金言860:勝ち組ベンチャーで通用する合言葉
学生が勤め人になると、小学校から大学までずっと教職員に教わってきたことの一部が、すこし違うということがすぐわかります。極論ではありますが、教職員はカネで買えないモノというのを教育施設で提供して生活費を稼いでいたということ、一方教え子の勤め人はカネでやり取りできるモノを扱って生活費を稼ぐということです。
機会均等とか平等とかいうのも少し違います。私企業で親子関係の企業の格差は親会社の従業員と子会社の従業員にも反映されます。M&Aで喰われた会社も子会社と同じ扱いです。親会社と子会社は譜代と外様の封建制度の雰囲気があります。子が親を喰うことはありません、親は喰われる前に手をうちます。経営陣を入れ替えるとか、商権を取り上げるとか、事業再編して儲かる事業は親会社、儲からない事業は子会社に仕分けするということで親会社の優位性を維持します。私企業における格差は、従業員の属人的な能力差により発生することは、自分なりの経験ではレアケースです。
もし、勤め人でも上を目指したいという野心のある学生は、子会社からスタートしてはいけません。先人は、鶏口となるも牛後となるなかれと教えていますが、それは成長性と優位性が担保された一部の勢いのある勝ち組のベンチャー企業で通用する合言葉のようなものなのであります。
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