私の中の鬼滅〜鱗滝先生黒幕説〜
鱗滝先生黒幕説の吐き出しどころがないので、ここで書いて成仏させる
鬼滅ブームも過ぎ去って久しいけど、ガチのファンの間では鬼滅は不滅なのだ。
かくいう私の友人にも、なかなか気合の入った鬼滅ファンがいる。
未だ鬼滅熱は下がっておらず、
彼女の家に一歩足を踏み入れると、タペストリーにカレンダー、下駄箱の上にマスコット、緑とピンクの和柄の服を着せられた双子がお出迎えしてくれる。
彼女の中では、もはや鬼滅は単なるサブカルではなくライフワークなのである。
(とはいえ最近は、和装キャラに紛れてスポーツユニフォームキャラも出現しだしたので、若干の移り変わりはあるもよう)
そんな彼女に影響され、私も一時期鬼滅の刃を視聴していた。
ところで普段アニメを見ない私は、アニメを見る前には無意識に頭のスイッチを切り替えている。
なんのスイッチかというと、
基本的にアニメはデフォルメされた世界観なので、実写映画なんかよりももっと現実感のないことが起こりますよ、みたいな、
すんなり世界観に入り込める準備体操のようなスイッチだ。
改めて文章化するとめんどくさいですね。こういう頭の硬さが老化なんですね。
でも仕方ないのです。
これをしておかないと、鬼滅の最初の惨劇シーンでも、
鬼に喰われたって言ってるけど、何を喰われたっていうんだろう…?
四肢の欠損もないし衣服も乱れてない(内臓じゃない)し…
え?鬼滅って「人の心に巣食う鬼のような殺人衝動」とか、そっち系の話なの?
ってことは、えっ?実は炭治郎サイコキラー説とかのワクワク展開もあり!?
みたいに思考がとっ散らかってしまう。
そういうしょうもないところに引っかからない心構えが必要なのだ。
こういう茶々を入れたところで野暮なだけだ。
鬼滅ではないにせよ、私だってサブカルファンの端くれなのだ。
スイッチを切り替えて楽しもうとしていた。
ただ、問題が起こった。
鱗滝先生の怪しすぎる言動
お面の件は飲み込む。
炭治郎も突っ込まないし、そういう世界観なので。
一歩間違えたら死、というハードな修行も飲み込む。
高所から落ちたところで、イテテテ、で済む世界線なので。
季節の移ろいや、
修行を通して少しずつ絆が深くなっていく過程は良いですね。
師弟関係の描写も好きです。
「弟子を死なせてしまった。もう死なせたくない」
先生も良い人です。ふざけたお面取れよって言葉は撤回する。
幽霊となった弟子も、先生を慕ってるみたい。
共依存か何かなのかな。
「14人喰った」
そうだね、弟子が喰われたんだね。
弟子がじゅう…
は?
14?
14って言った?
4とかじゃなくて?
先生、最終的に、合計で、14人死んだん?
もうここで、ピーンときましたね。
ああ、なるほど。
なるほどね、そっち系ね。
炭治郎との師弟関係も、前振りだったのね。
わかった、私わかった。
こいつ黒幕だって。
ずっと信じてきた先生が黒幕なのはよくあること
こういう設定ってショックなだけに、定番だけど盛り上がります。
お、お前だったのか!みたいな展開は嫌いじゃない。
だってもう、こんなわかりやすい伏線ある?
14ですよ、14。いくらなんでも多すぎますからね。
先生は裏で鬼と通じていて、デキる弟子を早めに潰しておこうと、鬼退治の試験に送り込んでるわけです。
藤の花の件を炭治郎に教えなかったのも、お面で顔を隠してるのも、、
点と点が、すうーっと繋がっていきます。
鬼のために戦ってきたのに人間たちに迫害された悲しい過去でもあったんでしょう。
妻かなんかに裏切られたのかもしれない。
人間など、鬼より下等な生き物なのだと打ちひしがれたんです。
「せ、先生、、信じてたのにどうして、、!?」
からの、
最後の最後で、鬼を裏切って命をかけて炭治郎を守ってしまう先生。
「どうして、、僕を守って、、!?」
「人間というものは 〜〜 中略 〜〜 すまなかった、炭治郎」
「先生ーーー!」
最後は、鬼のボスもろとも深い穴に落ちてで死ぬんです。
炭治郎の肩に、そっと手を置く禰󠄀豆子(人間に戻ります)
ここまで見えました。
〜完〜
この推察を例の友人にドヤ顔で語ったところ、
「違えよ」と一蹴されたので、蜘蛛山のあたりで試聴を止めました。
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