MVK-264
A: 秩父音頭 - 吉岡儀作・相沢左門次・中田節子・秩父金子社中 (埼玉)
(7" ビクター MVK-264 1954)
レア度:☆
内容 :★★★★★
入手の容易な民謡レコードの中でまず聞くべき筆頭に挙げられる吉岡儀作の秩父音頭。フリップサイドに"日光和楽踊り"を伴ったSP再発そのままのシングル盤とともに、こちらの一枚もよく出回っています。「助平唄」と言われた 土地の単なる猥雑盆踊りだった音頭の歌詞と節を整え洗練させた町の名士にして医師、俳人、金子伊昔紅の下で働いていたという吉岡儀作はそもそも"木挽き唄"の名手だったとのこと。実際に録音されたのは初吹込みとなったこの"秩父音頭"のみなのが残念です。今の耳では素朴かつワイルドに聞こえるこのDIYインディー・パンクのさらに元ネタの猥雑さとはどんなものだったのか。全人類マスト。