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金言873:ボロは着ていても心の錦は、どんな花よりきれい?

それが何っ!という世界で暮らしてきた一人としては、この一節は通じないのであります。

有価証券取引を始めた頃、初心者として有料無料のセミナーに顔をだし、関連本を読み自分なりに学習しました。ある有料セミナー、チャートの読み方を教えてくれるセミナーで若い講師の容姿と身なりに疑問を感じました。100円ショップで売っているような腕時計をし、普及品の靴を履き、スーツは型崩れしネクタイよれよれ、ワイシャツは形状記憶ノーアイロンというものです。よく覚えています。もし、彼が教えている内容を彼自身が実践してカネに換えているならもっとカネの臭いがする身なりになるのではないかと違和感を覚えました。もちろん、ボロは着ていても黄金持ちかもしれません。しかしながら、儲けたいカネを稼ぎたいという欲があって有料セミナーに顔をだしている個人投資家としては、講師が儲かっていないような第一印象では、セミナーの内容も信じきれません。

自分はこれで儲かりました、皆さんにもその儲かりの秘密を有料で教えましょうという胡散臭い講師とは一線を画しているのかもしれませんが、それにしても貧相で夢がありません。幸運の女神が貧乏神に変装して信者を試しているのかもしれませんが、それはレアケースです。漁師は穴場を隠します、宝くじ高額当選者も当選の事実を隠します、手の内を明かすと損するからです。となると、儲かる秘密を教えますというのには別の意図があるわけです。

反社勢力の幹部は白い大型ベンツに乗り、高級腕時計をして、モデルのようにキレイなおネーちゃんを連れ歩きます。一目でカネがあって、勢いがあることをアピールし、そうではない負け組をけん制します。ボロは着ませんし、心の錦なんて”邪魔くさい”ことは考えません。売れている予備校教師にも同じ臭いがします。ボロを着てオーラを出すのは難しいのであります。

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平史理 taira fumitoshi
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