【キャスターデジタルオフィスツアー2023】デジタルオフィスを彩る3つのITツール
こんにちは、情報システム部の北村です。
2014年の創業当時からほぼ全てのメンバーがフルリモートで稼働しているキャスターですが、進歩していくIT技術とのコラボレーションでキャスター自身も日々成長しています。
今回は「デジタルオフィスツアー」と称し、2023年時点でキャスターが社内で導入してるツール50選を一挙にご紹介。
ここでは50のクラウドツールを掲載していますが、キャスターでは日々新しいツールを試しながら自社に合ったものを取捨選択し続けています。実際、ここ3、4年で導入したクラウドツールは数百以上。
今回はそのなかでも、あらゆる組織におすすめしたいツールを3つに絞って、それぞれの活用法や期待する導入効果についてお話したいと思います。
1) Notion: チームの知識を一元化
Notionは、柔軟で直感的な操作が強みで、プロジェクト管理やドキュメンテーション、コラボレーションなど、多岐にわたり社内で利用されています。異なる情報をシームレスに統合し、コミュニケーションの透明性を高めることができるのも利点です。社内の知識の一元化、業務プロセスの効率化を目的として導入しました。
大規模で複雑なプロジェクトや複数のチームが協力する場面に向いています。膨大な情報を整理し、プロジェクト全体の進捗をリアルタイムで把握することができます。
また、キャスターが運営するAlternative Workでは営業部門でのNotion活用方法も紹介しています。ぜひ、参考にしてみてください。
2) ChatGPT: 自動化された効果的なコミュニケーション
2023年、話題の尽きなかったChatGPT。自然言語処理を提供するツールで、コミュニケーションの自動化に効果的です。
キャスターでは、ChatGPTから提供されているAPIを活用し、社内独自botを導入。データ検索時間や質疑応答にかかるコミュニケーション時間の削減など、業務効率の向上を目的に導入しました。
ChatGPTなどの生成系AIツールは、文脈に応じた豊かな応答を生成するので、新たなコミュニケーションの形を形成するには多くの可能性があります。しかし、その反面、利用者側の「指示・依頼スキル」と「情報取り扱いに関するリテラシー」が強く求められます。
いざChatGPTを活用しようとしても、自身が意図した回答を得られなかった経験や、どのように依頼すべきか悩んだことがある方も多いのではないでしょうか。活用スキル向上と社員教育とを両輪で実施することにより、さらなる活用拡大を目指します。
3) Gmail送信前チェッカー: メール誤送信ミスを未然に防ぐ
情報セキュリティ事故のほとんどは、ヒューマンエラーに起因するものです。Gmail送信前チェッカーは、Chrome拡張機能の1つ。メールの送信前に誤送信や不備を検知し、「第三の目」として業務のヒューマンエラーを軽減します。
特に、機密情報や重要なコミュニケーションにおいて、不適切な送信を未然に防ぐことでセキュリティ上のリスクを軽減します。誤送信が致命的な影響を与える可能性もあるため、業務プロセスにおいて信頼性を高めることを期待し導入しました。
まだ一部の事業部内での導入のみですが、今後の社内利用の拡大に期待しているツールの1つです。
これらのツールは、2023年におけるキャスターのデジタルオフィスの一部となり、リモートワークをより安全かつ効率的にするために導入しました。単なる便利さだけでなく、企業文化の変革や従業員の生産性向上にも寄与しています。
リモートワークを実施・検討している組織の方はもちろん、効率的な業務環境の構築を考えたい組織の方にぜひおすすめしたいツールです。
次回はまた別のお話を。