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本日の読書
「蒼煌」黒川博行(著)
「後妻業」を再読するにあたり、同著者の他の作品も
読みたくなった。
日本画壇、というか日本芸術院の“会員”選挙を巡っての闇、
つまり、賄賂、接待、怪文書、その他の汚れた世界を
描いた良書だと思う。
その取材力、構成には圧倒される。
けれど、登場人物があまりに多く、その読み名も
日本画家だけあって、ひじょうに読みにくく
また、細かいエピソードを「広げすぎ」なきらいがあって
とても頭が混乱する。
本筋と関係があるだろうと、我慢して読み進めたが
意外にそうでもなく、もっとシンプルな構成だったら
もっと面白く読めたのにと、それが残念。
星は☆☆☆★かな。