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lazy_planet
金言732:サラリーマン時代の酒肴
バブルが始まりかけた頃。
毎日深夜まで職場にいて、月に1日も休みをとらないというのが出世の片道切符のような、日本列島改造・所得倍増で日本経済が成長を続け、私企業が年度末に作る来期予算計画は前年実績に5~10%上乗せするだけで、成立する時代でした。
その頃は職場の付き合いとして、仲間と仕事が終わると飲み屋に行くのがお約束でした。居酒屋第一世代の養老乃瀧や村さ来が繁盛していました。異業種交流会はまだ発生していません、転職によるステップアップなど無縁でした。何しろ、今勤めている会社の先行きを疑う従業員はいませんでした。年功序列が機能していましたので、悪さをせず、仲間より少しできれば、昇進昇給は時間の問題でした。だれも、その先に待っている、成果主義・若手登用、失われた20年とか、拓銀、山一證券など大企業が消滅するとかいう大不況がやってくるとは想像もしていませんでした。
当時、酒席で話題になったのが、車のセールスマンと不動産屋さんでした。この人たちは、後のバブル最盛期は年収2000万とかいわれていました。サラリーマンがマイカー、マイホームを次々に買いだしたので儲かっていたわけです。そういうバブルの最先端の人たちの周辺で仕事をしていた一般サラリーマン(だれかが小市民と呼びました)の赤ちょうちんでの酒肴が、実は車のセールスマンや不動産業者でした。この人たちの私腹の肥やし方が、酒の肴になっていました。
あの人たちはその後も悪さを続けたに違いありません。アベノマスクとかスガノゴリンとかアベノコクソウギとかシノギのネタはいくらでもありますから。
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