バブルの頃#135:4月
会社に新部門を新設してもらい、マーケティング課という名称をつけた。マーケティングマインドをもって毎日明るく仕事をしていこうという組織になればいい。定型的な業務で日銭をかせぐ集団には、中期計画とか現実的な将来計画とかいう姿勢なり考え方は馴染まないような気がするが、ひとつの意思表示である。
2003年4月5日(土)以下を加筆
あるメルマガ発行者のコメントを紹介します。「人それぞれ強みと弱みを持っている。プロジェクトビジネスでは、その人の強みを上手くブレンドしてシナジーを出す事がポイントだ。そのためには、メンバーの持ち味と性格を十分理解する必要がある。その人の得意とする面でプロジェクトに参加して頂く。性格的に弱い面を理解して、弱い面がプロジェクトに影響しないように配慮する。メンバーがメンバーの弱い面を理解し、カバーしあう事ができれば良いチームができあがる。そうするには、メンバーのマインドが一点の目標に向かい、お互いがコミットしていないとダメだ。なかなかできないのが現実だ。人の持ち味は、メールの文面に見え隠れする。少なくともそれを読める 洞察力を日頃から養っておくべきだ。」
本編は、転職をキーワードにして第3部まで展開してまいりました。実際には、キーワードとして展開というよりは、子供たちへの父の言い訳から始まったメールマガジンでした。現在の第3部がバブル崩壊後の失われた10年と同じように、個人史では失われた4年となっています。「春のうらら=夢のあと」は隅田川の船下りの現場で、東京港お台場の「世界都市博覧会」というバブリーなプロジェクトが一瞬輝き、そして前都知事の中止宣言ではじけていくという、筋書きです。
外資での消耗戦の後遺症から、次は信頼性のある精鋭部隊を編成したいという脅迫観念のようなものが、その後の4年間に影響を与えていました。そこでは、冒頭に紹介した「人の持ち味を理解する」という視点がまったく欠落していたことに、恥ずかしながら今わかりはじめました。本当に、この方法でしか成功しないと感じています。これからのプロジェクトは失敗しないようにやらないといけないのです。ロスを取りもどす時間が残っていませんから。身の回りの出来事すべてを、プラスの面だけ活用していこうと考えています。
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