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臭臭鍋を出すお店に行ってみた

コロナ禍の真っ最中で海外に行けない時期、台湾の旅行会社であるKKdayで、いろいろ通販メニューが充実していたことがある。台湾製の不織布マスクなどは私も購入してみたが、考えあぐねていたら通販が終わってしまったというものもある。なんと、その時には臭豆腐が通販で売られていたのである。

臭豆腐は、字の通り臭い。それも、食べ物の匂いを表す形容詞としては絶対ふさわしくないような種類の匂いなのである。しかしながら、思い切って食べるとなかなか美味しい。その上、何度も台湾に行くうち、いつか気にならなくなってくる。いやもちろん夜市などで匂い自体はあると分かるのだが、そんなに気にならなくなってきている。台湾のコンビニでも茶葉蛋は「当たり前」で気にすらしなくなっているし、つまり慣れたということだ。

前回ツクヨミメイドカフェ秋葉原店に行ったときに、店長さんとの会話の中で「コロナ禍の時、臭豆腐が通販で売られていたことがあるんだよ~」と話をしていたのだが、今どうなっているんだろうと思ってネットを検索してみて、見つけたのが「ボイリングポイント」という店なのである。

どうも台湾人がアメリカ・ロサンゼルスで起業したチェーンで、そこから日本に渡ってきたようである。そのせいか台湾には工場はあるが店舗はない。
しかしながら、看板メニューの「ハウススペシャル鍋」、華語で書くと「招牌臭臭鍋」で、「臭臭鍋」という文字自体は台湾でよく見るし、副菜にも「麻辣臭豆腐」がある。
そして、KKdayが販売していた臭豆腐は、この会社の製品だったのである。台湾の旅行会社に「台湾の味を日本でも」といって通販の品物に選ばれるくらいなのだから、これは間違いないだろう…と思って、10月13日に早速行ってみることにした。


今回は渋谷に出るということで、田園都市線を利用してみた。中央林間駅の近くの駐車場に車を止め、久々の田園都市線乗車である。ここ十数年くらい、たまに田園都市線を利用するといつも東武車だったりしたが、非常に久々の東急車である。

田園都市線利用で久々に東急車に当たった

ちょうど急行が発車するところで、座っていけるのならこれでいいやと乗り込み、一路渋谷へ。

渋谷の街並み

実のところ、渋谷からバスに乗ったことはあっても渋谷の街歩きは学生時代からほとんど縁がなく、30年以上前の学生時代に東急ハンズ本店に行ったくらいの経験値しかない。なので街の印象も語れるような経験値はない。
そんな街に行く気になるのだから、私にとって「台湾がらみ」というのはなかなか強力なキーワードなのかもしれない。

ボイリングポイント渋谷店

グランド東京渋谷ビルの3階に行く。カウンター席もあるようだが、さほど混雑していないらしく、1人であるにもかかわらずテーブル席に案内された。店員さんの話し方からすると、中国語圏の国の人のようである。
注文はスマホでQRコードを読み取り画面から注文する方式だが、これスマホない人はどうなるのかなぁ…と思いつつ、招牌臭臭鍋と麻辣臭豆腐を注文。鍋スープの辛さを選べるようだが、今回は辛さは足さないことにした。飲み物は養樂多緑茶を選んでみたが、これで3000円を超えてしまった。ちょっとランチにしては高額だなぁ…。

鍋より先に運ばれてきたのは麻辣臭豆腐。

麻辣臭豆腐。上に載っているのはもちろん香菜(パクチー)

テーブルに置かれてすぐに、あの匂いが鼻についた。そうそう、こういうすごい匂いなんだよ臭豆腐は!!と思ったが、スマホで撮影している間にもう気にならなくなった。慣れとはすごいものである。もっとも、店全体に匂いが散っていないあたり、やはり匂いは抑え気味なのかもしれない。
すぐに鍋本体も到着。一人用鍋で、固形燃料に火をつけると次第にぐつぐつ煮立ってくる。

招牌臭臭鍋。ご飯が1杯ついてくる

そういえば台湾で火鍋店に行ったことがないのだが、こんな感じなのだろうか…と思いながらいただく。麻辣臭豆腐が結構辛く、これだけでご飯が半分なくなってしまった。レビューなどで「量が少ない」という意見がいくつもあったのだが、いざ食べてみると結構分量が多く、鍋スープを辛くしていたら絶対ご飯が足りなくなっただろう。

很好吃!!

これでお腹がいっぱいになってしまった。

会計に向かう途中の物販コーナーで、なんとレトルトパックの麻辣臭豆腐を発見!!
これこそが、KKdayの通販で売られていたものだろうと思い、購入。2~3人前で1100円となかなかの価格であるが、これがレトルトで売られていること自体がすごい。

レトルトパックの麻辣臭豆腐

結局4000円以上の会計となり、店を出たのであった。


ここから余談、まずは銀座線で三越前下車、誠品生活日本橋へ行っていろいろ買い物。

誠品は一応書店なのだが、まだ本をここで買ったことがない…

余談2つ目、誠品生活日本橋の後も銀座線で末広町に行き、ツクヨミメイドカフェ秋葉原店に6度目の帰宅である(実はこれが本来の目的?)。

蔥抓餅。お絵描きは店長さんの自画像をリクエスト

店長さんにボイリングポイントで臭臭鍋を食べた話をしたら、店長さんも行ったことがあるとのこと。一方、別の台湾人のメイドさんはボイリングポイントを知らなかったようで「今度行ってみたい」とのこと。どんな感想になるか楽しみにしていよう。

銀絲巻・大根餅

まだ見習い中の台湾人のメイドさんもいて、日本語のキーワードが分からない時があるみたい。ところが私のスマホには注音キーボードが入っているので、詰まったと思ったらスマホを出して打ってもらったりしたので、やり取りには問題なかった…はずである。華語の会話はできないけれど、文字を見ればある程度は分かるし…。
さっき鍋を食べたばかりで、1回目の延長後も軽食主体にしていたのだが、その時間も終わりになるころに「帰ってからご飯何するか考えるの面倒だなぁ」と思い、2回目の延長。

月讀排骨麵

この日は香港人のメイドさんもいて「ウマ娘の影響で本物の競馬にも興味が出て、沙田馬場に行きたくなった」とか話をしていたら、結局4時間半も滞在してしまった。帰路は大手町までLUUPの電動アシスト自転車で移動、そこから急行中央林間行きで帰宅したのでありました。ちなみに帰りも東急車。

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