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金言488:株やFXで儲けた話しは不評

投機(博打)で儲けた話しと投資で儲けた話しでは、聞き手の反応が違います。

週末に馬券を買うのを楽しんでいる人に共通するのは、勝ったときの勝ちの内容やいくら儲かったかという成功事例だけを話す愛好家が多いようです。
負けた投票回数は無数になり、また思い出すと面白くないので嫌います。周りで自慢話を聞かされる人たちも、他人が儲かった話しを聞いて不愉快になることは少ないと思います。酒席でも天気の話と同じくらい当り障りのない話題となっています。

ところが、株やFXで勝った自慢話しは不評のようです。馬券購入と違い、株や外貨の取引は投機(博打)というより計算された投資という性格が強いので、これで儲かったという話しは、第三者には面白くない話題のようです。投票者の気まぐれや幸運で結果がでる博打は、勝っても負けても時の運ということで軽い話題になります。
一方、株やFX取引は、博打と同じように他人が大負けした話しは心地よく聞こえてきますが、儲け話しは儲け損なった人たちには耳障りな話題です。

儲け話には胡散臭いインサイダー取引などが絡んでいるという連想をするためかもしれません。「未曽有」とか「1000年に一度」という後講釈をよく聞く昨今、競馬より有価証券取引で大負けした個人投資家が増えたのでしょう。

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平史理 taira fumitoshi
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