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PLS-7314-NP
A: 最上川舟唄 - 後藤清治 (山形)
B: 左沢音頭 - 海谷清子 (山形)
(7" コロムビア 委託制作盤 PLS-7314-NP 1981)
レア度:☆☆☆☆☆
内容 :★★★★
柳田國男以下、折口信夫、田辺尚雄、中山晋平、藤井清水、町田嘉章など錚々たる顔ぶれが加わった 1940年代の民謡再評価チーム=東北民謡試聴団が「ヴォルガの舟唄以上だ」と評したという勘違い伝説のせいで、地元では「世界三大舟唄の一つとさえ数えられる」と誇る世紀のハイブリッド創作民謡"最上川舟唄"。唄部分というよりは掛け声をベースに作り上げたところに先進性を感じます。
こちらは大江町最上川舟唄保存会自身による一枚ですが、ここで唄う後藤清治はもともと唄い手でもあった編曲者、後藤岩太郎の子孫なのでしょうか、それとも岩太郎が参考にしたという船頭 後藤作太郎と関係があるのか、はたまた地元では代々後藤姓しか唄ってはいけないのか。
B面の"左沢音頭"は節回しもなんてことはない新民謡ですが、秀風会なるポスト・パンク・グループの伴奏がMayo ThompsonプロデュースのRough Tradeからの一曲という感じ。
上から「歓楽街等」のシールで隠された下にはどんな文字があったのか。郷里の誇りを汚す4 letter wordsか。