金言412:携帯ナビ
ビフォアコロナ時代。
地方出張に自転車ポタリングで携行する小型のナビを持っていきました。目的地の経度緯度と海抜何メートルかなどの位置情報がわかると思ったからでした。
新幹線の窓際にナビを置いたとき面白いことに気がつきました。車窓から見える景色がナビの地図と連動し、次々に出現する山や建物や現在位置がわかるようになりました。
カーナビは目的地までの案内情報を提供してくれますが、運転中なので景色を眺めて地図のなかを刻々と移動していることを楽しむ余裕はありません。一方、新幹線の窓際に置いたナビにより、観光バスに乗ったような気分を味わいました。ナビが次々に景色を説明してくれるからです。音声での景色の説明はしてくれませんが、知りたい景色、現在地、これから現れる風景、移動スピード、高度、移動距離、目的地までの距離などが画面に表示されます。これで電車の旅がいっそう楽しめると思いました。もっと早く気がつくべきでした。
携帯電話のナビサービスをご利用の方には常識かもしれませんが、意外な発見のような気がして、得した気分を味わいました。
疫病専門家によると、来年にはまたこの気分を味わうことができるそうです。
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