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ため息51:ITバブルの頃のソフトウェア会社
頼りになるお姉さんがいました。
20代の若いSEとSEのたまごに混じって、従業員の信頼性の平均点アップに大変貢献されました。高度情報処理技術者集団にあって、頼りになるお姉さんという立場でしょう。
上司は業務内容と成果には妥協をされない方ですから、事務担としてかなり気をつかわないと、勤まりません。前職は外資とききました。もちろんきれいな英語を話します。
勤怠が非常によい方でした。就業規則では9時出勤ですが、9時過ぎに出社するSE小僧たちが多い中で、通勤電車がもっとも混雑する時間帯に出勤します。
事業部長自らが重役出勤をするので、定時にはだれもいないという事業部もありました。9時30分前に出社すると、電気をまずつけます。その後、9時までの間、社員からの電話が数本入ります。内容は同じで、「電車がおくれた」「体調不良」などで遅刻の言い訳です。でも遅刻するという電話をしてくるのはまだいいほうで、中には個人でフレックスタイムを実施しているのもいました。
遅刻常習の若者たちが、年長者の顧客に経営基盤の強化のための情報化の提案をしていました。
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