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センバツ 浦和学院vs和歌山東 見どころ

第94回選抜高校野球 2回戦

浦和学院(埼玉) vs 和歌山東(和歌山)

多彩な投手陣が強力打線をどう抑えるか?


初戦の勝ち上がり

浦和学院は開幕戦で21世紀枠で選抜された大分舞鶴と戦った。0-0で迎えた中盤4回裏に先頭の3番金田が中前打で出塁すると4番鍋倉がセンターへのタイムリー3塁打、続く高山がバックスクリーン右への本塁打と長打力を生かして3点を先制。5回にも金田のセンターへのタイムリー2塁打で1点を加点した。
投げてはエース宮城がノビのあるストレートを内外角に投げ分け、大分舞鶴打線を2安打完封。13の三振を奪う好投を見せた。

和歌山東は初戦の倉敷工戦、序盤から走者は出すもののなかなか得点出来ず1点ビハインドのままゲームが進んだ。
6回に1、2番の連打で1、3塁とし、ダブルプレーの間に同点に追いつく。
試合はそのまま延長戦となり、11回に集中打で一気に7点を奪い8-2で勝利を手に入れた。
エース麻田の丁寧な投球と勝負どころで登板したサウスポー田村、山田の好投が光った。

試合の見どころ

麻田をはじめ、走者を出しても粘り強い投球をする和歌山東の投手陣に対して、浦和学院の各打者がどのように対応していくのかがこの試合の見どころだ。

和歌山東の先発は1回戦同様に麻田と予想する。敗れた倉敷工の打者が「手元で動くボールに対応出来なかった」と言っていたように、麻田に球速はないものの術中にはまるとなかなか捉えきれない。
また中盤以降のピンチでは和歌山東のリリーフサウスポーの登板があるだろう。
浦和学院は1回戦で素晴らしい投球を見せたサウスポー宮城の先発と思われるが、秋に安定感のある投球を見せた金田の先発も考えられる。

戦力ではやや浦和学院が上回るが、接戦の展開になると粘り強い和歌山東に勝機が生まれる。

それだけに浦和学院としては序盤から中盤にかけて主導権を握った状態で終盤を迎えたい。
逆に和歌山東は何と言っても僅差の展開に持ち込みたい。

よって最大の見どころは和歌山東の投手陣の出来となるだろう。

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