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金言964:台風一過の好日はあります
ふと人生そんなものかと思いました。
団塊の世代の親は、米国との戦争で多くの人やモノを失いました。
同世代の友人の父親の通夜の席で、故人が米国との戦争で書き残したメモを読んだことがあります。父の戦地は満州でした。軍服姿の写真が1枚。戦争の話は結局何も遺していませんし話もありませんでした。
団塊の世代本人は、小学校からずっと競争が続きバブル崩壊を経験しました。
子の世代は敗戦後のベビーブームで何をするにもライバルがいました。受験戦争とかいわれていい会社に入るためにいい学校を卒業することが目的でした。勤め人時代は欧米との経済戦争を戦いました。親の世代と同じで緒戦は優勢でしたがその後30年負け続けました。定年前に役職定年が一般化しエイジグループが消滅、年功序列から成果主義・若手登用で上昇りエスカレーターは停止または下降となりました。
団塊の世代の子は、2度の大震災などで友だちを失い世界同不況を経験しました。
祖父母や父母の世代が一度は味わったことがあるバブルもなく、失われた20年30年の厳しい経済環境で育ちました。そして大震災や大不況のなかで子育てをしています。
団塊の世代の孫たちは、どうでしょう。この3年間は疫病感染拡大で満足な教育を受けていなかったかもしれません。いつの世も、未曾有の天災・人災で若者は試練を受けて成長します。コロナ世代も嵐が過ぎれば、それなりに暮らせる時代がやってくるはずですが時間がかかるかもしれません。
振り返れば、いつの時代もそれぞれの国難を通過してヒトは生き残ります。
台風一過、晴天無風の好日は今まではありました。ですから、これからもあるにちがいありません。
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