見出し画像

ため息22:2番を目指してはいけません

「NO.1よりONLY1」が流行ったことがありました。
業界で首位の座を勝ち取るより業界で異色、他にないという差別化を表現するほうが敷居が低いような気がします。
ただし、横並び、目立たないように、また多数が選ぶ無難な方法を好む人にはONLY1は冒険です。今までやったことがないでしょうから、無理があります。

でも、1位が無理なら2位を目指すというのはやめたほうがいいです。
1位と2位の間には、超えられないほど深いギャップがあります。それに消費者が1番がだめなら2番でいいという選択をしてくれるとは限りません。
琵琶湖が1番、では2番目に大きな湖は? 富士山の次に高い山は?
1番を選ぶ消費者は、2番を相手にしません。1番がだめなら、2番ではなく他の尺度で選ぶ可能性があります。価格、デザイン、サイズ、省エネ度などの個別分野ではNO.2より優位性のあるランク外の会社があるはずです。それぞれの会社は、それぞれの得意分野ではNO.1だからです。

だから、NO.2を目指してはいけません。

いいなと思ったら応援しよう!

平史理 taira fumitoshi
いただいたサポートはこれからやってくる未知のウイルス感染対策、首都直下型大地震の有事対策費用に充当します。