金言835：去る者は追わず

地方都市出張中に、５年前まで現地で大役をこなしてこられた方とお会いする機会がありました。どうしても会いたいと無理を承知でお願いし、７日後にお越しいただきました。地方でのオンサイトサポートにはよそ者として限界があるので、地元で長く仕事をされてきた方にオンサイトサポートのすきまを埋めていただけないか打診しました。リモートワークの環境がなかったのも理由です。
結果は、ネガティブでした。５年前ならできたといわれました。でも５年前は必要なかったというのが本音です。瀬戸際まで追い込まれての要請ですから、先方にとっては火中の栗を拾うことになります。
自分の会社と資本関係があるわけでもないので、両足突っ込むことはないのですが、健康寿命を引き延ばすため、また、毎日が日曜日とならないため、ボケを遅らせるためなど、いろいろ粉をかけましたが、失望の結果となりました。手伝っていただければ、こちらにとっては好都合なのですが、先方にとってはもう終わったことでした。

去る者は追わず。
しょせん気持ちが離れてしまった人を引き留めることはかないません。