MV-748-S
A: 朝の出がけ - 二代目鈴木正夫 (千葉)
B: 東浪見甚句 - 初代浜田喜一 (千葉)
(7" ビクター MV-748-S)
レア度:☆☆
内容 :★★★
初代の芸に惚れ込んだ千葉在住の金物商にして稀代のSPレコード・コレクター飯島幸平をパトロン(&弟子)に持ち、多くの千葉民謡をプロ化して吹き込んだ浜田喜一の"東浪見甚句"。初代に長年連れ添った三味線の大川佳子が密かに好きなんですが、彼女の三味線はしっかりとリズム・ギタリストとしての役割を全うしていて、あくまでもシンプルでミニマルながら独特の存在感。余計な前奏や間奏を好まなかったという初代のバンドマンとして、民謡アレンジにおける三味線のひとつの正解を見せてくれている気がします。