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金言577:非常時のファイナルアンサー

大学生の頃、赤線Zの先輩から学んだこと。
「攻めるときは、壁の厚いところを狙う。守りの手薄なところとか、弱い部分を攻めて突破するのは、物取りにしか過ぎない。全力で最も厚い壁にぶつかり突き破る。これが攻めるということだ。ノーマークで漁夫の利を得るのはテロリストだ。」

昨今の株屋さんの言葉を使えば、「ハイリスク・ハイリターン、ローリスク・ローリターン」となるのでしょう。しかしながら、これは多少の負けは想定内で余裕のある平常時の戦術です。余裕がなくなるとハイリターンを狙って弱気相場を転換しようとします。一発逆転狙いの戦術は玉砕になるので論外です。

結局、この先輩も玉砕前に手薄なところを攻めて帳尻を合わせました。何はともあれ、非常時のファイナルアンサーに自分なりの美学を持ち込めば、シナリオが崩れた場合にロスカットがしやすいような気がします。

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平史理 taira fumitoshi
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