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金言733:相場師:×、アナリスト○

サラリーマン稼業をやめ、先輩とソフトウェア会社を立ち上げたことがあります。
情報システム構築の提案をする際、与信で門前払いを避けるため資本金は1000万円にしました。最初の10か月は現金収入がありませんでした。仕掛り中の案件はあっても納品・検収後2か月の支払い条件では仕方ありません。
そういう中で、新規にクレジットカードを申し込んだ際、キャッシュフローの足しにするために有価証券取引もやっていたため、職業欄に「相場師」と記入しました。クレジット会社の審査が通りませんでした。次に別のクレジット会社で、職業欄に「ITコンサルタント」と記入したところ、審査が通りました。
市場動向を見て顧客に最良の情報システム構築を提案するコンサルタントと、相場動向を分析して儲かる有価証券取引を占う相場師は、証券会社アナリストと作業内容に大差ないと想像します。ですが、反社勢力とのグレーな関係が臭う相場師は、門外漢には同じ業界のような類似点を持つと思える金貸し業者から嫌われていたようです。
金融業者の事務方は、仕事の中身が大差なくても社会的に信用度の高い方で記入してもらわないと、ワークフローが進ない仕組みになっているのでしょう。

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平史理 taira fumitoshi
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