ため息282:再建管財人の話
再建管財人の話:
ヒト・モノ・カネのうち、ヒトの分野でのミクロ的見地からの主な危険信号
経営者
・ワンマン社長。(人の意見を聞かないから、気づいたときは手遅れ)
・経営雑誌にとりあげられたり、講演を依頼されたりする。
・本業以外の事業に手を出したがる。(ヤマッ気が多い)
・業界活動に忙しい。
・公私混同、私生活に問題がある。
・二代目。かいらい政権。従業員
・管理職に責任感がない。
・社員の対応が悪い。
・社員が異常に丁寧。(詐欺行為を行っている会社)
・人事異動が多い。
・銀行や親会社からの出向者が急に引き揚げた。
・弁護士などの専門家が休日や深夜に出入りしている。(破産申立の準備)
・経理担当者の残業が多くなった。
会社はなぜ倒産するのか。
要するに、支払う金がないから。原因は、産業構造の変化に適応できなかったからである。
ところがこれを見抜くのは大変難しい。
せめて、自社と取引先の危険信号を見落とさないことにしよう。
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