LUUPを試してみる
最近展開されている電動キックボード「LUUP」、SNSで見る限り、どうも評判が芳しくない。免許不要な乗り物にしては危険すぎる、という話のようだ。
速度の観点だけで考えると、自転車も普通に20~30km/hくらいで走っているのを見かけるし、土休日に主要道で見かける自転車ツーリングの人たちの中には40~50km/hくらいで走っている人すらいる。つまり速度だけを根拠にするのはよろしくない、ということである。
一方、ドライバーから見て「神経を使う」というのは非常にうなづけるところで、自転車が走っている場合はかなり気を使わないといけない。もちろん道路交通法がそうなっているのだからそれが当然なのであるが…。
あと、「自転車でさえ交通ルールやマナーが崩壊している現状で、LUUPがまともに運用されるはずがない」という話もあり、これは非常に耳が痛い。私も中学生の時に自動車と接触事故を起こすまでは、交通ルールもマナーもへったくれもなかったし、その時に警察官から「自転車も車両なんだから、ちゃんと他の交通に注意して走らないといけない」と懇々と窘められた経験があるからである。
逆に考えれば、自転車において「自転車側からの視点」「自動車側からの視点」を両方経験しているのだから、一度これは実際に試してみるべきかな…とも思った。
たまたま出かける余裕が公休の日にできたので、東名ハイウェイバスで東京まで出て、そこからCOREDO室町テラスの近くまでを使ってみることにした。到着が東京駅でもはずれの方にある日本橋口で、最寄り駅は銀座線の三越前駅で、公共交通で移動するには微妙に不便であり、だからと言って歩くと結構距離があるパターンである。
東京駅日本橋口に到着し、すぐ東隣にある丸の内トラストタワーがLUUPのステーションなのであるが、レンタル自転車のようにいろいろ機器があるのかと思ったら、単に通路に枠線を引いて並べているだけなのに意表を突かれた。
アプリから出発地・目的地を設定し、利用手続きをすると突然ランプが点灯する。リモコンスタートみたいなものか。スマホでの地図利用を前提としているようでホルダーがある。まあ「ながらスマホ自転車」よりは良いか。
歩道は走れず車道のみ走行可なので、道路を渡るまでは歩きである。
勢いをつけながらハンドルの加速レバーを操作するが…。
突然猛加速になった。なんだこれは…。
幸い目的地へのルートはあまり車もなかったので、いろいろ試してみるが、どうやらレバー操作で加速度の加減も付けられると分かった。とにかく自転車レーンを走って、降りるときには歩くくらいの速度まで落として降りて歩行者に変われば問題はないはずである。
すこし遠回りになりながらも、どうにか14分くらいで返却場所の日本橋アイティビルにたどり着いた。返却は撮影をして送信するスタイルであるが、この点は「ぶつけたのに平然と返却も可能」なカーシェアよりは上なのかもしれない。
とりあえず思ったのは、加速が半端ないので、いきなり猛加速でどこかに突っ込む事象がありそうな気がする。免許制とまではいわないが何かしらの講習を用意する必要はあるのではないかと思った。
あと、これは自転車にも言えることであるが、後部確認ミラーは欲しい。
自転車レーンが路上駐車の車でふさがれている場合は右に膨らまざるを得ないのだが、後方確認なしでいきなり右に膨らんだら後続車のドライバーの寿命は確実に縮まる。速度落とし気味で右後方と前方を交互に見ながら…とやっていれば、車の方も「自分に気づいていることが分かる」からまだよいと思うが、自転車の走り方を普段見ている限り、たぶん誰もやってなさそうである…。
それなら、せめて後部確認ミラーは標準装備にしてほしい。
今回の移動パターンのように公共交通でも徒歩でも微妙なパターンは存在するわけで、その隙間を埋めるツールの存在自体は否定するものではない。
しかし、この後運用や構造がどう変わっていくのか、それとも変わらないままになってしまうのかは利用者次第ということか。
ここからは余談。
今回の誠品生活日本橋での買い物かご。
余談2つ目。
誠品生活日本橋の後はツクヨミメイドカフェ秋葉原店で5回目のご帰宅(実はこれが本来の目的だろうという気もしなくはない^^;)。
今回は排骨滷肉飯を注文。排骨は別添えになっていて、お絵描きがあるのだが、そもそも排骨のお皿にお絵描きをするメイドカフェは他に存在しないだろうと思う。
あと、公式X(Twitter)で皮蛋豆腐が紹介されていたのでそちらも食べてみたくなったので、蛋餅と一緒に注文…。
蛋餅のお皿にもお絵描きがあるのだが、そもそも蛋餅のお皿にお絵描きをするメイドカフェは他に…いやそれ以前に皮蛋豆腐を出すメイドカフェが他に(以下同文)。