金言916:早朝出勤のねらい
最初にお世話になった会社は、体育会系の組織で上司より早く出社し上司の後に退社は当然のお約束でした。本社勤務になるとタイムカードがなく、連日連夜サービス残業が続きました。休日にオーナーが8時出社なら社員は7時半にはデスクで待機です。お呼びがかかれば、関連書類を抱えて階段を駆け上がり秘書室の前で息を整えます。経営者と同じで振替休日はありません。おまけに、有給買い上げ制度があったのですが、職場長は部下の分も含めて自主返上してしまいました。そういうのが嫌なら辞めればいいのですが、だれも辞めませんでした。過労で心身を病むような弱者もいませんでした。体育会系ですから、意思決定はトップの仕事で、従業員は上意下達でいわれるままに淡々と社業に励みます。労災対象になるような不祥事は発生いたしませんでした。
前置きはさておき、毎朝出勤時に、従業員は所属部門全員のデスクをまわって「お早うございます」と挨拶してまわってから席につきます。これが嫌なら、早朝出勤します。そうすると、自席で挨拶を受ける立場になります。 最初は挨拶まわりが嫌で早朝出勤を始めたのですが、忙しくなってくるとその効能に気がつきました。一人の時間ができて、作業がはかどるのです。上司の指示もなく、電話もなく、雑用もなく、お仕事に集中できます。「勝ち組の経営者が実行している」と銀座のママが同じことを言っていました。
アメ大みたいに8時に出社して4時退社ではありません。振り返れば20代後半からいろいろな職場で早朝出勤を続けてきました。
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