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第13話 面接前から勝負は始まっていた【JTCからコンサル転職へ】
拙者は、ケース侍田中。
JTCの社内調整業務に辟易し転職活動を始めることにした。
■前回のあらすじ
選考内容は文字で書き起こしてしっかり振り返ろう。
コンサルファームの選考にぽつぽつと出し始めた拙者であったが、面接時間が近づくにつれ、いつも「あがってしまう自分」がいた。
「冷たくて、詰めてくる人が面接官だったらどうしよう(もじもじ)」
「ちゃんと準備したこといえるかな…」
と逡巡してしまうのである。
そんな時、あるファームを受けていると事前に面接官のプロファイルが知らされた。
「面接前に、プロファイルを送ってくるなんて、事前に調べておけという裏メッセージか?なんか、調べないと答えられない事でも聞かれるのか?」
と田中は思い、ググって調べることにした。
調べると、その面接官の企業HP上で顔と経歴が出ている他、インタビュー記事、書籍、動画も出てきた。
流石コンサルファームである。
一旦、拙者は出てきた情報を眺めてみることにした。
そうすると、面接官の顔写真や経歴、記事内容からなんとなく、面接官の人となりをイメージが出来た。
迎えた面接当日、事前に面接官をイメージ出来ていたので、必要以上にあがらずに面接をスタート出来たのであった。
最後の質疑応答では、事前に見た面接官のインタビュー記事や動画の話を聞いたら、面接官が饒舌に話してくれ、いい感じに終わったのである。
面接前に面接官の情報を知れるのは凄い効果だと実感した拙者であった。
―――
田中が効果を感じたように、面接前に面接官を知れることは面接の大きなアドバンテージになる。
予め面接官を知ることで、面接の心構えは大きく変わるからだ。
面接官の公開されている情報は、企業HP等の顔写真や経歴に留まることもあるが、顔や経歴を見てイメージ出来るだけでもかなり緊張は和らぐ。
というのも、初めて対峙した際の、どんな人かな?と考えながらコミュニケーションする負担が減るからだろう。
顔写真や経歴以外にも仕事内容のインタビュー記事、書籍、動画があれば更によい。
面接官のやってきた仕事内容や、考え方を事前に把握出来るので逆質問も具体的にイメージして準備出来る。
なお、実際の選考プロセスではファームから面接官のプロファイルが事前に提示される場合もあれば、特に知らされない場合もある。
特に知らされない場合は、こちらから転職エージェントを通じ企業に問い合わせてもらうのがお勧めである。
エージェントから選考しているファームへの伝えてもらい方は、
「面接時間をより有意義な時間とさせて頂きたいため、差し支えない範囲で、次回の面接官の方のお名前、職位、職歴等を共有頂けないでしょうか」
といったトーンでよいだろう。
もちろん、個人情報の観点から、面接官のプロフィールを伺っても開示されない場合もあるが、聞ければ儲けもんなのは間違いない。
転職活動は人生を左右する。前のめりにいこうではないか。
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戦略ファームを志して内定する迄どの様に取り組まれたか、戦略ファームに転職された後の業務やギャップも綴られています。
今後、戦略ファームを目指される上で大きな刺激・参考となるはずです。