金言1078:接待費は全額自己負担
ある同族経営の会社では、役員が使う接待費はすべて役員が自己負担していました。会社としては接待費を計上しても節税にはならないし、接待費による従業員の公私混同の悪さを心配する必要もありません。社業は順風満帆に見えました、役員と一般従業員の年収は接待費の分も上乗せしてありますので、かなり差がありました。役員は有効に接待費を使い会社の利益に貢献することで役員賞与が増えますので、接待で使った分はしっかり取り返すことができます。役員はクレジットカードのポイントをかなり取得していました。
一般従業員にとっては雲上人のような高給の役員が何人もいて役員と会社はWINWINの関係のようでした。こういう会社は従業員にとってはブラックな一面がありますが、経営陣にとっては毎日が商いの戦場です。撒き餌をしなければ獲物は集まってきませんが、撒き餌の費用は釣り人の自己負担ということです。
従業員の接待費は会社にとって「ばらまき」かもしれませんが、従業員は「種蒔き」と営業会議で説明します。
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