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金言703:下りのエスカレーター
有価証券は買わなければ損しません。
チャンスを見逃しても実害はありません。
これを買いそびれるといい、含み益がでているときに売れずに含み益が下がってしまうのを売りそびれるというそうです。買いそびれても実損は有りませんが、儲かりません。
でも、これは勘違いかもしれません。
商人の世界は、何もしないでいると資産が目減りしていきます。ランニングコストがキャッシュフローを蝕んでいきます。野球では、ストライクを3回見逃すとアウトで、次の出番が危うくなります。
太平洋の近海で小型船舶がエンジントラブルになったとします。
船は港に着かないだけでなく、潮と風によって米国西海岸に向かって流されていきます。
トラブルが起きたとき、何もしないと漂流を始めます。陸地に流れ着けば幸いですが、沖に流され外洋を漂流することになれば助かる確率は限りなくゼロに近くなります。
遠くで航行する大型船の引き波をかぶって転覆するかもしれません。
何もしなくても大丈夫だったのは、右肩上がりの古き良き高度経済成長期の頃。
今は、下りのエスカレーター。何かをしてようやく現状維持ができるという厳しい渡世であります。
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