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nknkty
ため息194:通勤電車の危うい既得権
IT企業の元気がでるたとえ
2000年前、弟子に「後のものは先になり、先のものは後になる」という話をしたラビがいました、賞味期限のある在庫でいうと「先入れ、先出し」は常識。香港では、"first come, first out"とhandels ag のGerman kidsがいっていた。
この言葉で元気がでる理由は、通勤電車で説明がつく。
満員で走っている通勤電車で、席に座っているのは、始発かターミナル駅で乗り込んできた乗客である。たまに、席が空くことがあるが、これも周囲の動きとタイミングで幸運な乗客に席がまわってくる。時々、満員の通勤電車が故障か不具合を起こして、近くの駅で運行中止、ホームで待機する回送電車に乗り換えることがある。その時、満員電車のドア近くにいた乗客に今度は席がまわってくる。
今まで、既得権で混雑した電車のなかで居眠りや読書をして涼しい顔をしていた乗客がこんどは、ドアの近くでもみくちゃにされる立場になる。もしかしたら、乗り継ぎの電車に乗りこめないかもしれない。
これを、パブリックカンパニーに置き換えてみよう。利益に貢献する能力はないが、太鼓持ちや先行投資的な登用の恩恵を受けて、席についた幹部がいる。彼らが企業の構造改革によって、または自分たち自身の経営判断の誤りのため、後から来る会社に移らなければならないシーンを想定してみたらいい。ドア付近の社員には、乗り換え電車では席をとれるチャンスがある。さあ元気をだして、網棚からカバンを下ろしてホームの反対側に待機しているM$A電車に乗り換えるチャンスに備えよう。
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