金言267:ネクストステージの始まり
昨年は喪中はがきが目につきました。今年も、ご自身が親族の中で最年長者となる団塊の世代が増えることでしょう。60代後半の多くの人が、誕生月が来ると、他人の無責任な行動から生じるリスクを何回も経験してきたサラリーマン生活の終わりとなりますが、これは人生の終わりではありません。
次の舞台が待っています。セカンドステージでの役柄は、「自らが意思表示し、リスクを自らが取る人」です。デシジョンメイキングがリスクテイキングと表裏一体をなしている、極めてシンプルな設定です。自分の責任を肩代わりしてもらうことはないかわりに、他人のリスクを負うこともありません。思えば、サラリーマンになってから、他人に肩代わりしてもらったことが何度あったでしょうか。
助けられるより、巻き添えになることのほうが多かったような気がします。会社のため、上司や仲間のため、美しい国、日本のサラリーマン稼業が続きました。
野球でもサッカーでも、敗戦の責任は監督がとります。企業活動でも、事業の失敗の責任は社員ではなく経営者がとらなければなりません。もちろん、税金を無駄遣いする高級公務員も例外なしです。今月末にはコロナ禍で東京2020を強行し、安全・安心と題目を唱え続けた首相が退きます。でも、失政の責任を取って辞めるとは口にしません。勝ち目がないので再選を諦めたことを国民の多くが理解しています。
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