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ため息506:重要な会議の上席には必ず空席をひとつ設けます
重要な会議では、かならず上席にひとつ空席を設けます。創業者・故会長の席です。常に故会長が臨席していることを意識し、ご遺訓に照らし、現在の課題を故会長ならどう処理するかを考えながら、会議し、意思決定をしていきます。
思い出話
あるとき、本社男性従業員全員が集められ、名札のある席につくよう指示されました。そして、長時間にわたって、故会長にまつわるエピソードが二代目の側近たちによって語られました。先代が亡くなってから入社した本社勤務の男性従業員がターゲットでした。先代会長の思い出話を追体験するよう会社は求めました。
経営幹部の思い出話をききながら、この人たちの意図は何かと考えながら、ふと窓の外に視線を移しました。この瞬間を見逃さなかった某側近を通じて、上司から会議室での不遜な態度について厳重指導を受けました。(顔は知らなくても座席表があるので、不信な態度をとればすぐわかります)待遇と賞与の減額につながる不利益処分を覚悟しなければいけません。
故会長のご遺訓ではなく、ご遺訓にそって日夜業務に精進してきた側近や古参社員・上司とのダイレクトコンタクトで多くを学びました。故会長のおかげです。先人を超えることはできない、ただ、目指すのみといったところです。
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