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残暑日記。

今日は掃除をして久しぶりに銭湯に。それにしても、おふろの王様ってなかなかなネーミングセンスです。しばらく行っていなかったら改装工事が終わったとのことで、靴箱のロッカーの鍵にICタグがついていて、それで入浴も中でご飯を食べる時も、コーヒー牛乳を買うのに至るまで管理して後生産になっていて驚きました。ハイテク…

ひさしぶりに広い湯船に浸かって、うわぁ〜と思いながら、やはり温泉なわけではないのでちょっと物足りず、贅沢に慣れるっておそろしい。それでも気持ちよかったので外の炭酸泉に浸かりながら本を読んでいました。

個人的夏の課題図書「愛するということ」をついに読了。感情があんまり籠っていなければ長文でもいけました。私はこれまで結構フロイト的考え方が多かったのだなと気付いたり、結婚についての「チーム」ではないんだよ本質は!的なところがもう耳に痛いのか目に染みるのかわからないくらい読んでいてグサグサきました。

結婚向いてないかもと10年目にして思います。

愛することについての習練はなかなか面白くて、愛は技術というより、やる気じゃない?と思ったり。でも愛するということは車の運転にちょっと似ていて、基本的なルールや基礎は押さえておいてどこに行きたいかは自分で決めて、習練するのが肝要なのかもしれません。

となんだか茹だっちゃうくらい色々考えて、コーヒー牛乳をプハっと飲んでいました。 私は、人間嫌いなくせに「人間の秘密を知りたい」という欲求が強いのだろうな、と思いました。それが恋愛であったり、セックスであったりというところに反映されていたのですが、なんか、もうそれは十分で、違うアプローチで知りたいと思っています。いまこうして言葉を送っているのも、知りたいから、なのかも。

他にもいろいろ気になる点はあるのですが、とても長くなりそうなのでまたいつか。

家に帰って筋トレをして(今日で七日目!)明日は娘の年に一回の食物アレルギーの負荷試験の検査入院で、私も付き添い入院なので準備をして、冷蔵庫の野菜を一掃し、冷凍庫のものを減らそうとせっせと料理をしました。

だし巻き卵、山芋の素揚げ、ニジマスの塩焼き、ナスのお味噌汁、とろろ、スペアリブのオレンジ煮、ピーマンの煮浸し

料理と筋トレは似ていて、せっせとやれば結果がそれなりに伴うところが好きです。余裕がないとやりたくないけれど、やっていないとどこか居心地が悪いのも似ています。でもたくさん料理をすると洗い物がえげつないので、これまたせっせと鍋やグリルを洗い、食器を食洗機にテトリスのように並べました。俗な生活者っぽいですね。

あと、バガボンドの37巻をひっさしぶりに銭湯で読みました。不覚にも感動してしまいました。
ーー
土に出て働いて やっと人の毒が流れていく
? 何だ人の毒って
恐れ 迷い こいつらにはない 人だけの毒
ーー
この毒を洗い流そうとして、せっせと料理したり掃除したり植物を育てたり、子供を育てているのかもしれません。

虎に翼はまだ見ていますか?めちゃくちゃ興味深い展開になってきて、毎日目がはなせません。

苗字のこと、トランスジェンダーのこと、同性愛のこと(フロムはこれを病気と書いていて時代を感じました)

私も姓を変更するのにうっすらと疑問をもって結婚して、「やっぱりいやだ!」となり、今年全部仕事以外は旧姓表記に戻してもらったのです。

航一さんの「寅子さんの夫と名乗りたい。僕の妻だと紹介したいんです」「寅子さんを妻だと紹介することは、世界中の人にこの人が僕の愛する人だと伝えることです」というのはまさに愛で、なんだかとってもきゅんとしました。結婚とはかくあるべしですね。

「女になるのに何か努力した?」という中村中さん演じるマダムの質問にもどきりとしたし、誰を愛するか、どう愛するか、愛さないか、なんてほんと本人の自由だなと思いました。ヨネさんのように説明が必要な場合もあるでしょうが。

美佐江のことも、結婚も、星家の不穏なムードも色んなことが満載で9月が来るのが怖いような気さえしてきました。こんなにぶっ込んできて考えさせられちゃう朝ドラ、初めてかも知れない。。

虎に翼、周りにがっつり見ている人が皆無なので(母親くらい?)感想長く書いてしまいました。こいつやべーなって思って許して。良いドラマなんですよ。

批判が多くてびっくりしてるけど。多様性というよりも、もともと在った、無かったことにされていた人に光を照らしているだけではないでしょうか、と思うけれどあなたはどう観てるんだろう。

派生して語りたくなるのは良いドラマ。

今日も何だかクタクタです。夜はだいぶ涼しくて、よく眠れると良いですね。おやすみなさい。

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