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#中部民謡

TP-1722

A: やかたおけさ - 二代目浜田喜一 (新潟) B: 岩室甚句 - 二代目浜田喜一 (新潟) (7" 東芝 TP-1722) レア度:☆☆☆ 内容 :★★★★ どことなく初代に寄った喉を聞かせる二代目浜田喜一の"やかたおけさ"。新潟の民謡は土地柄か自然に艶が乗る曲が多いゆえの近似か。越後らしい笛の効いた名演です。 民謡レコードに前所有者の名前が書かれているのはあるあるなんですが、手元の2枚は ジャケありがどこかの小野さんの所有物だったもので、ジャケなしのものが下田

MV-542-S

A: 山中追分 - 初代浜田喜一 (石川) B: 帆柱起し音頭 - 初代浜田喜一 (富山) (7" ビクター MV-542-S 1968) レア度:☆☆ 内容 :★★★★ A面の"山中追分"は、北海道帰りの出稼ぎ船頭が山中温泉に浸かりながら唄っていた"松前追分"から変化したという逸話を持つ"山中節"の大元となったといわれる一曲を北海道出身のプロが再現。実際には追分元唄説は眉唾で近隣の変哲もない甚句がスロウ・ダウンしただけのようですが、ここではほぼ"江差追分"と"山中節

MV-2127

A: 相川音頭 - 初代浜田喜一 (新潟) B: 十日町小唄 - 市丸 (新潟) (7" ビクター 民謡ゴールデン・シリーズ再発版 MV-2127) レア度:☆ 内容 :★★ 民謡のプロには、少なからず土地の匂いを探求しようという者と、自らの個性を追求しようとする者、そのどちらでもない凡庸な者の3種類がいるわけですが、後2者はほとんどの場合「堕す」だけに終わりがち。あふれ出る妖艶な個性と舞台経験に裏打ちされ、何を唄っても浜田喜一でありながら民謡として成り立つ要点を完璧