男と恥ずべきことを行い、その誤りに対する当然の報いをその身に受けていますとあからさまに糾弾しています。聖書では「罪」とは「的外れ」という意味です。神の創造の意図とは違った用い方をしている点で、それ以外の行為については「性の逸脱」という表現はさほど誤った言葉ではないのです。聖書では「性」は良いもので、男女が正しい使い方をすれば、夫婦に喜びを与える行為として推奨されている行為です。
したがって、LGBTQ法案は聖書的には、この元よりの創造の意図と異なる「的外れ」を「正しい」と上書きする行為といえます。最近、「AIが新たに聖書を書き換える」という仰天ニュースがありましたが、さもありなん。ロマ書は真っ先に書き換えられそうです。苦笑
サタンの生き残りを賭けた闘い
創世記3:15で初めて、人類に福音が語られました。この福音、実はヘビ(サタン)にとっては破滅の宣告でもあったわけで、ここからヘビはあらゆる手を用いて、この呪縛から逃れようとします。
創世記6章の出来事はその企みが表面化した大きな出来事でした。メシアが生まれないよう、人類が生殖能力を失うようにする試みだったわけです。聖書の中で、メシアがイスラエルから生まれることが明かされてからというもの、標的はイスラエル(ユダヤ人)に向かうようになりました。ユダヤ人を根絶やしにしようとする試み(反ユダヤ主義)はこの頃から激しくなります。現代でもこの片鱗を至るところで目にすることができます。
聖書に記された人類(あるいはイスラエル)におけるジェノサイド計画:
アブラムがエジプト王を恐れて、サライを妹と偽り、王に献上した(創世記12:10-20)
エジプト王がユダヤ人の男子の初子をナイル川に流すよう命じた(出エジ 1:1-22)
アマレク人がイスラエルと戦った(出エジ 17:8-16)
ペルシャの宰相ハマンがイスラエルの虐殺を画策(エステル記)
2000年前のメシアの誕生。イエスは十字架にかかり、死にましたが、神が死んだまま、墓に葬られたままになるはずがなく、三日後復活され、神が予定されていた人類救済計画を成し遂げられました。メシアの死。これは人の目には「失敗」と映ります。実際、今でも多くの人がそのように考えています。これは神が創られた、オリジナルの人類救済計画で、イエスは意図された通りの終わりを遂げたわけです。実際2000年前のイエスは文字通り死ぬために来られたわけです。
イエスの死と復活により、ヘビの運命は決したのですが、まだまだヘビは諦めるわけにはいきません。メシアは昇天する前、再び地上に戻って来られることを約束されました。この時こそ、ヘビの命運の決する時。神への反逆を心に秘めて以来、絶え間なく繰り広げられてきた闘いが終止符を打たれるのが、メシアの再臨なのです。これを回避するための闘いを闘い続けます。これを食い止めるための最期の手段…それは何なのでしょう?
これは将来、いつかの時点で国家としてのイスラエルが悔い改めて、イエスが真のメシアだったと認め『祝福あれ、主の御名によって来られる方に』と呼び求める日が来ることを預言された言葉です。これは、イエスが群衆と弟子たちに語られた言葉です。弟子たちも聞いていましたが、ヘビも確実に耳にしています。でも考えてみれば『祝福あれ、主の御名によって来られる方に』と呼び求めるイスラエル(ユダヤ人)さえ、地上に存在しなければ、メシアが戻って来ることもないという意味でもあります。
まだ、チャンスはある……とヘビが考えたか否かは分かりません。しかし、イエス誕生後の2000年の人間の歴史を振り返ってみると、ここにも明確なイスラエル(ユダヤ人)ジェノサイド計画が発生しています。
紀元後の人類(あるいはイスラエル)におけるジェノサイド計画:
1939年以降、欧州で広がった反ユダヤ主義。ナチス政権の誕生により600万人のユダヤ人が虐殺された
1967年、エジプト、シリア、ヨルダン、イラクの四国は、イスラエルに対して宣戦布告。六日戦争。第三次中東戦争
2023年、イランの国是「イスラエルを地上から消し去ること」。地下に核施設。濃縮ウランは数日で90%以上(核兵器にしか適用できない)を達成可能。現在進行形の反ユダヤ主義国家
「神は何故、人類すべてを救わないんだ?」という問いをよく受けます。尊敬する牧師さんから、良い答えをいただきました。「神は人を愛しておられるがゆえに、その人が破滅するのを知っていても、その選びを尊重してくれるのだ」と。この答えですべての人が納得できるか否か、筆者には分かりません。「分断」は何も現代のアメリカだけで起こっているわけでなく、有史以来、聖書の時代からずっと人の選びにより起こってきたのでしょう。だからある意味「分断」はあって当然なのかもしれません。
皆さんがよい選びをされることを祈りつつ。
※聖書引用: 聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会
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